こんにちは、isukoです。
以前、aptX Adaptive非対応の端末をaptX Adaptiveに対応させるBluetoothトランスミッターである、Creative BT-W4とゼンハイザー BTD 600をそれぞれレビューしました。
今回は、Creative BT-W4とゼンハイザー BTD 600を徹底比較します。
Creative BT-W4とゼンハイザー BTD 600を比較
まず結論ですが、音声を再生する用途であれば、3台までのデバイスとペアリングできるBT-W4のほうが使いやすいです。
一方、通話もしたいという人はBTD 600のほうが音質が良く、使いやすいと感じました。
以下でいくつかの観点から比較していきます。
マルチペアリング
BTD 600は1台のオーディオデバイスとのみペアリングすることができます。
そのため、他のオーディオデバイスと接続したい場合は、再度ペアリングする必要があります。
一方、BT-W4は3台までのオーディオデバイスとペアリングすることができ、接続先を切り替えることができます。
接続のしやすさ
接続のしやすさは、BTD 600がマルチペアリング非対応なこともあり、すぐに接続されます。
一方、BT-W4は3台までのデバイスとペアリングできるため、接続先を切り替える必要があります。
この切り替えのぶん接続が面倒な印象です。
音質
BT-W4は48kHz/24bit、BTD 600は48kHz/16bitに対応しています。
そのため伝送能力を考えると、BT-W4のほうが高音質です。
伝送能力の影響があるのか、比較してみると、BTD 600はBT-W4より音がやや小さい印象を受けました。
LED
BT-W4はデバイスを接続していない状態ではLEDが点滅しており、気になります。
しかし、LEDは前面にしかないので、向きを逆にすれば気になりません。
一方、BTD 600は接続待機状態ではLEDが点灯しません。
しかし、LEDは前面と側面にあります。
また、USB-Cポートに接続する場合は接続する向きを変えることができますが、USB-Aポートに接続するときは向きを変えることができないので、LEDが気になる場合があるかもしれません。
サポート
BT-W4の保証期間は12か月です。
一方、BTD 600の保証期間は2年間です。
保証期間が長いですし、名の知れたメーカーであるという点からもBTD 600のほうが安心して利用できます。
通話
それぞれをPCに接続し、Zoomのマイクチェック機能を使用して通話の快適さについて検証しました。
BTD 600はマイクをBTD 600にするだけで、接続した完全ワイヤレスイヤホンでマイクを使用することができました。
一方、BT-W4はマイクをBT-W4にしたうえで、BT-W4のボタンを2回すばやく押してHFPモードにする必要があります。
また、同じ完全ワイヤレスイヤホンを使用して検証しましたが、BT-W4はマイク音質が悪いと感じました。
まとめ
今回は、Creative BT-W4とゼンハイザー BTD 600を比較しました。
音声を楽しみたいのであればBT-W4、通話もしたいというのであればBTD 600が良いと思います。
ただし、どちらも音声が再生されるまでにラグがあるので、その点は注意が必要だと思います。