こんにちは、isukoです。
イヤーカフイヤホンは耳をふさがないうえ、メガネにも干渉しません。
さらに軽量なので、扱いやすいです。
そんなイヤーカフイヤホンを、TRUEFREEも発売しました。
コストパフォーマンスが高いといわれているメーカーよりも安い価格ながら、品質は高いです。
今回は、TRUEFREE Clip C10をレビューします。

TRUEFREE Clip C10 開封

パッケージ表面には製品の画像が大きく印刷されています。

パッケージ裏面には製品の説明が書かれています。

パッケージを開封すると、充電ケースとUSB-A to Cケーブル、書類が入っています。


重さはイヤホン単体で5.1g、充電ケース込みで43.2gです。
TRUEFREE Clip C10 ペアリング方法
最初はイヤホンの絶縁テープをはがして充電ケースにしまい、再度充電ケースを開くとペアリングモードになります。
2台目以降は充電ケース背面のボタンを長押しすることでペアリングモードになります。
ペアリングモードになったあとは、ペアリングしたいデバイスのBluetooth設定で「TRUEFREE Clip C10」を選択することでペアリングできます。
TRUEFREE Clip C10 レビュー
デザイン

充電ケースはマットな質感です。
やや角ばった形状をしています。
上面にはTRUEFREEのロゴがあります。

前面にはLEDインジケーターがあります。

背面にはUSB-Cポートとボタンがあります。

充電ケースを開くと、上面の裏側には技適マークなどの表示があります。

イヤホンは丸い部分と細長い部分が組み合わさった形状をしています。
この形状は、どの向きにイヤホンを装着すれば良いのかがわかりやすいです。
細長い部分の外側はカーボン調のデザインのなかにTRUEFREEのロゴがあります。

また側面にはボタンがあります。

接続部分はやわらかいですが、戻る力に不安があります。
だんだんと広がってくるかもしれません。
装着感
少し耳の裏側に違和感があります。
とはいえ、耳が痛くなるというようなものではありません。

しかし、先ほどデザインのところでも紹介しましたが、接続部分の戻る力が弱いです。
だんだんと接続部分が広がってきて、装着感が悪くなってくるかもしれません。
装着時の見た目

上から見ると、耳からは飛び出している印象です。

とはいえ、接続部分は細いので、横から見ると大きな違和感はありません。
音質

イコライザーは「TRUEFREEクラシック」で音質をチェックしました。
低音の量はちょうど良いです。
深い低音も十分に感じられます。
低音の量があると音がこもったような感じになることがありますが、Clip C10はクリアです。
ボーカルの距離感はちょうど良く、伸びや芯も感じられます。
高音にも十分に存在感があります。
個人的には好みの音質です。
音もれ
ふつうに音楽が楽しめる音量で50cmほど離しても、何の曲が流れているかわかる程度には音もれします。
静かな環境で使うのは控えたほうが良いと思います。
接続性
接続までに時間がかかります。
充電ケースのフタを開き、イヤホンの電源が入ると、まずペアリングモードになります。
その後、ペアリングしたデバイスと接続します。
このペアリングモードになる時間だけ、接続を待たなければなりません。
また、私はM4 Mac miniを使用していますが、音がプツプツと途切れてしまうことが多いです。
iPhoneでも外出時に使ってみたところ、あまり人通りのないところでブツブツと途切れてしまいましたが、その後はスーパーの中でも途切れはありませんでした。
一方、マルチポイント(2台同時接続)に対応しています。
2台のデバイスに同時接続できるので、接続するデバイスの切り替えを意識することなく、再生するデバイスを切り替えられます。
そして、左右の区別なく使用できます。
イヤホンを充電ケースに入れて少し待つと、自動で左右が認識されるようです。
操作性

物理ボタンを搭載しています。
タッチ操作の場合、位置調整をするためなどにイヤホンを触ってもタッチセンサーを触ってしまい、誤操作してしまうことがあります。
一方物理ボタンは押せたかどうかがわかりやすいので、操作しやすいです。
操作の受け付けも早いです。
通話音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
静かな環境ではクリアに音声を届けてくれています。
60dB前後のレストランの音を流した環境では、周りの音も聞こえてしまってはいますが、自分の声はクリアです。
バッテリー
イヤホン単体で最大8時間、充電ケース併用で最大28時間使用できます。
バッテリー持ちは良いです。
また、10分の充電で1.5時間使用できるとのことです。
しかし、充電ケースはワイヤレス充電には対応していません。
アプリ
「TRUEFREE」アプリでカスタマイズができます。

このアプリですが、広告がはさまるのが気になりました。

最初の画面では、左右のイヤホンと充電ケースのバッテリー残量がわかります。
低遅延のゲームモードに対応しています。
通常時は50msほどの遅延を感じましたが、ゲームモードをオンにするとほとんど遅延を感じなくなりました。

「コントロールをカスタム」では、イヤホンの物理ボタンの1回押しから3回押しと、長押しの操作をカスタマイズできます。

カスタマイズの自由度は高いです。

「その他の機能」でもさまざまな設定ができます。
ダイナミックEQは有効にすることで、音に厚みが出ます。

「イヤホンを探す」ではイヤホンで音を鳴らすことができたりし、イヤホンを探しやすくしてくれます。
音声ガイダンスの音量調整もできます。
音声ガイダンスの音量が大きいという方もいると思うので、調整できるのは良いと思います。
ムービーモードをオンにすると、空間が広くなるような効果を与えてくれます。
しかし、かなり音が遠くなる印象です。
ちなみに、最初の右上のアイコンをタップすると、他にも設定ができます。

音声ガイダンス言語の切り替えもできますが、これは「その他の機能」に配置したほうが良いのではないかと思います。

イコライザーはプリセットと自分でカスタマイズできるイコライザー、聴覚テストによるイコライザー調整があります。

プリセットは9個のイコライザーが用意されています。

自分でカスタマイズできるイコライザーは8個の音域を-6から+6までの13段階で調整できます。

「聴覚テスト」では音が聞こえるかどうかをテストした結果から、イコライザーを自動で調整してくれます。
ただ、周りの音が聞こえてしまう形状なので、正確な測定は難しいと感じました。
また、聴覚テスト後はイヤホンの音量が最大になったままです。
他のイヤホンではそのようなものはないので、改善してほしいです。
防水性能
IPX5の防水性能があります。
少し水にぬれる程度であれば問題ありません。
カラーと価格
カラーは今回レビューしているブラックのみです。
Amazonでの通常価格は4,680円と非常に安いです。
まとめ
今回は、TRUEFREE Clip C10をレビューしました。
良い点
- イヤホンの装着する向きがわかりやすい
- 音質が良い
- マルチポイントに対応している
- 左右の区別なく使用できる
- 物理ボタンで操作できる
- 通話音質がクリア
- バッテリー持ちが良い
- アプリでのカスタマイズ性が高い
- IPX5の防水性能がある
- 価格が安い
気になる点
- イヤホンの接続部分の戻る力が弱め
- それなりに音もれする
- デバイスとの接続までに時間がかかる
- 相性問題があるかもしれない
- アプリに広告が表示される
- アプリの聴覚テスト後にイヤホンの音量が最大になったまま戻らない
- カラーがブラックのみ
私が使っているM4 Mac miniでは相性問題がありそうなのが非常に惜しいです。
また、イヤホンの電源オン時にペアリングモードをはさまず、デバイスにより早く接続してくれると使いやすくなると思いました。
一方、価格が非常に安いながら、機能性は高いです。
通話音質が良く、バッテリー持ちも良いので、ずっとつけていられそうです。
イヤーカフイヤホンを試してみたいという方におすすめです。
