こんにちは、isukoです。
ヘッドホンは耳をふさがないので、耳への負担が少ないです。
また、その大きさからイヤホンより音質が良いことが多いので、私はイヤーカフイヤホンと併用して使っていることが多いです。
最近は安くても高性能なワイヤレスヘッドホンが増えています。
そんな中、QCYから発売されているQCY H3Sもコストパフォーマンスに優れています。
今回は、QCY H3Sをレビューします。
QCY H3S 開封

パッケージ表面には製品のイラストが描かれています。

パッケージ裏面には製品の説明や技適マークが表示されています。

パッケージを開封すると、中にはヘッドホン本体とUSB-A to Cケーブル、説明書が入っています。

重さは246.9gです。
ペアリング
最初は電源をオンにするだけでペアリングモードになります。
2台目以降は、電源オフの状態から電源ボタンを長押しし続けることでペアリングモードになります。
ペアリングモードになったあとは、接続したいデバイスのBluetooth設定で「QCY H3S」を選択することでペアリングできます。
QCY H3S レビュー
デザイン

一般的なヘッドホンという印象です。

イヤーカップの外側にはQCYのロゴマークがあります。

ヘッドバンドとイヤーカップの中間部分には技適マークなどが表示されています。

大きさは11段階で調整できます。

折りたたんで小さくできます。

イヤーカップの内側には大きくLとRの文字があります。

操作ボタンやポートは右側に集中しています。
ボタンのサイズが違うので、感覚で操作しやすいです。
USB-Cポートは充電と、スマートフォンなどへの有線接続を兼ねています。

イヤーカップ内側のクッションは厚みがあり、もっちりとした感じです。
ヘッドバンド内側のクッションは反発が強い感じです。
装着感
側圧は少し強めに感じます。
しかし、クッションに弾力性があるため、痛みは感じません。
長時間使っていると、頭頂部は少し痛みを感じました。
音質

H3Sは40mmと13mmのダイナミックドライバーを搭載しています。
リファレンス環境は以下の記事をご覧ください。


今回はベストエフォートのLDAC接続、外音取り込みモードは「通常」、イコライザーは「デフォルト」で音質をチェックしました。
音質重視のLDAC接続ではプツプツと音が途切れるため、ベストエフォートのLDAC接続にしています。
全体的に低音が控えめな印象です。
ボーカルは語りのような弱い声の場合は違和感を感じますが、声量がある場合は違和感なく聴ける印象です。
次にそれぞれのリファレンス曲での感想を紹介します。
ロック系の楽曲では、低音が物足りず、スカスカした印象を受けました。
ボーカルはちょうど良い距離感です。
もう少し伸びや芯がほしいと感じました。
高音には適度なキレや響きがあり、聴きやすいです。
さまざまな音が混じるサビでそれぞれの音に集中するのは難しく感じました。
ボーカルのサ行やタ行の声は刺さる感じではありません。
J-POP系の楽曲では、シンセサイザーや打ち込み系の音は電子感が強く感じられました。
ボーカルの位置が移動する楽曲では、バイノーラル的な感覚を少し感じます。
空間は広めに感じました。
ボーカルの声の深みは感じられ、自然です。
語りの部分の声は、かすれ感を強く感じました。
洋楽ポップス系の楽曲では、低音のリズム感はあまり感じられません。
低音が物足りない印象です。
サビ以外の部分での女性ボーカルの声の深みが少しだけ物足りなく感じました。
EDM系の楽曲では、生楽器の音はややこもったような響きを感じますが、割と自然に感じました。
サブベースは体に響くような感じではありません。
男性ボーカルは声の深みも感じられ、自然です。
クラシック系の楽曲では、音量の変化を表現できています。
ヴァイオリンの音はウォームな印象です。
もう少し伸びがほしいですが、自然な感じです。
音が止まるのがかなり早く、余韻は感じにくいです。
ちなみに外音取り込みモードをANCモードにすると、かなり低音が強調された印象になります。
QCY H3SのUSB-Cポートにデータ転送対応のUSB-C to Cケーブルをスマートフォンなどに接続することで、有線接続で音楽を楽しめます。
有線接続すると音質はクリアになり、音の伸びが良くなりました。
Bluetooth接続では感じたスカスカ感はあまり感じなくなりました。
深い低音は物足りませんが、全体的にバランスが良くなります。
接続性
QCY H3Sはマルチポイントに対応しています。
また、高音質コーデックのLDACにも対応しています。
ただし、LDACとマルチポイント、空間オーディオとは併用できません。

データ転送対応のUSB-C to Cケーブルでスマートフォンなどと接続することで、有線接続で音楽を楽しめます。
有線接続時も物理ボタンで外音取り込みモードの変更、再生・一時停止ができます。
操作性

物理ボタンで再生・一時停止、音量の操作などが可能です。
曲送り・曲戻し、外音コントロールモードの変更、低遅延モードのオン・オフ、音声アシスタントの起動なども操作できます。
操作の割り当てはアプリで変更できます。
装着検知センサーは搭載されていません。
有線接続時も外音取り込みモードの変更と再生・一時停止が可能です。
ノイズキャンセル性能

全体的に音は小さくなります。
しかし無音という感じではありません。
音楽を楽しむぶんにはちょうど良い性能だと思います。
ただし、ANCモードでは低音がかなり強調された音質に変化する点は注意が必要です。
外音取り込み性能

自然に感じました。
自分の声もこもらないので、装着したまま会話できます。
マイク音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
静かな環境ではクリアですが、音量が不安定な印象です。
60dB前後のレストランの音を流した環境では、クリアではありますが、話したときに周りの音が入ってしまう印象です。
バッテリー
バッテリー容量は750mAhです。
外音取り込みオフで最大102時間、外音取り込みオンで最大58時間使用可能です。
10分間の充電で最大7時間使用できる急速充電に対応しています。
アプリ
「QCY」アプリでヘッドホンのカスタマイズが可能です。

「ステータス」タブでは、ヘッドホンのバッテリー残量を確認できます。

右側の3点のアイコンをタップすると、表示するヘッドホンのカラーを変更できます。

「サウンド」タブでは、モードの切り替えが可能です。
低遅延のゲームモードを搭載しています。
AAC接続時、通常時は100msほどの遅延がありますが、ゲームモードにするとほとんど気にならなくなりました。
ムービーモードにすると、オーディオモードより音に厚みが出たように感じました。
イコライザーの変更も可能です。

7つのプリセットとカスタムイコライザーを選択できます。
空間オーディオは音がばらついてしまっており、良くないと感じました。

カスタムイコライザーは10個の音域を-8から+8までで調整可能です。
外音取り込みモードも変更可能です。

ANCモードは5種類あり、その中で強さを変更できるものもあります。

左右のオーディオバランスも変更可能です。

「設定」タブでは、ボタン操作のカスタマイズが可能です。
音量ボタンの1回押しと、電源ボタンの1回から4回押しをカスタマイズできます。
音量ボタンの長押しは曲送り・曲戻し、電源ボタンの長押しは電源オフで固定されています。
ビープ音量を変更可能です。
アナウンス音が大きいと感じる人もいると思うので、良い機能だと思います。

LDACやマルチポイントのオン・オフができます。
LDACとマルチポイントは併用できません。
カラーと価格
カラーはブラックとグレー、ホワイトの3色です。
Amazonでの通常価格は7,280円です。
まとめ
今回は、QCY H3Sをレビューしました。
良い点
- 最大102時間の長時間再生
- 有線接続に対応
- 有線接続時も物理ボタンでの操作が可能
- マルチポイントに対応
- 低遅延のゲームモードを搭載
- アプリでビープ音量の変更が可能
- ボタン操作のカスタマイズが可能
- 外音取り込み機能が自然
- 折りたたんでコンパクトに収納可能
- 価格が安い
気になる点\
- Bluetooth接続時の音質は低音が物足りない
- ANCモードで音質が大きく変化する
- LDACとマルチポイントの併用が不可
- 装着検知センサー非搭載
- 高音質のLDAC接続が不安定
- 長時間使用で頭頂部に痛みを感じる
- 空間オーディオの質
良い点・気になる点をまとめると上のような感じです。
Bluetooth接続時の音質の軽さや、ANCモードでの音質変化など、気になる点はいくつかあります。
また、LDAC接続の安定性やマルチポイントと併用ができない点も注意が必要です。
しかし、最大102時間というバッテリー持ちは大きな魅力です。
有線接続時の音質は良く、操作も可能なため、有線ヘッドホンとしても優秀です。
機能も豊富で、価格を考えれば非常にコストパフォーマンスが高い製品です。
バッテリー持ちを最優先し、多機能なヘッドホンを手軽に手に入れたい方におすすめです。


