こんにちは、isukoです。
最近は様々な完全ワイヤレスイヤホンが販売されています。
その中の多くはダイナミックドライバー(DD)を1基だけ搭載しています。
そんな中、SOUNDPEATSからダイナミックドライバーを同軸に2基搭載した完全ワイヤレスイヤホンが販売されました。
今回は、SOUNDPEATS Engine4をレビューします。
SOUNDPEATS Engine4 スペック
※公式サイトより抜粋
- Bluetoothバージョン:5.3
- Bluetoothコーデック:SBC、AAC、LDAC
- 連続再生時間(イヤホン単体):約12.5時間
- 連続再生時間(充電ケース併用):約43時間
- 防水規格:IPX4
SOUNDPEATS Engine4 開封
パッケージ表面には製品画像が大きく印刷されています。
パッケージ背面には製品の説明が書かれています。
パッケージを開封すると、書類と充電ケースが現れます。
書類はアプリについてとユーザーガイドの2種類が入っています。
日本語での記載もあります。
充電ケースの下には付属品が入っています。
3種類のイヤーピース(Mサイズは本体に取り付け済み)とUSB-A to Cのケーブルが付属しています。
充電ケースを取り出してみると、かなり光沢感があります。
底面にUSB-Cポートとリセットなどを行うためのボタンがあります。
イヤホン本体を取り出してみると、でこぼことしたデザインになっており、高級感があります。
イヤホン単体での重さは6.5gです。
充電ケース込みでの重さは44.3gです。
SOUNDPEATS Engine4 ペアリング方法
まずはイヤホンの充電用の接点にフィルムが貼られているので、はがします。
その後充電ケースに戻し、一度充電ケースと閉じた後、再度開くことでペアリングモードに入ります。
2台目以降はイヤホンを充電ケースにしまった状態で底面のボタンを長押しすることでペアリングモードに入ります。
SOUNDPEATS Engine4 レビュー
良い点
マルチポイント対応
SOUNDPEATS Engine4はマルチポイント(2台同時接続)に対応しています。
2台の端末に同時に接続しておくことで、音声を再生したい端末で音声を再生するだけで音声を流すことができます。
LDACに対応
SOUNDAPEATS Engine4は高音質コーデックのLDACに対応しています。
ハイレゾ音源もそのままの高音質で楽しむことができます。
連続使用時間が長い
連続使用時間がイヤホン単体で約12.5時間と非常に長いです。
私は数時間程度しか連続で使用していませんが、バッテリー残量を全く気にすることなく使用することができました。
イヤホンのデザインがおしゃれ
イヤホンの側面はでこぼことしたデザインになっており、高級感があります。
おしゃれのためにイヤホンをするという人もいますし、デザインが良いとモチベーションが上がると思うので、デザインは重要なポイントだとは思います。
装着感が軽い
装着感は軽く、違和感は少ないと感じました。
頭を振っても落ちそうという感じはありませんでした。
音の響きが良い
SOUNDPEATS Engine4は同軸上にダイナミックドライバーを2基配置しています。
10mmのダイナミックドライバーが中低音域を担当し、6mmのダイナミックドライバーが高音域を担当しているとのことです。
これによる影響かは私には分かりませんが、音の響きが良いと感じました。
音の分離感も良く、楽器やボーカルごとに注目することができます。
低音はちょうど良いですが、もう少し音楽全体を下支えするような深い低音がほしいと思いました。
ボーカルはちょうど良い距離感で伸びがありますが、もう少し芯がほしいと思いました。
高音には十分に存在感があります。
イコライザーの自由度が高い
SOUNDPEATS Engine4はSOUNDPEATSアプリを使用することでイコライザーを調整することができます。
いくつかのプリセットと聴覚特性に応じたアダプティブイコライザー、自分で調整できるイコライザーがあります。
アダプティブイコライザーは測定方法があまり良くないので、精度もあまり高くないと感じました。
そのためプリセットを変更するか、自分でイコライザーを調整するのが良いと思います。
特に自分で調整するイコライザーは10個の音域を調整することができます。
イコライザーの自由度が高いので、自分好みの音質に変えることが可能です。
気になる点
LDACとマルチポイントは共存不可
LDACで接続しているときはマルチポイントは使えません。
逆にマルチポイント接続しているときはLDACで接続できません。
最近は共存が可能な完全ワイヤレスイヤホンが増えてきているので、ぜひ共存できるようにしてほしいです。
マルチポイント接続が不安定
Apple TVとGalaxy Z Fold4を同時に接続し、Apple TVで音声を再生している状態で、Galaxy Z Fold4に着信があってもGalaxy Z Fold4側の着信音がSOUNDPEATS Engine4から流れませんでした。
マルチポイント接続は着信があったときにすぐに気付けるというのが大きなメリットだと思うので、この仕様はかなり厳しいです。
またApple TVとGalaxy Z Fold4を同時に接続して使用していると、Galaxy Z Fold4が接続と切断を繰り返すことがありました。
単体で接続していたときはそのような現象は発生しなかったので、マルチポイント接続が不安定なのではないかと思います。
割り込み接続は不可
SOUNDPEATS Engine4は割り込み接続には対応していません。
割り込み接続とはペアリング済みでSOUNDPEATS Engine4に接続していない端末のBluetooth設定からSOUNDPEATS Engine4を選択することでそれまでの接続に割り込んで接続することです。
割り込み接続には対応していないので、接続先を切り替えるためにはすでに接続されている端末で切断する必要があります。
もしくは充電ケースを開けたときに一瞬ペアリングモードに入るので、そのときに接続したい端末のBluetooth設定からSOUNDPEATS Engine4を選択することで接続先を切り替えることも可能です。
外音コントロール機能非搭載
SOUNDPEATS Engine4は外音コントロール機能はありません。
つまりノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能は搭載されていません。
そのような機能が必要という人は他のイヤホンを選択する必要があります。
相性問題がある
M1 MacBook Airと接続して使用したところ、音が歪むことがありました。
Galaxy Z Fold4やApple TVではそのような現象は起こらなかったので、相性問題があるのではないかと思います。
充電ケースの反射がきつい
充電ケースは非常に光沢感があります。
そのため反射がきついですし、指紋もつきやすいです。
ワイヤレス充電非対応
充電ケースはワイヤレス充電には対応していません。
ワイヤレス充電に対応していると、充電台に置くだけで充電ができて非常に手軽です。
できればワイヤレス充電に対応してくれるとありがたいです。
まとめ
今回は、SOUNDPEATS Engine4をレビューしました。
音質は1万円以下という価格を考えれば十分良いと思います。
今回マルチポイントに対応しましたが、あまり使い勝手は良くないと感じました。
またマルチポイントはLDACと共存することはできないので、基本的には音楽を楽しむためのイヤホンとして使うのが良いと思いました。