ソニー WF-1000XM4とテクニクス EAH-AZ60を徹底比較 | 繊細ガジェットレビュー
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ソニー WF-1000XM4とテクニクス EAH-AZ60を徹底比較

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こんにちは、isukoです。

先日、ソニーのWF-1000XM4がマルチポイント(2台同時接続)に対応しました。

ソニー WF-1000XM4にマルチポイントが実装 アップデートの方法の解説とマルチポイントの使い勝手をレビュー
ソニー WF-1000XM4のアップデート方法の解説とマルチポイントの使い勝手をレビューしました。音声の再生元の端末の切り替えは非常に高速で、アプリで接続端末の管理が可能です。しかし接続が不安定で、期待していただけに残念でした。

これで同時期に発売されたテクニクス EAH-AZ60とともにマルチポイントに対応したことになります。

今回は、ソニー WF-1000XM4(以降、XM4)とテクニクス EAH-AZ60(以降、AZ60)を徹底比較します。

ソニー WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60を徹底比較

装着感

装着の安定感はXM4のほうが良いです。

しかし耳にかなりしっかり固定される感覚なので、耳の大きさによっては合わない場合がありますし、イヤーピースもうまく選ばないと痛みがあります。

一方AZ60はXM4に比べれば軽い装着感で、やや安定感がない印象ですが、落としたことはありません。

音質

XM4はAZLA SednaEarfit MAX、AZ60はSpinFit W1を装着しての感想です。

また、イコライザーも変更しているので参考程度にお読みください。

音質はAZ60のほうが気持ちよく音楽を楽しめると感じました。

音に伸びがあり、耳にすっとボーカルが入ってくる感覚です。

XM4も音質が悪いわけではありませんが、音楽を聴いていて気持ちいいという感じではありません。

イヤーピースの互換性

どちらも充電ケースに余裕があるので、他社製の有線イヤホン用のイヤーピースの多くを使用することができます。

しかしXM4のほうが軸がやや細めで、装着しても抜けやすいイヤーピースがあります。

一方AZ60は私が試した限りではすべてのイヤーピースを装着することができました。

ノイズキャンセル性能

ノイズキャンセル性能はXM4のほうが高いです。

全体的にXM4のほうがAZ60より一段周りの音を小さくしてくれている印象です。

外音取り込み性能

外音取り込み性能はXM4のほうが高いです。

周りの音を自然に取り込んでくれているという印象です。

マルチポイント性能

マルチポイント性能の安定感という面ではAZ60が優れています。

XM4は一方の接続が切れたり、音声がプツプツになることがありました。

しかしXM4はアプリで接続している端末を管理でき、音声を再生したいほうの端末を選択することで選択した側の音声が流れるようになります。

対応コーデック

どちらもSBC、AAC、LDACに対応しています。

LDACに対応しているので、高音質で音楽を楽しむことができます。

接続安定性

接続安定性はAZ60のほうが良いです。

XM4は片耳からしか音声が流れなかったり、音が歪んで聞こえたりして使いにくいときがあります。

充電ケースからの取り出しやすさ

充電ケースからの取り出しやすさはAZ60のほうが良いです。

XM4は磁力が強いため、取り出すのに少し力が必要な印象です。

充電ケースへのしまいやすさ

充電ケースへのしまいやすさはXM4のほうが良いです。

XM4は磁力が強いため、しっかりとケースに収納され、充電されます。

一方AZ60は磁力が弱めのため、自分で収納する必要があります。

また充電端子に接続されておらず、うまく充電できていないということも多い印象です。

充電ケースから取り出したときの速さ

充電ケースからイヤホンを取り出して2台のデバイスへの接続が完了するまでの時間は、XM4が約13秒、AZ60が約12秒です。

どちらも日本語等でのアナウンスがあるので、長い印象です。

充電ケースの掃除のしやすさ

充電ケース内部はどちらもツルツルとした素材になっているため、掃除はしやすいです。

バッテリーの持ち

ノイズキャンセリング機能オン時の連続使用時間は、XM4は最大8時間、AZ60は最大7時間です。

LDACで接続するとさらに連続使用時間が短くなるので注意が必要ですが、十分長いと思います。

ワイヤレス充電

XM4の充電ケースのみワイヤレス充電に対応しています。

充電台に置くだけで充電ができるので、常に充電台に置くようにしておけば使うときにバッテリーが切れているということはまずありません。

イコライザー

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XM4は5つの音域を-10~+10までで調整することができます。

また「CLEAR BASS」という機能の強さを-10~+10までで調整することも可能です。

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AZ60は5つの音域を-10dB~+10dBまでで調整することができます。

イヤホンでの操作

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イヤホンでの操作はAZ60のほうが自由度が高いです。

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XM4は数パターンから選択する形で、ある程度は自分がわかりやすいようにはできますが、完全に自分の思い通りの操作を割り当てられるわけではありません。

まとめ

今回は、ソニー WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60を徹底比較しました。

WF-1000XM4がマルチポイントに対応する前ではWF-1000XM4のほうが安定した装着感で、ノイズキャンセル性能や外オン取り込み性能も高く、さらにワイヤレス充電にも対応しているので、マルチポイントに対応すれば圧倒的にWF-1000XM4のほうがEAH-AZ60より優れているだろうとおもっていました。

しかしWF-1000XM4のマルチポイント性能が不安定で、マルチポイント性能を重視している私としてはEAH-AZ60のほうがおすすめできるという結論になりました。

ソニーもテクニクスも近々新モデルを発表すると思うので、安定性の向上とさらなる進化に期待したいです。

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