こんにちは、isukoです。
ヘッドホンはカナル型イヤホンのように耳の中に入れないので、カナル型イヤホンと比較すると耳にやさしいです。
また、イヤホンと比べて音質に優れていることが多く、私はイヤーカフイヤホンと併用して、ヘッドホンもよく使っています。
最近ではワイヤレスヘッドホンも多く登場しており、ケーブルを気にせず使えるようになりました。
以前Haylou様からHAYLOU S30をご提供いただき、レビューしました。
そのHAYLOU S30の改良版ということで、HAYLOU S40が発売されましたが、かなり進化したと感じました。
今回は、HAYLOU S40をレビューします。
HAYLOU S40 開封

パッケージ表面には製品の写真やハイレゾオーディオ認証のマークなどがあります。

パッケージ裏面には製品の説明や技適マークなどの表示があります。

パッケージを開封すると、中にはヘッドホン本体とUSB-C to Cの充電ケーブル兼オーディオケーブル、着脱式のマイクブーム、説明書が入っています。


重さは292.4gで、マイクブームを取り付けると298.6gです。
HAYLOU S40 ペアリング方法
最初は電源をオンにするだけでペアリングモードになります。
2台目以降は電源オフの状態から電源ボタンを長押しすることでペアリングモードになります。
ただし、ペアリングモードになっているというアナウンスがないため、わかりにくいです。
ペアリングモードになったあとは、接続したいデバイスのBluetooth設定で「HAYLOU S40」を選択することでペアリングできます。
ただし、最初はマルチポイントはオフになっているので、アプリでオンにする必要があります。
HAYLOU S40 レビュー
デザイン

基本的には一般的なヘッドホンという形状です。
全体的にマットな塗装で、イヤーカップの接続部分がメタリックな塗装になっており、高級感も少し感じられます。

イヤーカップの外側にはHaylouのHの文字が大きく入っています。

ヘッドホンのサイズは9段階で調整できます。

折りたたんでコンパクトにできます。

左側のイヤーカップの接続部分の裏側には技適マークなどの表示があります。

右側のイヤーカップには操作ボタンや端子類が集中しています。
操作ボタンは電源・再生/一時停止ボタンと音量ボタン、外音取り込みモードの変更ボタンです。
USB-Cポートは充電とヘッドホンの有線接続を兼ねています。
マイクブーム取り付け用の端子もあります。

イヤーカップの内側にはLとRの文字が大きく書かれています。

イヤーカップの内側のクッションは厚みがあり、クッション性が高いと思います。

ヘッドバンド部分のクッションは、イヤーカップ内側のクッションと比べると薄いです。

マイクブームは自由度高く曲げられます。
マイクブームにミュートボタンはありません。
装着感
側圧はちょうど良く、側圧が強いために痛みを感じるということはありませんでした。
ただし、長時間装着していると、私の場合は頭頂部が痛くなってきました。
音質

S40は、40mmと20mmの2つのダイナミックドライバーを同軸に配置しています。
リファレンス環境は以下の記事をご覧ください。


LDAC接続、外音取り込みモードはオフ、イコライザーはデフォルトで音質をチェックしました。
全体的に空間が広く、ボーカルが気持ちよく伸びる音質です。
しかし低音は控えめで、シャカシャカとした感じがあります。
次にそれぞれのリファレンス曲での感想を紹介します。
ロック系の楽曲では、低音は弱めでシャカシャカとした印象です。
ボーカルは少し遠めですが、気持ちよく伸びています。
芯はもう少しほしいと感じましたが、響きがあります。
シンバルなどの高音は適度なキレと響きがあります。
さまざまな音が混じるサビでは、低音は物足りないですが、他の音は分離感があると思います。
ボーカルのサ行やタ行の声は刺さる感じではありません。
J-POP系の楽曲では、シンセサイザーや打ち込み系の音はあまりリアルな電子音という感じではありません。
響きがあるため、ASMRには不向きかもしれません。
空間はかなり広いです。
ボーカルが広い空間で伸びていく感じで、気持ちよく聴けます。
最後の語りの部分では、声のかすれ感が強調されすぎているように感じ、リアルではないと感じました。
洋楽ポップス系の楽曲では、低音は軽めです。
低音とボーカルのバランスは、ボーカルのほうが強いです。
サビの前の語りのような部分は違和感がありますが、サビに入ると気持ちよく聴けます。
EDM系の楽曲では、モニターヘッドホンでは前方から低音が聴こえるのですが、それが聴こえないので、左右からだけ音が流れているような違和感があります。
生楽器の質感はリアルに感じました。
サブベースが体に響くような感じではありません。
男性ボーカルは違和感はあまり感じず、気持ちよく聴けます。
クラシック系の楽曲では、音量の変化はそれほど大きくないと感じました。
ヴァイオリンはウォームな感じですが、ややこもっているように感じます。
音が止まるべきときに止まり、適度な余韻で美しいです。
S40のUSB-Cポートにデータ転送対応のUSB-C to Cケーブルを接続し、スマートフォンなどに接続することで、有線接続で音楽を楽しめます。
有線接続ではより音がクリアになります。
気のせいかもしれませんが、電源をオンにした状態で有線接続したときと、電源がオフの状態で有線接続したときでは音質が異なると感じました。
電源をオンにした状態で有線接続した場合、全体的に非常にクリアで、低音もよく出ているように感じました。
無線接続で感じた違和感が有線接続ではほとんど感じなくなり、かなり高音質です。
接続性
Bluetooth 6.0とマルチポイント、LDACに対応しています。
ただし、LDACはマルチポイント、空間オーディオと併用はできません。
また、音質重視のLDAC接続では接続が安定しないように感じました。
有線接続に対応しており、データ転送対応のUSB-C to Cケーブルで接続できました。
有線接続時も外音取り込みモードを変更できます。
ただし、有線接続時は電源ボタンでの再生・一時停止はできませんでした。
操作性

物理ボタンで電源のオン・オフと再生・一時停止、音量の操作、曲送り・曲戻し、外音コントロールモードの変更、風切り音低減モードのオン・オフができます。

右側のイヤーカップの外側にはタッチセンサーが搭載されています。
ダブルタップで再生・一時停止をしたり、長押ししているときのみ外音取り込みモードにしたりできます。
装着検知センサーはついていません。
ノイズキャンセル性能
ANCモードとアダプティブANCモードの2つのノイズキャンセリングモードがありますが、私の環境ではどちらも強さに差は感じませんでした。
全体的に小さくはなっていますが、無音という感じではありません。
音声を再生するのには十分なノイズキャンセル性能です。
外音取り込み性能
こもった感じがします。
高音の音が強めに聞こえてくる印象です。
マイク音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
マイクブームなしの場合、静かな環境ではかなりクリアです。
60dB前後のレストランの音を流した環境では、周りの音をかなりカットできています。

マイクブームありの場合、静かな環境では、よりクリアで、声の音量が増しました。
60dB前後のレストランの音を流した環境では、周りの音がほとんど聞こえないレベルまでカットされています。
声もクリアに届けられており、かなり優秀です。
バッテリー
バッテリー容量は650mAhです。
外音取り込みモードオフで最大90時間、外音取り込みモードをオンにした状態で最大60時間使用可能としています。
10分の充電で最大5時間使用できる急速充電に対応しています。
アプリ
「Haylou Sound」アプリでヘッドホンのカスタマイズができます。
Bluetooth接続時のみ使用でき、有線接続時は使用できません。
ログインなしでも基本機能は使えます。

ただし、「サウンドマーケット」やファームウェアアップグレードにはログインが必要です。

「ステート」タブでは、バッテリーの残りパーセントを確認できます。
外音取り込みモードを変更できます。

低遅延のゲームモードを搭載しており、AAC接続時に100msほどの遅延が、50msほどになりました。
マルチポイントとLDAC、空間オーディオのオン・オフができます。

LDACはマルチポイントと空間オーディオとは併用できません。

空間オーディオは精度が高く、スピーカーで音が鳴っているように感じられます。
「ダイナミック」では頭を動かすと音が出ている場所が固定されているように感じられます。
ただ音の厚みは失われているように感じました。

「サウンド」タブでは、イコライザーを調整できます。

ログインなしでも5つのプリセットからイコライザーを選択できます。

ログインすることで「サウンドマーケット」からもイコライザーを選択できます。
現在は4つだけですが、今後増えてくるかもしれません。

「基本音」の右側のプラスマークをタップすることで、カスタムイコライザーを作成できます。
10個の音域を-6から+6までの13段階で調整できます。

「設定」タブでは、ファームウェアのアップグレードができます。
ただし、ログインが必要です。
カラーと価格
カラーはホワイトとブラックの2色展開です。
Amazonでの通常価格は7,989円です。
まとめ
今回は、HAYLOU S40をレビューしました。
良い点
- マットな塗装で高級感がある
- 9段階でサイズ調整可能
- 折りたたんでコンパクトにできる
- 側圧がちょうど良い
- 空間が広く、ボーカルが気持ちよく伸びる音質
- 有線接続でさらに高音質
- LDAC対応
- マルチポイント対応
- 有線接続時も外音取り込みモードを変更可能
気になる点
- ペアリングモードのアナウンスがない
- 長時間使用していると頭頂部が痛くなってくる
- マイクブームにミュートボタンがない
- Bluetooth接続では低音が控えめ
- 外音取り込みがこもった感じ
- LDACはマルチポイント・空間オーディオと併用不可
- 装着検知センサーなし
良い点・気になる点をまとめると上のような感じです。
Bluetooth接続では低音が控えめな点や、長時間装着すると頭頂部が痛くなる点は気になりました。
外音取り込み性能もこもった感じがあり、自然さは物足りないです。
しかし、Bluetooth接続でも空間が広く、ボーカルが気持ちよく伸びる音質は魅力的です。
有線接続するとさらにクリアで高音質になるのもうれしいポイントです。
マイクブームを使用すると騒がしい環境でもクリアに声を届けられるので、通話やゲームにも向いています。
約8,000円という価格でこれだけの音質と機能性を備えているのはコストパフォーマンスが高いと感じました。


