こんにちは、isukoです。
Technicsの完全ワイヤレスイヤホン、EAH-AZ60を開封、ファーストレビューしてから約1週間が経過しました。
この間、イヤホンはこれのみを使ってきたので、今回はEAH-AZ60を約1週間使用してのレビューをしていきたいと思います。
Technics EAH-AZ60 スペック
公式サイトより抜粋
- ドライバー:直径8mm
- 充電時間(イヤホン):約2.0時間
- 充電時間(充電ケース):約2.5時間
- 充電時間(イヤホン+充電ケース):約3.5時間
- 再生時間(イヤホン本体):約7.0時間(ノイズキャンセリングON、AAC)
- 再生時間(イヤホン本体+充電ケース):約24時間(ノイズキャンセリングON、AAC)
- 短時間充電時再生時間:15分充電、約70分(ノイズキャンセリングON、AAC)
- 質量(イヤホン、片側のみ):約7g
- 質量(充電ケース):約45g
- 対応Bluetoothコーデック:SBC、AAC、LDAC
- 充電ケース:充電端子USB Type-C 形状
- 付属品:USB-A to Cケーブル(約0.2m)、イヤーピース:XS1、XS2、S1、S2、M、L、XL 各2個
Technics EAH-AZ60 約1週間使用レビュー
良い点
非常にクリアで空間の広がりを感じる音質
イコライザーを調整しない状態だと低音が強く、ボーカルが埋もれてしまっているように感じました。
しかし、イコライザーのプリセットとして用意されている「トレブル+」にすることで、ボーカルが非常にクリアでのびやかに聴こえるようになりました。
ただ、迫力が物足りなく感じるので、そのときは同じくプリセットの「ダイナミック」を使用すると、迫力も感じることができます。
(2021年11月13日追記)
イコライザーを上のようにすることで、ボーカルが非常にクリアに聴こえるようになりました。
また、AZ60はLDACに対応しており、ロスレス以上の音質の音楽をワイヤレスで聴くことができます。
ロスレス以上の音質になると、楽器ごとの分離感が増し、迫力がありながらクリアに聴こえます。
ロスレス以上の音楽を聴く場合はイコライザーのプリセットの「ダイナミック」がおすすめです。
軽い装着感
耳の奥まで入っているという感覚はなく、片耳で6.2gという軽さなので、非常に軽い装着感で使用することができます。
優秀なマルチポイント機能
マルチポイント機能とは、2台の端末に同時に接続することができる機能です。
例えば、PCとスマートフォンを接続し、PCで動画を再生しているときに電話がかかってきても、接続を切り替えることなく応答することができます。
EAH-AZ60はこの切り替えが非常に早く、優秀です。
しかし、切り替え直後は少し音声が途切れる場合がありました。
非常に楽な接続先の切り替え
EAH-AZ60は、接続したい端末のBluetooth設定からEAH-AZ60を選んで接続すれば、接続を切り替えてくれます。
この仕様によって、複数デバイスの接続を楽に切り替えることができます。
十分なノイズキャンセル性能
ノイズキャンセリング機能は1〜100まで1段階ずつ切り替えることができるので、自分が使いやすい強度に設定することができます。
ノイズキャンセリング機能を100にした場合ですが、低音のノイズはしっかり消せている印象です。
しかし、人の声は聞き取れる程度には残っています。
ただ、音楽を聴いている分には人の声も気にならないと思います。
カスタマイズ自在なタップ操作
タップ操作はシングルタップからトリプルタップと長押しに操作を割り当てることができます。
タップ操作にはかなりの数の操作を割り当てることができます。
長押しには音声アシスタントや外音コントロールモードの切り替えなどの操作を割り当てることができます。
外音コントロールモードの切り替えはノイズキャンセリング、アンビエント(外音取り込み)、外音コントロールのオフの3つから2つ以上を選んで切り替えることができます。
気になる点
自分の声がやや不自然に聞こえる外音取り込み機能
外音取り込み機能もノイズキャンセリング機能同様、1〜100まで1段階ずつ強さを切り替えることができます。
外音取り込み機能を100にした場合だと、周りの音はクリアに聞こえます。
しかし、自分の声はやや不自然に聞こえる印象でした。
会話をするときは外した方が無難だと思います。
1つしかできないイコライザーのカスタマイズ
イコライザーは「バスエンハンサー」、「クリアボイス」、「トレブル+」、「ダイナミック」の4つのプリセットが用意されています。
「カスタム」でイコライザーをカスタマイズすることができますが、カスタマイズしたイコライザー設定は1つしか保存することができません。
私がプリセットで良い音だと感じていますが、曲のジャンルなどによってカスタマイズしたいという人にとっては気になる点だと思います。
均一でない左右のイヤホンのバッテリー
私が左右のイヤホンを同じように使っていましたが、アプリの表示では左右のバッテリー残量が大きく異なっていました。
バッテリーの持ちは十分なので、困ってはいませんが、気になる点ではあります。
ワイヤレス充電非対応の充電ケース
EAH-AZ60の充電ケースはワイヤレス充電に対応していません。
ワイヤレス充電であれば基本的に充電台の上に常に置いているので、充電ケースのバッテリーを気にしたことはありませんでした。
しかし、EAH-AZ60はバッテリーを気にしなければいけないという点で、気になりました。
使用開始できるまでの遅さ
イヤホンを充電ケースから取り出して、使用可能になるまで10秒ほどかかります。
耳に付けたときにはすぐに使用したいので、改善してほしいところです。
まとめ
今回は、Technics EAH-AZ60を約1週間使用してのレビューをしました。
非常にクリアな音質で、機能的にも優秀です。
しかし、アップデートで改善してほしい点も多い印象です。
次回は手持ちの完全ワイヤレスイヤホンのJabra Elite 85t、ゼンハイザー CX 400BTやヘッドホンのソニー WH-1000XM3とも比較していきたいと思います。