こんにちは、isukoです。
JBL TOUR PRO 2は充電ケースにディスプレイが採用されているという独特な進化を遂げましたが、他の性能も優れています。
そして先日テクニクスが同価格帯でEAH-AZ60M2を発売しました。
今回は、テクニクス EAH-AZ60M2(以降、AZ60M2)とJBL TOUR PRO 2(以降、TOUR PRO 2)を徹底比較します。
テクニクス EAH-AZ60M2 vs JBL TOUR PRO 2 徹底比較
デザイン
まず充電ケースでの大きな違いは、TOUR PRO 2にはディスプレイが搭載されていることです。
このディスプレイで再生・一時停止のコントロールや外音コントロールモードの変更などを行なえます。
このような操作はアプリでも行なえますが、アプリの起動までに時間がかかることがあるので、充電ケースのディスプレイでイヤホンが操作できるのは使いやすいです。
一方AZ60M2の充電ケースは一般的な形状ですが、サイズはAZ60M2の充電ケースのほうが小さいです。
またイヤホンの形状はAZ60M2が粒のような形状であるのに対し、TOUR PRO 2は軸が伸びている形状になっています。
装着感
装着感はTOUR PRO 2のほうが耳の手前で装着する感じで、軽いです。
そのぶん少し落としそうに感じます。
AZ60M2は安定して装着することができている印象です。
対応コーデック
対応コーデックはAZ60M2がSBC、AAC、LDACに対応しています。
一方TOUR PRO 2はSBC、AACに対応しています。
TOUR PRO 2はLE Audioに対応予定となっていますが、現状高音質で音楽を楽しみたいのであればAZ60M2のほうが良いです。
音質
どちらもどの音域でもバランスが良く音が出ており、不足しているとは感じませんでした。
AZ60M2はクリアで、音が近くで鳴っているという印象を受けました。
一方TOUR PRO 2は空間が広いと感じました。
耳にやさしい音ですが、距離感が表現できているからか、楽器ごとの分離感が高いと思いました。
マルチポイント
どちらもマルチポイントに対応しています。
TOUR PRO 2は2台同時接続なのに対し、AZ60M2は3台同時接続に対応しています。
AZ60M2はより接続先を意識することなく使用することができます。
TOUR PRO 2は2台同時接続に加え、充電ケースで実質3台同時接続できています。
そのため最初に3台同時接続に対応するのはJBLだと思っていたので、驚きでした。
しかしAZ60M2の3台同時接続はLDACとの併用はできないので注意が必要です。
割り込み接続
割り込み接続とは、ペアリング済みでイヤホンに接続していない端末のBluetooth設定からイヤホンを選択することで、それまでの接続の割り込んで接続することです。
TOUR PROは割り込み接続に対応していませんが、AZ60M2は対応しています。
割り込み接続に対応していることで、現在の接続先を意識することなくイヤホンと端末を接続することができます。
ノイズキャンセル性能
ノイズキャンセル性能はTOUR PRO 2のほうが全体的に周りの音を小さくしてくれている印象を受けました。
一方AZ60M2はノイズキャンセリング機能使用時の圧迫感が少なく、快適に使用することができます。
AZ60M2のノイズキャンセル性能でも音声を再生してしまえば周りの音は気になりません。
外音取り込み性能
外音取り込み性能はAZ60M2のほうが自然で聞き取りやすいと感じました。
ただどちらも自分の声はこもりにくいので、そのまま会話をすることが可能です。
接続性
接続性はAZ60M2のほうが安定しています。
私はパソコンとスマートフォンに同時に接続して使用していますが、AZ60M2では現状接続が途切れるということはありません。
一方TOUR PRO 2はパソコンで音声を再生している状態でスマートフォンでアプリゲームを無音状態でプレイしていると、パソコンの音声が途切れてしまう現象が頻発しています。
私の用途ではそのように使用する機会が多いので、AZ60M2のほうが使いやすいです。
イヤホンの充電ケースからの取り出し、収納のしやすさ
TOUR PRO 2は軸の部分があるため、充電ケースから取り出しや収納に一手間かかります。
また充電ケースがうまく自立しないので、片方ずつ取り外したり、収納したりする必要があります。
一方AZ60M2は取り出し、収納を簡単に行うことができます。
ただしAZ60M2は接触があまり良くないのか、充電端子との接続がうまくできていないことがあるので、注意して収納する必要はあります。
充電ケースの掃除のしやすさ
TOUR PRO 2は軸の部分を収納する箇所の掃除が困難です。
この部分に汚れがたまってしまうと充電ができなくなるリスクがあるのではないかと思います。
一方AZ60M2は掃除しやすいです。
聴力の保護機能
TOUR PRO 2には音量を85dB以下に設定して聴力を保護するボリュームリミッター機能が搭載されています。
音量を大きくしがちという人には役に立つ機能だとは思います。
まとめ
今回は、テクニクス EAH-AZ60M2とJBL TOUR PRO 2を徹底比較しました。
TOUR PRO 2の独特な空間の広さはクセになりますし、EAH-AZ60M2はクリアで音質は非常に良いです。
しかし個人的には接続の安定性でEAH-AZ60M2の方が優勢です。
どちらも音質は優れていると思いますが、機能性も比較しながら完全ワイヤレスイヤホンを選択するようにしてください。