こんにちは、isukoです。
オープンイヤーイヤホンは、耳をふさがないので周りの音が聞こえやすく、長時間つけていても疲れにくいです。
そのため、私も普段から愛用しています。
また最近は、オンライン会議をする機会も増えているのではないでしょうか。
そんなときもオープンイヤーイヤホンは自分の声がこもらないので、話しやすいです。
そんな中、EMEET様からマイクブームが付属したイヤーカフイヤホン、AirFlowをご提供いただきました。
今回は、EMEET AirFlowをレビューします。

EMEET AirFlow 開封

今回私がレビューするのはZoom認証モデルで、非認証モデルと比較してマイクのノイズキャンセル性能が向上しているようです。

パッケージ表面には、製品の画像が大きく印刷されています。

パッケージ裏面には、製品の特徴などが書かれています。

パッケージを開封すると、中には充電ケースとUSBドングル、装着感を高めるためのアタッチメント、説明書、充電用のUSB-A to Cケーブル、収納ポーチ、クリーニングクロスが入っていました。
付属品が充実しているのは嬉しいポイントです。


重さはイヤホン単体で9.0g、充電ケース込みで103.6gです。
EMEET AirFlow ペアリング方法
最初は、イヤホンの絶縁テープをはがし、充電ケースのフタを開けるだけで自動的にペアリングモードになります。
2台目以降は、イヤホンを充電ケースにしまった状態で、両側のイヤホンのタッチセンサーを長押しすると、ペアリングモードになります。
ペアリングモードになったあとは、接続したいスマートフォンやパソコンなどのBluetooth設定画面で「EMEET AirFlow」を選択することで、ペアリングできます。
EMEET AirFlow レビュー
デザイン
充電ケース

充電ケースは、全体的にマットな質感で落ち着いた雰囲気です。
ただ、サイズは少し大きいと感じました。
耳かけ式のイヤホンなので、ある程度は仕方ないのかもしれません。
上面には「EMEET」のロゴがあります。

前面には、バッテリー残量などを示すLEDインジケーターと、UV除菌機能のボタン兼LEDインジケーターがあります。

上の画像のように、耳の穴近くに触れる部分にUVライトを照射するようです。
充電ケースにUV除菌機能がついているのは、非常に珍しいです。
イヤホンを清潔に保てるのはうれしいです。

ただし、除菌はボタンを長押しして手動で行います。
これが自動であればなお良いと思いました。

背面には充電用のUSB-Cポートがあります。

充電ケースのフタを開くと、フタの裏側には技適マークなどの認証情報が表示されています。

ケースの中には、イヤホン本体と、取り外し可能なマイクブームが収納されています。
イヤホン

イヤホン本体は、タッチセンサー部分に光沢感があります。
タッチセンサー部分には、EMEETのロゴもあります。

それ以外の部分はマットな質感で、指紋などが付きにくい印象です。
耳にかける部分は、思ったよりもしっかりとしたかたさがありました。
人によっては装着感が良くないと感じるかもしれません。

イヤホンの下部には、マイクブームを差し込むための小さな穴が開いています。
このマイクブームは、左右どちらのイヤホンにも取り付けられるようになっているのは、良いと思いました。
マイクブーム

付属のマイクブームは、ある程度柔軟性がありますが、位置は固定できません。
マイクの先端部分には、ミュートボタンがついています。
すぐにマイクをオフにできるのは便利です。
装着感
軽い装着感です。

耳に引っ掛けるので、安定しています。
ただ、先ほども触れましたが、耳かけ部分が少しかためなので、長時間つけていると痛みなどを感じる方もいるかもしれません。

アタッチメントもありますが、個人的には圧迫感がありましたし、なくても安定しているので、不要だと感じました。
装着時の見た目

横から見ると、タッチセンサー部分の光沢が少し目立つかもしれません。

耳かけ部分は比較的細いので、上から見たときはすっきりしていて、違和感は少ないです。
音質

イコライザーは「クラシック」にして音質をチェックしました。
低音の量は、ちょうど良いです。
深い低音も感じられました。
ボーカルはちょうど良い距離感で、伸びや芯があります。
高音は少し弱めです。
ちなみに片耳だけで使用する場合、ステレオ音源の片側の音声しか流れないようです。
その点は注意が必要かもしれません。
音もれ
ふつうに音楽を楽しめる音量で50cmほど離しても、何の曲が流れているかわかる程度には音もれしていました。
静かな環境で使うのは控えたほうが良いと思います。
接続性
マルチポイント(2台同時接続)に対応しています。
パソコンとスマートフォンに同時接続しておけば、切り替えの手間なく使えるので便利です。

付属のUSBドングルを使えば、Bluetooth機能がないパソコンでもワイヤレス接続ができます。

USBドングルでの接続ではほとんど遅延なく使用できます。
さらに、このUSBドングル接続と、もう1台のBluetoothデバイスとの同時接続も可能です。
ただ、USBドングルで接続している際に動画や音楽を再生し始めると、最初の一瞬だけ音が途切れてしまうことがありました。
これは、他の多くのUSBドングルでもみられる現象なので、ある程度は仕方ない部分かもしれません。
また、USBハブとの相性でUSBドングルとの接続が不安定になることがありました。
Bluetooth接続についても、私の環境では、片方のイヤホンだけ接続が途切れてしまうことがありました。
使用環境によって変わる部分かもしれませんが、注意が必要です。
操作性

イヤホンの操作はタッチセンサーで行います。
センサーに触れるとフィードバック音が鳴るので、操作できたかどうかがわかりやすくて良いと思います。
操作の受け付けも早いです。
ただ、イヤホンを耳から外しても自動で音楽が止まる、といった装着検知センサーは搭載されていません。
マイク音質
実際に収録した音声はYouTube動画でご確認ください。
内蔵マイク
まず、マイクブームを使わずに、イヤホン本体の内蔵マイクで試してみました。
静かな環境では声がクリアに聞こえました。
60dB前後のレストランの音を流した環境では、自分の声もノイズと一緒に少しキャンセルされてしまっているような印象を受けました。
マイクブーム接続時

次に、マイクブームを接続して試してみました。
静かな環境では内蔵マイクと大きくは変わらず、クリアな音質でした。
60dB前後のレストランの音を流した環境では、こちらは周囲の騒音をかなり抑えつつ、自分の声は比較的クリアに相手に届けてくれているように感じました。
マイクブームの先端にはミュートボタンがあるので、それを使用してみました。
ミュートボタンを押すときの操作音がマイクに入ってしまっていました。
また、ミュートを解除した直後に、自分の声が小さくなってしまいました。
これは、私が使っているiPhoneのボイスメモアプリで収録した際の問題なのか、イヤホン側の仕様なのかははっきりしませんが、少し注意が必要かもしれません。
バッテリー
イヤホン単体での音楽再生時間は最大8時間、通話の場合は最大4時間とのことです。
充電ケースを併用すると、音楽再生は最大40時間、通話は最大20時間使用できるようです。
十分なバッテリー持ちだと思います。
また、5分間の充電で約1時間使用できる、急速充電に対応しています。
しかし、充電ケースはワイヤレス充電には対応していません。
アプリ
「EMEET TUNE」アプリで、イヤホンのカスタマイズができます。

アプリの最初の画面では、左右のイヤホンと充電ケースのバッテリーの残りパーセントが表示されます。


イコライザーは、4つのプリセットから選べるほか、自分でカスタマイズすることも可能です。

カスタムイコライザーは、5つの音域をそれぞれ-6から+6までの13段階で調整できます。


タッチ操作の割り当ても変更できます。
ただ、左右のイヤホンにそれぞれ別々の操作を割り当てることはできず、左右共通の設定になるようです。
また、割り当てられる操作の種類もそれほど多くはないので、操作のカスタマイズの自由度は低いと感じました。


アプリには「聴覚ケア」や、「空間オーディオ」といった機能も搭載されています。
空間オーディオをオンにすると、空間は広くなりますが、音が軽くなってしまいました。
防水性能
IPX5の防水性能に対応しています。
少しぬれる程度であれば問題なく使えます。
カラー

今回レビューしたZoom認証モデルはブラックのみです。
非認証モデルには、ホワイトとブラックの2色があります。
価格
Amazonでの通常価格は、Zoom認証モデルは24,999円です。
非認証モデルは21,999円です。
まとめ
今回は、EMEET AirFlowをレビューしました。
良い点
- 充電ケースにUV除菌機能がある
- マイクブームを左右どちらのイヤホンにも取り付けられる
- 軽い装着感で安定している
- 音質が良い
- マルチポイントに対応している
- USBドングルが付属している
- 操作時にフィードバック音が鳴る
- マイクブームを使えば騒がしい環境でもクリアに通話できる
- 急速充電に対応している
- IPX5の防水性能がある
気になる点
- 充電ケースが大きめ
- イヤホンの耳かけ部分がかため
- 片耳だけで使うと、ステレオ音源の片側しか聞こえない
- それなりに音もれする
- Bluetooth接続が不安定になることがある
- USBドングル接続時に、再生開始直後の音が途切れる
- 装着検知センサーがない
- マイクブームのミュート解除後にマイク音量が小さくなる
- アプリでのタッチ操作のカスタマイズ性が低い
良い点・気になる点をまとめると、上のような感じです。
マイクブームのミュートボタン操作時の挙動や、Bluetooth接続の安定性が気になりました。
また、充電ケースの大きさや、耳かけ部分のかたさも好みが分かれるかもしれません。
一方、マイクブームにより、マイク音質が非常に良くなります。
騒がしい環境でも自分の声をクリアに届けられるのは、オンライン会議などが多い方には大きなメリットではないでしょうか。
USBドングルに対応しているのも、特定の環境では非常に便利だと思います。
音質が良く、装着感も軽いので、普段使いにも適しています。
通話品質を重視しながら、軽い装着感を求める方には良い選択肢です。
