こんにちは、isukoです。
SOUNDPEATSは価格からは考えられないほど高音質のイヤホンを開発しているメーカーです。
そのSOUNDPEATSが新たなフラッグシップイヤホンとしてOperaシリーズを発表しました。
今回は、Operaシリーズの上位モデル、SOUNDPEATS Opera05をレビューします。
SOUNDPEATS Opera05 スペック
※Makuake製品ページより抜粋
- ドライバー方式:BA型ドライバー×2、12mmダイナミックドライバー
- 対応コーデック:AAC、SBC、LDAC
- Bluetoothバージョン:Bluetooth 5.3
- フル充電時間:1.5時間
- 防水防塵性能:IPX4
SOUNDPEATS Opera05 開封
パッケージ表面は製品の装着イメージが示されています。
パッケージ裏面には製品画像が大きく印刷されています。
パッケージを開封すると充電ケースと付属品の入った箱、書類の入った箱が見えます。
書類はアプリについての説明とユーザーガイドが入っています。
付属品はUSB-A to CのケーブルとS/Lサイズのイヤーピース(Mサイズはイヤホン本体に装着済み)が入っています。
充電ケースはブラックにゴールドのラインが入っているような見た目になっています。
表面にはバッテリー残量を示すLEDインジケーターがあります。
充電ケース背面にはUSB-Cポートがあります。
左側面にはボタンがあり、ペアリングモードへの移行やリセットができます。
充電ケースを開けるとイヤホン本体が入っています。
充電の接点の部分は保護されています。
イヤホンはかなり独特な形状になっています。
ノズルは楕円状になっています。
イヤホン片耳での重さは7.3gです。
充電ケースを合わせての重さは59.0gです。
充電ケース用のカバーも提供していただきました。
布でできており、硬さもあり質感が良いです。
Opera05の充電ケースがちょうど収まるサイズです。
ただし固定しているわけではないので、取り扱いには注意してください。
カバー単体での重さは28.1gです。
SOUNDPEATS Opera05 ペアリング方法
最初は充電ケースのフタを開くことでペアリングモードに入ります。
2台目移行を接続する場合は、現在の接続を解除するか、充電ケースの横のボタンを長押しすることでペアリングモードに入ります。
SOUNDPEATS Opera05 レビュー
良い点
音質が良い
Opera05は迫力のあるサウンドを担当する12mmのダイナミックドライバー(DD)を1基とハイクラスのイヤホンに使われることの多いバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを2基搭載しており、音質には非常にこだわっています。
まず音に勢いを感じました。
低音はちょうど良いです。
ボーカルはちょうど良い距離感で、伸びや芯もあります。
高音がきらびやかで、少し刺さる感じがありました。
音の分離感が良いですが、空間が広いという感じではなく、前方から勢いよく音が奏でられている印象です。
LDACに対応
Opera05は高音質コーデックのLDACに対応しています。
高音質コーデックといえばaptX Adaptiveもありますが、LDACのほうが対応しているスマートフォンが多いので、使いやすいです。
LDACに対応していることで多くのハイレゾ音源をそのままの高音質で再生することができます。
質感が良い
上品な光沢感があり、質感の良さを感じます。
おしゃれをするためのアイテムとしても使えると思います。
イコライザーの調整幅が広い
Opera05は「SOUNDPEATS」アプリを使用することでイコライザーの調整を行うことができます。
9つのプリセットを選択することも可能です。
さらに「イコライザー(EQ)カスタマイズ」により自分で自由にイコライザーを調整することができます。
この調整幅が広く、10個の音域を-6~+6までで調整することができます。
デフォルトの音で不満なところがあっても、イコライザーによって自分好みに調整しやすいです。
また個人の聴覚特性に応じて自動でイコライザーを調整してくれる「アダプティブイコライザー」機能も搭載されていますが、あまり好みの音質になりませんでした。
自動でイコライザーを調整してくれるのは便利なので、今後の進化に期待したいです。
連続使用時間が長い
イヤホン本体で最大9時間、充電ケースを併用することで最大33時間使用することができます。
バッテリー切れを気にせず使用することができます。
充電ケースにイヤホンを収納しやすい
イヤホンの磁力が強いので、充電ケースにイヤホンがカチッと収まり、気持ちいいです。
逆に取り出すときはうまくイヤホンをつままないと取りにくいので注意が必要です。
充電ケース内部が掃除しやすい
充電ケース内部のイヤホンを収納する部分は広く、ツルツルとしているので、汚れが付着しても掃除しやすいです。
気になる点
かなり耳から飛び出る
複数のドライバーを搭載しているためか、サイズは大きめです。
そのためかなり耳から飛び出てしまいます。
つまり耳から取り出しやすいということにはなりますが、耳から外れてしまいやすいことにもなります。
装着感があまり良くない
安定はしているのですが、イヤホン全体が耳にフィットしていないからか、装着感があまり良くありません。
独特な形状なのもあると思いますが、装着感は改善していってほしいです。
マルチポイントに対応していない
マルチポイント(2台同時接続)には非対応です。
アップデートによる対応の予定もないとのことでした。
ペアリング済みでOpera05に接続されていない端末のBluetooth設定からOpera05を選択することで、それまでの接続に割り込んで接続すること(割り込み接続)もできません。
ペアリングモードに入れば接続先を切り替えることができますが、2台同時に接続して使用することはできないので注意が必要です。
相性問題がある
Windowsのノートパソコンに接続して使用したところ、ときどき音声が途切れることがありました。
この音声の途切れかたが音がふるえるようにして途切れ、あまり気持ち良くありません。
Androidスマートフォンに接続したときには現状音の途切れはないので、相性問題があるのかもしれません。
ノイズキャンセル、外音取り込み性能はそれなり
ノイズキャンセルモードは大きくノイズをカットするというものではありません。
しかし耳が詰まった感じはないので、使いやすいと思います。
外音取り込みモードは周りの音はかなり自然に聞こえます。
しかし自分の声はこもって聞こえるので、装着したまま会話をするのは難しいかもしれません。
ワンタップ時のフィードバックがない
Opera03はイヤホンを1回タップしたときの操作に音量の上げ下げが割り当てられていますが、タップしたときに何のフィードバックもありません。
そのため音楽を再生すると音量が大きくなっており、びっくりするということが何度かありました。
ワンタップでの操作は無効にできるので、イヤホンでの音量操作が不要であれば無効にしておくのが良いと思います。
操作の割り当てが変更できない
イヤホンのタップ操作の割り当てを変更することはできません。
音楽再生に関しては
- 左/右1回タップ:音量下げ/上げ
- 左・右2回タップ:再生/一時停止
- 左1.5秒長押し:ノイズキャンセリングモード/外音取り込みモード/ノーマルモードの切り替え
- 右1.5秒長押し:次の曲
が割り当てられているので、覚えて使用する必要があります。
まとめ
今回は、SOUNDPEATS Opera05をレビューしました。
かなり煌びやかな音で、音に勢いを感じます。
その分高音が少し刺さるような印象を受けましたが、音の分離感が良く、良い音です。
今後マルチポイントなどの機能性が強化されていけば完全ワイヤレスイヤホンといえばSOUNDPEATSとなっていきそうなので、楽しみです。