オーディオテクニカ ATH-TWX9 vs Technics EAH-AZ60 比較レビュー | 繊細ガジェットレビュー
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オーディオテクニカ ATH-TWX9 vs Technics EAH-AZ60 比較レビュー

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こんにちは、isukoです。

完全ワイヤレスイヤホンは、音質で選んだり、機能性で選んだりと、人によって求めるものが変わってきます。

しかし、そのどちらも譲れないという人もいるのではないでしょうか。

今回は、音質と機能性に優れた完全ワイヤレスイヤホンの、オーディオテクニカ ATH-TWX9(以降、TWX9)とTechnics EAH-AZ60(以降、AZ60)の比較レビューをします。

オーディオテクニカ ATH-TWX9 vs Technics EAH-AZ60 比較レビュー

まず結論ですが、

  • イヤーピース表面を除菌してくれる機能に魅力を感じる
  • ワイヤレス充電がしたい
  • aptX Adaptiveで音声を聴きたい

という人はオーディオテクニカ ATH-TWX9、

  • 5台以上の端末の接続を気軽に切り替えたい
  • できるだけ長時間使用したい
  • LDACで音声を聴きたい

という人はTechnics EAH-AZ60を選択するのが良いのではないかと思います。

(2022年11月19日追記)

ATH-TWX9は、Windows PCとAndroidスマートフォンに同時接続している状態で、PCで音声を再生している状態でスマートフォンで音声が流れるゲームをプレイすると、PC側の音声が流れ続けますが、その音にノイズが入ります。

限定的な状況ですが、マルチポイント接続時にノイズがあるのは注意しておいたほうが良いと思います。

以下で細かく比較していきます。

デザイン

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デザインは大きく異なります。

TWX9はイヤホンはAirPods Proのような軸があるデザインですが、充電ケースはかなり特徴的なデザインをしています。

対して、AZ60は充電ケースは一般的な感じですが、イヤホン自体にはスピン加工が施されていたり、高級感のあるデザインになっています。

装着感

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どちらもしっかりと装着でき、頭を振って外れてしまうということは少ないと思います。

また、イヤーピースを変更することで装着感が大きく変わります。

音質

付属のイヤーピースでは、TWX9は低音が強く、高音が弱い印象で、AZ60はボーカルが遠い印象でした。

しかし、イヤーピースやイコライザーを変更することで好みの音質にすることが可能です。

イヤーピースの互換性

どちらも充電ケースに余裕があるので、有線イヤホン用のイヤーピースも装着可能です。

しかし、TWX9は耳の奥まで入る形状をしているので、完全ワイヤレスイヤホン用のイヤーピースを使用するのが良いと思います。

AZ60に合うイヤーピースについては以下の記事を参考にしてください。

Technics EAH-AZ60にはどのイヤーピースが合うか?
Technics EAH-AZ60に合うイヤーピースを紹介しました。今使っているイヤホンの装着感や音で気になる部分がある人は、イヤホンを変える前にイヤーピースを変えてみてはいかがでしょうか。

ノイズキャンセル性能

ノイズキャンセル性能はAZ60のほうが少し高いと思います。

TWX9は人の声をあまり除去しきれていない印象です。

ただ、どちらも音声を再生してしまえば気になりません。

外音取り込み性能

外音取り込み性能はTWX9のほうが自然で、強いです。

AZ60は自分の声がこもっていますが、TWX89は自分の声も聞き取りやすいです。

ノイズキャンセルモードの切り替え

ノイズキャンセルモードの切り替えはAZ60の方が良いです。

TWX9はノイズキャンセリング、オフ、ヒアスルー(外音取り込み)の3つのモードを順番にしか切り替えられません。

また、モード切り替えにやや時間がかかり、モード切り替え中は音声が小さくなります。

一方、AZ60はすぐにモードが切り替わり、モードの切り替え中に音声が小さくなるということはありません。

3台以上の端末の接続切り替え

TWX9とAZ60はマルチポイント(2台同時接続)に対応していますが、3台以上の端末の接続切り替えも簡単です。

TWX9は専用アプリから接続する端末を切り替えることが可能です。

ただし、TWX9は4台までしか接続を切り替えることができません。

一方、AZ60は接続したい端末のBluetooth設定からAZ60を選択することでペアリングできる「割り込みペアリング」ができます。

こちらは5台以上の接続が可能です。

高音質コーデック

高音質コーデックとして、TWX9はaptX Adaptive、AZ60はLDACに対応しています。

LDACのほうが対応している端末は多いので、あまり端末を気にしなくて良いのはメリットです。

充電ケースから取り出してからの接続の早さ

充電ケースから取り出してから端末に接続するまでどちらも約10秒ほどかかりました。

どちらも起動音が鳴ってから端末に接続するため、接続まではそれほど早くありません。

充電ケースの掃除のしやすさ

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どちらも充電ケース内部はツルツルとしているため、掃除はしやすいです。

バッテリーの持ち

TWX9はイヤホン単体で最大約6.0時間、充電ケース併用時で最大約18.5時間使用できます。

一方、AZ60はイヤホン単体で約7.0時間、充電ケース併用時で最大約24時間使用できます。

できるだけ長く使用したいという人は、AZ60を選ぶのが良いです。

ワイヤレス充電

ワイヤレス充電はTWX9のみ対応しています。

充電ケースを充電台の上に置いておけば、充電ケースのバッテリーの残量を気にしなくて良いのはメリットです。

アプリの使い勝手

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technics-application-home

どちらもアプリ内で

  • ノイズキャンセルモードの切り替え
  • イコライザーの設定
  • 低遅延モードの切り替え
  • 操作のカスタマイズ

などを行うことが可能です。

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また、TWX9はさらに接続する端末を管理することが可能です。

ただし、4台までしか管理することができないので、注意が必要です。

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一方、AZ60はイヤホンでノイズキャンセルのモードを切り替える際に、ノイズキャンセリング、オフ、アンビエント(外音取り込み)のうち切り替えを有効にする2つ以上を選択することができます。

イヤホンでの操作

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AZ60はタッチのみの操作ですが、TWX9はタッチ+軸の部分の物理ボタンでの操作に対応しています。

そのため、TWX9はイヤホン単体で多くの操作をすることが可能です。

ただし、TWX9は操作の割り当てがほとんど変更できません。

一方、AZ60はかなり自由に変更できます。

充電ケースへのしまいやすさ

TWX9のほうが磁力が強く、しっかりと収納することができます。

AZ60は磁力が弱めです。

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また、TWX9は充電端子の部分が耳に当たらない部分にありますが、AZ60は耳に当たる部分にあります。

そのため、AZ60の充電端子には汚れがつきやすく、うまく充電ができないということもあります。

充電ケースの機能

TWX9の充電ケースは独自の形状をしていますが、独自の機能も搭載されています。

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TWX9はイヤホンを充電ケースに収納すると、ケースから深紫外線が照射され、イヤーピース表面が除菌されます。

耳の穴に挿入するものを清潔にしてくれるのは、非常に良い機能だと思います。

装着センサーの有無

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TWX9は装着センサーを搭載していますが、AZ60は装着センサーを搭載していません。

そのためTWX9のみ、イヤホンを外したときに音声の再生が停止し、再び装着すると音声が再生されるようになります。

まとめ

今回は、オーディオテクニカ ATH-TWX9とTechnics EAH-AZ60の比較レビューをしました。

どちらも音質と機能性に優れた完全ワイヤレスイヤホンです。

どちらを選択すれば良いのかはかなり悩みますが、

  • イヤーピース表面を除菌してくれる機能に魅力を感じる
  • ワイヤレス充電がしたい
  • aptX Adaptiveで音声を聴きたい

という人はオーディオテクニカ ATH-TWX9、

  • 5台以上の端末の接続を気軽に切り替えたい
  • できるだけ長時間使用したい
  • LDACで音声を聴きたい

という人はTechnics EAH-AZ60を選択するのが良いのではないかと思います。

(2022年11月19日追記)

ATH-TWX9は、Windows PCとAndroidスマートフォンに同時接続している状態で、PCで音声を再生している状態でスマートフォンで音声が流れるゲームをプレイすると、PC側の音声が流れ続けますが、その音にノイズが入ります。

限定的な状況ですが、マルチポイント接続時にノイズがあるのは注意しておいたほうが良いと思います。

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