自分で好きな音をチューニングできる final MAKE4 レビュー | 繊細ガジェットレビュー
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自分で好きな音をチューニングできる final MAKE4 レビュー

final-make4-unpackaged オーディオ

こんにちは、isukoです。

あなたはイヤホンで音楽を聴いていて、ここの音域をもう少し強調してほしい、もう少し音に伸びが欲しいなどと思ったことはないでしょうか。

そうなると、別のイヤホンを試すか、イコライザーを試すことになると思います。

しかし、別のイヤホンを試すのはお金がかかりますし、イコライザーは特定の端末でしか設定することができません。

そんな中、チューニングしていくことで自分の好きな音質に近づけることができるようになるイヤホンを見つけました。

今回は、final MAKE4をレビューします。

final MAKE4 開封

final-make4-package

MAKE4のスターターセットは5種類の缶が付属しています。

final-make4-unpackaged

缶を開封すると、

  • MAKE4本体
  • MAKE4をケーブルから簡単に取り外すためのツール(MMCX ASSIST)
  • 3.5mmイヤホンケーブル(2pin)
  • final Eタイプ 5サイズ
  • チューニングツール

が入っています。

缶の一つはイヤホンを収納するために空になっています。

final-make4-tools

チューニングツールは、

  • 音導管内側、外側に貼り付けるフィルターD(密度違いの10種類)
  • 音導管内部に挿入するフィルターE(密度違いの6種類)
  • 筐体下部ベントに貼り付けるフィルターF(密度違いの10種類)
  • 音導管を取り外すためのレンチ
  • フィルターをしっかり貼り付けるためのアコースティック治具

が付属しています。

final-make4

MAKE4の筐体はステンレスでできています。

光沢感があり、美しいです。

また、筐体外側にはMAKEダイヤルと呼ばれるダイヤルがあります。

MAKEダイヤルを回すと筐体内部のスポンジが徐々に圧縮されていき、密度が変わることで音質が変化します。

final MAKE4 レビュー

装着感

軽量ではありますが、イヤーピースのみで支えているような形状なので、違和感があるという人がいるかもしれません。

良い点

音質をチューニング可能

何といってもMAKE4の特徴は、音質を自分好みにチューニングすることができることです。

音導管の外側、内部、内側、さらに筐体下部ベントに密度の異なるフィルターを付け外しすることで、9317通りのチューニングを行うことができます。

さらにMAKEダイヤルでチューニングすることができ、これまでのMAKEシリーズの中でも最多の組み合わせ数になっています。

また、これまでのMAKEシリーズは筐体を分解する必要がありましたが、MAKE4は筐体を分解する必要がなくなったため、手軽にチューニングを行うことができます。

コミュニティがある

MAKE4はカスタマイズ性が高すぎてどこをどうすればよいかわかりにくいと思います。

しかし、MAKER’Sというコミュニティがあり、その中でチューニングのレシピや、情報共有が行われています。

このコミュニティを利用することで、自分の好みの音質に近づけることができるようになると思います。

気になる点

細かい作業が面倒な人には向かない

MAKE4はこれまでのMAKEシリーズのように筐体を分解する必要がないため、比較的簡単にチューニングを行うことができます。

しかし、フィルターを貼り付けるのはかなり細かい作業です。

また、何度もフィルターを貼り替えて調整する必要があります。

そのような細かい作業が面倒だという人には向きません。

逆に、細かい作業をするのが好きだという人は、イヤホンに詳しくない人でも楽しめると思います。

私はあまり手先が器用ではないですが、それでも問題なくチューニングでき、かなりハマってしまいました。

フィルターEに予備がない

音導管内部に挿入するフィルターEが音導管外側と内側に貼り付けるフィルターDにひっついてしまうことが多いです。

私の場合、密度が低く、高さの低いフィルターEがフィルターDにひっついてしまい、うまく外すことができず、どちらも使えなくなってしまいました。

フィルターDは多めに用意されていますが、フィルターEは1セットずつしかないため、1つ使えなくなってしまうともうそのフィルターDは使えなくなってしまいます。

そうなると再び購入する必要があるので、フィルターDをせめてもう1セット付属してほしいと思いました。

ピンセットが付属しない

フィルターの取り付けにはピンセットが必要ですが、MAKE4にはピンセットが付属していません。

別売りで販売されていますが、できれば同梱してほしいと思いました。

final公式ストアかfinal STOREでしか販売されていない

MAKE4はfinal公式ストアもしくは実店舗のfinal STOREでしか販売されていません。

MAKE4という名前の通りMAKEシリーズには1~3もありますが、こちらもfinal公式ストアもしくはfinal STOREでしか販売されていないので、入手手段が増えることは考えにくいです。

まとめ

今回は、final MAKE4をレビューしました。

9317通りを超えるチューニングを行うことができるのは非常に面白いです。

私はあまり手先が器用ではないですが、夢中でチューニングしてしまっていました。

今使っているイヤホンの音に納得していないという人は、自分で好みの音を作ってみてはいかがでしょうか。

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