こんにちは、isukoです。
AirPods Proに代表される完全ワイヤレスイヤホンは、コードが邪魔にならず、気軽に使用することができます。
一方で、小型の本体の中に多くの機能を盛り込んでいるため、高価なものが多くなっています。
そのため、完全ワイヤレスイヤホンを試してみたいけど試せないと思っている人も多いと思います。
そんな中、EarFun Free Proは5,000円台という価格の中で、
・ノイズキャンセリング機能
・外音取り込み機能
・IPX5の防水性能
・無線(Qi)充電対応
など、AirPods Proと同等以上の機能を搭載したイヤホンになっています。
今回は、EarFun Free Proのレビューをしていきたいと思います。
基本スペック
※公式サイトより抜粋
- 対応コーデック:SBC、AAC
- 電池持続時間(イヤホン、ノイズキャンセリング機能なし):最大7時間
- 電池持続時間(イヤホン、ノイズキャンセリング機能あり):最大6時間
- イヤホンの充電時間:1.5時間
- 充電ケースのバッテリー容量:400mh(イヤホンを3回フル充電)
- 充電ケースの充電時間:USB-C充電で約2時間、ワイヤレス充電で約3.5時間
- 総重量(イヤホン+ケース):42g
- 防水規格(イヤホン):IPX5
開封
パッケージはシンプルですが、とても5,000円台とは思えません。
開封すると、いきなり本体の入った充電ケースが現れます。
その下には説明書、イヤーフック、イヤーチップとUSB-Cケーブルが入っています。
この価格帯の割には非常に充実しています。
説明書は日本語対応で、画像付きのため、分かりやすいです。
充電ケースは小さくて軽く、片手にすっぽり収まる大きさです。
側面はメタリックのような感じで、安っぽいという感じもありません。
充電ケースを開けて本体を取り出しました。
充電ケース内部はプラスチックのような感じですが、それが軽さに貢献していると感じます。
本体は非常に小さく、小指の第一関節ほどの大きさです。
一般的なカナル型イヤホンと比較して、耳に入る部分が短そうな形状をしています。
EarFun Free Pro レビュー
装着感:カナル型が苦手な人でも違和感が少ない
カナル型の割には耳の奥までは入らない形状で、カナル型イヤホンが得意ではない私でも違和感が少ないです。
また、気圧を調節するベントと呼ばれる穴があり、圧迫感もありません。
イヤーフックのおかげで、イヤホンが落ちそうということはありません。
軽いため、耳への負担もほとんど感じません。
イヤーチップ:柔らかいため、イヤホンを外すとき、ひっくり返る
イヤーチップの軸が短く、傘が柔らかいためか、イヤホンを外すとき、イヤーチップがひっくり返ってしまいます。
手持ちのSednaEarfit Light Shortと装着してみたところ、ひっくり返ることはなくなりましたが、ケースのフタが閉まらなくなりました。
ケースのフタが閉まらなくなると、ケースからアラームが鳴るため、他社製のイヤーピースを使用するのは難しいかもしれません。
(2021年6月23日追記)
SednaEarfit Crystal for TWSは装着してもケースにしまうことができました。
充電:無線(Qi)充電に対応していて便利
5,000円台という価格帯にも関わらず、EarFun Free Proは無線(Qi)充電に対応しています。
充電パッドに置いておくだけで充電ができるのは、非常に楽です。
音質:全体的にクリアだが、低音域の迫力が弱く、高音域が耳ざわりに感じる
音質は、全ての音域の音がクリアに聴こえます。
ただし、そのためか高音域のシンバルなどの音が耳ざわりに感じることがありました。
また、低音域は音が軽い印象で、低音が響いてくるという感じではありません。
(2021年6月23日追記)
SednaEarfit Crystal for TWSを装着したところ、低音の迫力が増しました。
ノイズキャンセリング機能:音楽を聴いている分には十分
ノイズキャンセリング機能は低音域のノイズは軽減されている感覚がありますが、高音域のノイズはほとんど軽減されません。
ただ、音楽を聴いているときには高音域のノイズも気になりませんので、ノイズキャンセリング機能は十分だと思います。
外音取り込み機能:少しこもって聞こえる
外音取り込み機能は、周りの音が少しこもって聞こえます。
会話をするときは外したほうがいいかもしれません。
操作性:誤タップが多く、操作が難しい
操作は以下のものが行えます。
- 再生/一時停止:左/右 ダブルタップ
- 曲送り:右 トリプルタップ
- 音量を上げる:右 シングルタップ
- 音量を下げる:左 シングルタップ
- 電話を受ける/切る:左/右 ダブルタップ
- 着信拒否:左/右 2秒間触れたままにする
- 2つの通話を切り替える:左/右 トリプルタップ
- 音声アシスト機能:右 2秒間触れたままにする
- アクティブノイズキャンセリング/外音取り込みモード/ノーマルモードの切り替え:左 トリプルタップ
- 低遅延モードON/OFF:左 2秒間触れたままにする
- ペアリングモード:左右同時に約3秒間触れたままにする
ペアリングモードを使用することで現在の接続を切断し、すでにペアリングしているデバイスからの接続操作も受け付けるため、接続の切り替えは楽な方だと思います。
しかし、本体が小さいこともあり、ミスタッチが多いです。
特にトリプルタップはうまくタップできません。
また、専用アプリもないため、タップの操作を変更することはできません。
バッテリー:十分な連続使用時間
ノイズキャンセリング機能使用時でも最大6時間の使用時間があるため、普通に使用する分にはバッテリー切れにはならないと思います。
遅延:低遅延モードも搭載し、遅延は感じない
動画を再生し、遅延があるか確認しましたが、通常モードでも大きな遅延は感じませんでした。
さらに、低遅延モードも搭載しているため、さらに遅延なく使用することができます。
防水性能:IPX5で安心
防水性能はIPX5です。
汗をかく環境はもちろん、雨が降っているような環境でも使用できます。
その他:片耳だけで使用可能
どちらかのイヤホンをケースにしまうと両方のイヤホンの電源がオフになってしまう完全ワイヤレスイヤホンが多い中、EarFun Free Proは片耳だけでの使用が可能です。
まとめ
今回は、EarFun Free Proをレビューしました。
良い点は、
・カナル型が苦手な人でも違和感が少ない装着感
・ワイヤレス充電に対応
・音楽を聴く分には十分なノイズキャンセリング性能
・十分な連続使用時間
・遅延が少ない
・IPX5の防水性能
・片耳だけで使用可能
気になる点は、
・イヤホンを外すときイヤーチップがひっくり返る
・音は全体的にクリアに聴こえるが、低音域の迫力が弱く、高音域が耳ざわりに感じる
・外音取り込み機能はクリアではない
・誤操作が多い
を挙げました。
機能はとても5,000円台とは思えないです。
安い完全ワイヤレスイヤホンを試してみたい人は、EarFun Free Proを試してみてください。