こんにちは、isukoです。
最近は耳をふさがない、オープンイヤーイヤホンが人気になってきています。
耳をふさがないので周りの音が聞こえますし、耳の中が蒸れにくいです。
そんなオープンイヤーイヤホンに、イヤホン本体が小型で、充電ケースが非常に薄いものが登場しました。
今回は、ACEFAST ACEFIT Airをレビューします。

ACEFAST ACEFIT Air 開封

パッケージ表面は充電ケース本体が見えるデザインになっています。

パッケージ裏面には製品の特徴が書かれています。
パッケージを開封するときは、パッケージを破る必要があります。

パッケージを開封すると、充電ケースとUSB-A to Cケーブル、多言語の説明書が入っています。


重さはイヤホン単体で7.5g、充電ケース込みで57.3gです。
他のオープンイヤーイヤホンと比較しても、軽い印象です。
ACEFAST ACEFIT Air ペアリング方法
最初はイヤホンの絶縁テープを剥がして充電ケースを閉じ、再度充電ケースを開くとペアリングモードになります。
2台目以降はイヤホンを充電ケースにしまった状態で、イヤホンのタッチパネルを長押しすることでペアリングモードになります。
ペアリングモードになったあとは、接続したいデバイスのBluetooth設定で「ACEFAST ACEFIT Air」を選択することでペアリングできます。
ACEFAST ACEFIT Air レビュー
デザイン

まず充電ケースは非常に薄いです。
耳掛け式のオープンイヤーイヤホンとしては大きさは標準的なので、薄さが目立ちます。
充電ケースはマットな質感です。

充電ケース上面にはACEFASTのロゴがあります。

充電ケース底面にはUSB-Cポートがあります。
薄くするために仕方がなかったのだとは思いますが、このポートの位置はあまり良くないと感じました。
また、ボタンがないので、ペアリングなどの操作がしにくいです。

充電ケースを開くと、上面の裏側には技適マークなどの表示があります。
イヤホンを取り出してみると、イヤホン自体も非常に小さいことがわかります。

イヤホンは光沢感のある部分とマットな部分が組み合わさっています。
光沢感のある部分にはACEFASTのロゴがあります。
耳に掛ける部分はしなやかで、やわらかいです。
装着感
私は最近イヤーカフイヤホンをメインに使用しています。
イヤーカフイヤホンと比較すると、肌に触れている範囲が広いぶん、装着してすぐは、装着しているという感覚はあります。
しかし、耳掛け部分が細いですし、軽量なので、だんだんと違和感がなくなってきます。
私はメガネをかけていますが、干渉して装着できないということはありません。
イヤーカフイヤホンは激しく動くとズレて落ちてしまいそうですが、ACEFIT Airは耳掛け式なので、安定します。
音質

まず、イコライザーを「ナチュラル」で音質をチェックしました。
低音の量はちょうど良いです。
しかし、深い低音はあまり感じられません。
ボーカルは遠めです。
ボーカルに芯がありますが、もう少し伸びがほしいと思いました。
高音には十分に存在感があります。

次に、上のようなイコライザーに調整してみました。
すると、低音や高音のバランスはそのままに、ボーカルがちょうど良い距離感になり、伸びや芯を感じられるようになりました。
音もれ
音楽が楽しめる音量で50cmほど離しても、何の曲が流れているかわかる程度には音もれします。
静かな環境で使うのは控えたほうが良いと思います。
接続性
マルチポイント(2台同時接続)に対応しています。
マルチポイントに対応しているのは、最近は当たり前になってきていますが、接続の切り替えをしなくて良いので、使いやすいです。
しかし、おそらく2台のデバイスしかペアリングできないようです。
3台目のデバイスにペアリングしたところ、それまでのペアリングが解除されました。
3台以上のデバイスで使用したいと思っている方は注意してください。
操作性

ロゴのある部分より上のあたりにタッチセンサーがあるようです。
タッチセンサーは反応が良く、タッチしたことを知らせる音が流れるので、タッチできたことがわかりやすいです。
操作の受け付けも早いです。
しかし、イヤホンの位置を調整したり、外したりするために、光沢部分を触ると、タッチセンサーが反応してしまいます。
タッチセンサーの位置はロゴのある部分にしてほしかったです。
通話音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
静かな環境と、60dB前後のレストランの環境音を流した環境で音声を収録しました。
静かな環境では、自分の声がかなり小さくなってしまいました。
60dB前後のレストランの環境音を流したところ、環境音をカットしつつ、自分の声はしっかりと聞こえました。
バッテリー
イヤホン単体で6時間、充電ケース併用で25時間使用できるようです。
イヤホン単体での使用時間は少し短めです。
小型・軽量化したため仕方のないところではありますが、常に装着していても違和感が少ないので、もう少しバッテリー持ちを良くしてほしいです。
しかし、10分の充電で2時間使用できる急速充電に対応しています。
短時間の充電で長時間使用できるのは良いと思います。
充電ケースはワイヤレス充電には対応していませんが、オープンイヤーイヤホンでワイヤレス充電に対応したものはほとんどないので、仕方のないところだと思います。
アプリ
「ACEFAST」アプリでカスタマイズできます。

トップ画面では、左右のイヤホンのバッテリー残量がざっくりとわかります。
充電ケースのバッテリー残量はわからないので、注意が必要です。

イコライザーは3つのプリセットとカスタムイコライザーを設定できます。

カスタムイコライザーは8個の音域を-6から+6までの13段階で調整できます。
カスタマイズの自由度は高いです。

「ジェスチャー調整」では、タッチ操作のカスタマイズができます。
1回タップから3回タップと、長押しに操作を割り当てられます。
しかし、この画面からわかるように、低遅延のゲームモードは搭載されていません。
遅延は100msほどですが、これ以上低遅延にはできません。
タッチ操作の割り当て自由度は高いですが、割り当てられる機能が少ないのが残念です。

また、右上の3点をタップすると、ファームウェアアップグレードなどができます。
カラーと価格
カラーは今回レビューしたブラックのほかに、ホワイトがあります。
通常価格は15,000円となっていますが、最近は通常時は13,000円で、さらにセールが頻繁に行われています。
記事公開時点では割引クーポンを適用するか、同社のカナル型イヤホンのCrystal(Air) T9を無料でもらえるかが選べるようになっています。

Crystal(Air) T9は非常に光沢感があるデザインです。

イヤホンは充電ケースの中に収納するのではなく、はめ込んで収納します。
また充電ケースにバッテリー残量が表示されます。
音質は意外と良いです。
特にボーカルに伸びや芯があります。
マルチポイント非対応だったり、アプリでのカスタマイズができなかったりしますが、無料でもらえるのであれば良いのではないでしょうか。
割引クーポンと無料プレゼントは併用できないようなので、カナル型イヤホンが必要かどうかで選択してください。
まとめ
今回は、ACEFAST ACEFIT Airをレビューしました。
良い点
- イヤホンが軽い
- 充電ケースが非常に薄い
- 耳掛け式オープンイヤーイヤホンとしては装着の違和感が少ない
- マルチポイントに対応している
- タッチ操作時にフィードバック音がある
- タッチ操作の反応が早い
- 急速充電に対応している
- イコライザー調整の自由度が高い
気になる点
- 充電ケースの充電端子の位置が良くない
- 充電ケースにペアリングなどをするためのボタンがない
- それなりに音もれする
- 2台までしかペアリングできなさそう
- タッチセンサーの位置が良くない
- イヤホン単体での使用時間が少し短め
- 低遅延のゲームモードは搭載されていない
良い点・気になる点をまとめるとこのような感じです。
充電ケースにペアリングをするためのボタンがないので、ペアリングの方法がわかりにくいですし、おそらく2台までしかペアリングできない仕様というのは、使いにくい方がいるかもしれません。
一方、充電ケースが非常に薄いのは見た目にインパクトがあります。
イヤホン自体も軽量で、装着時の違和感も少ないです。
タッチ操作時のフィードバック音もあり、使いやすいです。
違和感が少ないながら、安定した装着感のオープンイヤーイヤホンがほしいという方は、検討してみてはいかがでしょうか。
