ディスプレイ搭載充電ケースだけが長所じゃない JBL TOUR PRO 2 レビュー | 繊細ガジェットレビュー
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ディスプレイ搭載充電ケースだけが長所じゃない JBL TOUR PRO 2 レビュー

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こんにちは、isukoです。

先日JBL TOUR PRO 2の購入理由とファーストインプレッションを紹介しました。

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今回は、JBL TOUR PRO 2をレビューします。

JBL TOUR PRO 2 スペック

公式サイトより抜粋

  • 最大再生時間(ANCオフ時):10時間
  • 最大再生時間(ANCオン時):8時間
  • 最大再生時間(充電ケース併用):40時間

JBL TOUR PRO 2 開封

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パッケージ表面には製品本体の画像が大きく印刷されています。

周りには製品説明が書かれています。

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パッケージ裏面にはディスプレイ付きの充電ケースが見えるようになっています。

その下には製品の特徴が書かれています。

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パッケージを開封すると、充電ケースが見える形の箱になっています。

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箱を開けると充電ケースとイヤホンの使い方の紙が入っています。

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その下にはイヤーピースと充電ケーブル、書類の入った箱があります。

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イヤーピースはS、M、Lの3サイズ(Mサイズはイヤホン本体に取り付け済み)が入っています。

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ケーブルはUSB-A to Cで、JBLのロゴマークが書かれています。

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書類は説明書や保証書が入っています。

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充電ケースはディスプレイ部分に保護フィルムが貼られています。

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角が丸くなったディスプレイになっています。

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充電ケース背面はマットな感じになっています。

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充電ケース底面にはシールが貼られています。

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充電ケース底面にはUSB-Cポートとボタンがあります。

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イヤホン本体を取り出すと、短いスティックが伸びている形状になっています。

耳に入れる部分は独特な形状になっています。

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イヤホン片耳の重さは6.2gです。

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充電ケースを含めての重さは85.3gです。

JBL TOUR PRO 2 ペアリング方法

最初は充電ケースを充電するかボタンを長押ししてディスプレイをオンにし、充電ケースのフタを開けることでペアリングモードに入ります。

次回以降はイヤホンのタッチセンサーのどちらかを2タップし、2タップ目を長押しすることでペアリングモードに入ります。

JBL TOUR PRO 2 レビュー

装着感

あまり奥までイヤホンが入ってくるという感じではなく、軽い装着感です。

しかし安定感もあります。

音質

イコライザーはフラットな状態に調整して音質をチェックしました。

音質は音の分離感が良く、空間が広く感じました。

どの楽器も集中すればしっかり聴くことができるという印象です。

低音は重低音という感じではありませんがちょうど良い量です。

ボーカルには伸びや芯があり、聴きやすいです。

高音にも十分に存在感があります。

記事公開時点でBluetoothの対応コーデックはSBCとAACのみで、ハイレゾ再生には対応していませんが、十分に高音質です。

さらに今後LE Audioへの対応を発表しているので、より高音質で聴くことができるようになりそうです。

良い点

充電ケースにディスプレイが搭載されている

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なんといっても充電ケースにディスプレイが搭載されているのがTOUR PRO 2の大きな特徴で、良い点だと思います。

このディスプレイから

  • 再生コントロール
  • 音量調整
  • ノイズキャンセルモードの変更
  • イコライザーの変更
  • タイマーの設定
  • 空間オーディオの設定
  • ディスプレイの明るさの調整
  • ロックスクリーンの画像の変更
  • 通話中に自分に自分の声が聞こえる大きさの調整
  • イヤホンを耳から外したときに音声を自動停止するかどうかの変更
  • スマートフォンの通知を受け取るかどうかの変更
  • イヤホンをなくしたときに音を鳴らす機能の使用
  • ディスプレイを光らせてライト代わりに使用する機能の使用

といった操作を行うことができます。

また充電ケースでどの機能を使用するかはアプリから変更することができます。

反応速度も十分で、使いやすいです。

マルチポイント対応

TOUR PRO 2はマルチポイント(2台同時接続)に対応しています。

例えばスマートフォンとパソコンを同時に接続し、パソコン側の音声を再生している状態でもスマートフォンに着信があった場合、そのままスマートフォンの着信を受けることができます。

切り替えも非常にスムーズで使いやすいです。

ワイヤレス充電対応

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TOUR PRO 2の充電ケースはワイヤレス充電に対応しています。

充電台に置くだけで充電ができるので、充電の手間がありません。

タップ操作にフィードバックがある

TOUR PRO 2はスティック部分のタッチセンサーで操作します。

タッチセンサー部分はそれほど広くなく、うまくタップできないこともあります。

しかしフィードバックがあり、タップできたかどうかがしっかりわかります。

Personi-Fi機能が地味だが便利

TOUR PRO 2にはPersoni-Fi機能が搭載されています。

これは自分の聴覚特性に応じて音質を調整してくれる機能です。

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使い方は、まず性別と生まれた年、リスニング経験を選択し、「次へ」をタップします。

jbl-tour-pro-2-personi-fi-2

すると周りが静かかどうか、イヤホンが密閉状態にあるかがチェックされます。

チェックが完了すると聴覚特性のテストが始まります。

テストは音が聞こえている間ボタンを押したままにしておき、音が聞こえなくなったときにボタンから手を離すという方式で行われます。

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テスト終了後、テストのレポートが表示されます。

ここでどのように調整されるがが書かれています。

「試してみる」をタップすることで、調整があるときとないときの音質の変化を知ることができます。

大きな変化ではありませんが、私の場合は音に厚みが出たように感じました。

イコライザー設定の自由度が高い

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イコライザーは10個の音域を調整することが可能です。

かなり自由に音質を調整することが可能です。

ノイズキャンセル性能は高め

ノイズキャンセル性能は高めだと感じました。

低音はしっかり消してくれますし、人の声以上の高さの音も小さくなっていると感じました。

トークスルーモードは周りの音が聞こえやすく、自分の声もあまりこもらない

TOUR PRO 2はアンビエントアウェア(外音取り込み)モードのほかにトークスルーモードがあります。

アンビエントアウェアモードは自分の声がこもって聞こえます。

一方トークスルーモードは自分の声はあまりこもりませんし、周りの音も自然に聞こえるので、イヤホンを装着したまま会話することも可能です。

ただし、トークスルーモードでは再生される音声が小さくなる点は注意が必要です。

ボリュームリミッター機能搭載

TOUR PRO 2には音量を85dB以下に設定して聴力を保護することができるボリュームリミッター機能が搭載されています。

実際に85dB以下になっているのかは確認できていませんが、たしかに途中からボリュームを上げても音量が変化しないように感じました。

しかし音の分離感が良いからか、音量を少し小さめにしても音楽を楽しめると感じました。

気になる点

特定状況下で接続が不安定になる

私はTOUR PRO 2をWindowsパソコンとAndroidスマートフォンに同時接続しています。

パソコンで音声を再生している状態でスマートフォンで音声の出るゲームアプリをプレイすると、パソコン側の音声が再生され続けますが、ときどき音声が途切れたり、音がおかしくなったりします。

2つの端末で同時に音声を再生しているときでないとこの不具合は発生していないので大きな問題にはなりませんが、アップデートで改善できるのであればぜひ改善してほしいです。

充電ケースから取り出しにくい

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TOUR PRO 2は短いスティックがある形状で、充電ケースの穴にスティックがさし込まれています。

そのためその穴からスティックを取り出さなければなりません。

また充電ケース内部に余裕があまりないため、イヤホンをつかむのが難しいです。

スティックを挿し込む部分の掃除がしにくい点も気になります。

割り込み接続は不可

TOUR PRO 2は2台の端末に同時接続している状態でペアリング済みの3台目の端末のBluetooth設定から「JBL TOUR PRO 2」を選択してもこれまでの接続に割り込んで接続することはできませんでした。

2台の端末のみに接続するのであれば問題はないですが、3台以上の端末で接続を切り替えて使用したい場合はすでに接続されている端末から接続を解除する必要があるので面倒です。

できれば割り込み接続に対応してほしいです。

アプリで接続されている端末の管理ができない

TOUR PRO 2はアプリで接続されている端末の管理ができません。

最近はアプリから現在接続している端末を確認したり、接続する端末を切り替えたりすることができるイヤホンやヘッドホンも増えてきているので、ぜひ対応してほしいと思います。

アンビエントアウェアモードは自分の声がこもって聞こえる

アンビエントアウェア(外音取り込み)モードでは周りの音が自然に聞こえますが、自分の声がこもって聞こえます。

TOUR PRO 2にはもう一つトークスルーモードが搭載されており、このモードの場合は自分の声があまりこもりません。

しかしトークスルーモードでは再生している音声がかなり小さくなるので、モードを使い分ける必要があります。

片耳では機能が制限される

TOUR PRO 2は片耳でも使用することができますが、アンビエントアウェア(外音取り込み)モードかオフの切り替えしかできなくなり、イコライザーの設定もできなくなります。

このあたりも設定で自分好みに設定できれば良いと感じました。

タッチパネル部分はせまめ

TOUR PRO 2はスティック部分のタッチパネルをタップすることで操作できます。

このタッチパネル部分はせまめで、うまくタップできていないこともあります。

しかしタップができるとフィードバックがあるため、タップできているかどうかを判断することができます。

空間オーディオ機能は不自然

TOUR PRO 2にはSpecial Sound(空間オーディオ)機能が搭載されています。

しかしSpecial Soundをオンにすると音が軽い感じで不自然に感じました。

通常でも空間は広めだと思っているので、空間オーディオ機能は使用しなくても良いと思います。

まとめ

今回は、JBL TOUR PRO 2をレビューしました。

充電ケースにディスプレイが搭載されていることが注目されがちですが、ほかの機能も優れており、非常に使いやすいです。

機能性だけでなく音質も非常に優秀で、LE Audioに対応するとさらに良くなるのではないかと期待できます。

機能性も音質も良い完全ワイヤレスイヤホンを探している人はJBL TOUR PRO 2が良い選択肢になります。

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