こんにちは、isukoです。
先日、Pixel WatchとGalaxy Watch4を比較して、Wear OS搭載スマートウォッチとして優れているのはGalaxy Watch4だということを紹介しました。
しかし、スマートウォッチには独自のOSを採用しているものが多く、様々な種類があります。
その中でも、以前レビューしたHUAWEI WATCH GT 3 Proは完成度が高いです。
そこで今回は、HUAWEI WATCH GT 3 ProとGalaxy Watch4を徹底比較します。
HUAWEI WATCH GT 3 ProとGalaxy Watch4を徹底比較
デザイン
デザインはHUAWEI WATCH GT 3 Proはごつごつとした印象で、高級感があります。
一方、Galaxy Watch4はシンプルで、スポーツウォッチというような印象が強いです。
耐久性
耐久性はHUAWEI WATCH GT 3 Proが優れています。
HUAWEI WATCH GT 3 Proはディスプレイガラスにサファイアガラス、ケースにチタンを採用しています。
一方、Galaxy Watch4はディスプレイガラスにGorilla Glass DX、ケースにアーマーアルミニウムを採用しています。
サファイアガラスはGorilla Glassより硬く、キズが付きにくいです。
また、チタンはアルミニウムより強度が高いです。
そのため、耐久性の面ではHUAWEI WATCH GT 3 Proが優れています。
操作性
HUAWEI WATCH GT 3 Proは本体に回転式のリューズを採用しており、これを回転させることでスクロールを行うことができます。
これによって、画面を触ることが少なくなり、画面が汚れにくいです。
また、画面に指が邪魔されることなく、画面の内容を確認することができます。
一方、Galaxy Watch4にはボタンが2つあるだけなので、ディスプレイ面を触って操作する必要があります。
操作性はHUAWEI WATCH GT 3 Proのほうが良いです。
対応端末
HUAWEI WATCH GT 3 ProはiPhone、iPad、Android端末とペアリングして使用することができます。
一方、Galaxy Watch4はAndroid端末にのみ対応しています。
対応端末の広さではHUAWEI WATCH GT 3 Proですが、iPhoneやiPadでは一部機能が使えません。
またAndroid端末では、Google Playストアで配信されているアプリはバージョンが古く、最新バージョンにするためにはapkファイルをダウンロードして実行する必要があります。
これはGoogle Playストアでのアプリの更新とは外れた行動になるので、セキュリティ的に心配です。
バッテリー持ち
バッテリーの持ちは圧倒的にHUAWEI WATCH GT 3 Proのほうが良いです。
Galaxy Watch4は1日に1回は充電する必要があります。
しかし、HUAWEI WATCH GT 3 Proはすべての計測をオン、常時表示をオンにするというようなハードな使い方をしても5日程度は充電せずに使用することができます。
充電のしやすさ
HUAWEI WATCH GT 3 Proは一般的なワイヤレス充電器でも充電することが可能です。
一方、Galaxy Watch4は基本的に専用の充電ケーブルでしか充電することができません。
Galaxy製品のワイヤレス充電であれば充電ができますが、対応の充電器が限られます。
OS
HUAWEI WATCH GT 3 ProはHarmony OS、Galaxy Watch4はWear OSを採用しています。
Wear OSはGoogleとSamsungが開発しているOSです。
そのため、Google Playストアの一部アプリをスマートフォンで使用することができます。
今後もアプリは増えていくことが期待されます。
一方、Harmony OSはHUAWEIが開発しているOSです。
Harmony OSではGoogle Playストアは使用できないため、サードパーティ製のアプリが大幅に増えるということは期待しにくいです。
重量
HUAWEI WATCH GT 3 Proは純正のフルオロエラストマーバンド込みで84.1gです。
一方、Galaxy Watch4は純正のフルオロエラストマーベルト込みで54.8gと軽量です。
軽量なほうが良いのであれば、Galaxy Watch4のほうが良いです。
1日の目標として計測される項目
HUAWEI WATCH GT 3 Proは、
- 歩数
- 活動時間
- 1時間のうちに1回でも立って運動したのが何時間か
Galaxy Watch4は、
- 歩数
- 活動時間
- 活動カロリー
が1日の目標として計測される項目です。
HUAWEI WATCH GT 3 Proは消費カロリーを確認することができます。
また、Galaxy Watch4は1時間ほど座ったままでいると、立って運動をするように促してくれます。
しかし、Galaxy Watch4はHUAWEI WATCH GT 3 Proのように1時間のうちに1回でも立って運動したのが何時間かをカウントしてはくれないので、後日見直すことはできません。
ワークアウト(エクササイズ)の測定機能
ワークアウト(エクササイズ)の始め方
HUAWEI WATCH GT 3 Proではワークアウトの種類を選択した後、画面のボタンを押して測定を手動で開始する必要があります。
GPSを使用するワークアウトの場合、GPSの検索を待つ必要があります。
GPSの検索をスキップすることもできますが、ひと手間かかります。
一方、Galaxy Watch4ではエクササイズの種類を選択すればすぐにカウントダウンが始まり、エクササイズの計測が始まります。
Galaxy Watch4のほうが測定忘れが少ないです。
ワークアウト(エクササイズ)の自動測定
どちらにも特定のワークアウト(エクササイズ)を続けていると、自動で測定が開始し、測定画面に移行する機能があります。
どちらも10分程度特定のワークアウト(エクササイズ)を続けていると自動測定が開始するとしていますが、HUAWEI WATCH GT 3 Proは15分ほど運動してようやく自動測定が始まりました。
一方、Galaxy Watch4は10分ほどの運動で自動測定が開始します。
ワークアウト(エクササイズ)の測定画面
ワークアウト(エクササイズ)の測定画面の見やすさ、情報量の多さはHUAWEI WATCH GT 3 Proが優れています。
上の画像ではわかりませんが、ディスプレイの周りの5色のバーに矢印が現れ、現在どの程度の強度の運動をしているかが一目でわかります。
Galaxy Watch4でもハートマークの色でどの強度の運動をしているかはわかりますが、その強度内でも強度が強めなのか弱めなのかというのは別の画面に移動して確認しないといけないのでわかりにくいです。
睡眠
睡眠分析
HUAWEIのヘルスケアアプリでは、睡眠スコアや睡眠時間、目が覚めた回数、呼吸の質などを測定できます。
一方、GalaxyのS Healthアプリでは、睡眠スコアや睡眠時間、睡眠中の血中酸素レベルなどを測定することができます。
精度に関してはどちらが正しいかはわかりませんが、Galaxy Watch4のほうが分析結果は厳しいと思います。
睡眠の質を高めることを重視したいのであれば、Galaxy Watch4がおすすめです。
睡眠時の誤操作防止
どちらにも睡眠時に通知が来なくなり、手首をひねって画面が点灯しないようになる機能(睡眠モード)が搭載されています。
しかし、HUAWEI WATCH GT 3 Proは手動で設定する必要があります。
また、本体側面のボタンを押すことで操作が可能になるので、睡眠時の誤操作防止機能としては弱いです。
一方、Galaxy Watch4は睡眠モードに自動で移行するように設定ができます。
また、ボタンを押して画面に表示されたボタンをタップすることでようやく操作することができるようになるので、ある程度誤操作を防止することができます。
まとめ
今回は、HUAWEI WATCH GT 3 ProとGalaxy Watch4を徹底比較しました。
どちらも完成度は非常に高いです。
ですが、バッテリー持ちを重視するのであればHUAWEI WATCH GT 3 Pro、エクササイズの自動測定が早かったり、自動で睡眠モードに移行してくれるなど、細かい配慮を重視するのであればGalaxy Watch4を購入するのが良いと思います。
スマートウォッチはつけてみると日常生活にかかせないものになっていくので、ぜひ試してみることをおすすめします。