こんにちは、isukoです。
先日EAH-AZ60M2をレビューしました。
欠点らしい欠点が見当たらず、素晴らしい完全ワイヤレスイヤホンでした。
EAH-AZ80はEAH-AZ60M2の上位モデルという位置付けで、デザインが旧モデルから大きく変わっています。
今回は、テクニクス EAH-AZ80をレビューします。
テクニクス EAH-AZ80 スペック
※製品ページより抜粋
- ドライバーユニット:直径10mm
- 再生時間(イヤホン、ノイズキャンセリングON):約7.0時間(AAC)、約6.5時間(SBC)、約4.5時間(LDAC)
- 再生時間(充電ケース含む、ノイズキャンセリングON):約24時間(AAC)、約23時間(SBC)、約16時間(LDAC)
- 短時間充電時再生時間:15分充電、約70分(ノイズキャンセリングON、AAC)
- 充電時間(25℃):約2.0時間(イヤホン)、約2.5時間(充電ケース)、約3.0時間(同時充電)
テクニクス EAH-AZ80 開封
パッケージ表面には製品本体の画像が大きく印刷されています。
パッケージ背面には製品の特徴が書かれています。
パッケージを開封するとロゴの書かれた黒い箱が現れます。
箱を開けると充電ケースが入っており、上には使い方がイラストで説明されています。
イラストが描かれたものの中にはイヤーピースが6セット入っています。
充電ケースの下にはケーブルと書類が入っています。
ケーブルはUSB-C to Cのタイプです。
書類は取扱説明書が2種類入っています。
天面はテクニクスのロゴがゴールドになっており、高級感があります。
前面にはLEDインジケーターがあります。
背面にはUSB-Cポートがあります。
充電ケースを開くとイヤホン本体が現れます。
スピン加工が施されており、非常に高級感を感じます。
イヤホンを取り出してみると、耳の形状に合わせた独特な形状になっています。
ノズルには汚れが入らないようにフィルターがあります。
片耳の重さは6.2gです。
充電ケースを合わせての重さは60.0gです。
テクニクス EAH-AZ80 ペアリング方法
最初はイヤホンを充電ケースから取り出すことでペアリングモードに入ります。
2台目以降はイヤホンのタッチパネルを同時に長押しすることでペアリングモードに入ります。
テクニクス EAH-AZ80 レビュー
良い点
マルチポイント(3台同時接続)に対応
EAH-AZ80はマルチポイントに対応しています。
マルチポイントとは複数の端末を同時に接続し、必要に応じて端末の音声再生を切り替えることができることです。
マルチポイントに対応していることで、例えばパソコンで音声を再生しているときに同時接続しているスマートフォンに着信があると、スマートフォン側の音声が再生され、着信に応答することができます。
このマルチポイントはこれまで2台同時接続まででしたが、EAH-AZ80は初めて3台同時接続に対応しました。
ただし3台同時接続を使用する場合は高音質コーデックのLDACが使用できなくなるので注意が必要です。
LDACに対応
EAH-AZ80は高音質コーデックのLDACに対応しています。
LDACに対応した端末は多いので、手軽に高音質で音楽を楽しめます。
割り込み接続に対応
EAH-AZ80は割り込み接続に対応しています。
割り込み接続とはすでにペアリング済みでEAH-AZ80に接続されていない端末のBluetooth設定からEAH-AZ80を選択することで、それまでの接続に割り込んで接続することです。
割り込み接続に対応していることで、それまでの接続を意識することなく、接続したい端末からEAH-AZ80に接続することができます。
ワイヤレス充電に対応
EAH-AZ80の充電ケースはワイヤレス充電に対応しています。
充電台に置くだけで充電できるのは便利です。
ノイズキャンセリング機能が使いやすい
ノイズキャンセリング機能は圧迫感は少なく、違和感が少ないです。
音を流していない状態では周りの音は小さいながらも聞き取れる程度ですが、音を流せば周りの音は気にならなくなります。
外音取り込み機能は自分の声がこもらない
周りの音は自然に聞こえます。
自分の声は少しこもるような印象ですが、十分会話することができます。
通知音でのアナウンスに対応
旧モデルでは日本語や英語でのアナウンスでしたが、新モデルでは通知音でのアナウンスを選択できます。
日本語でのアナウンスより通知音でのアナウンスのほうがアナウンスが流れる時間が短いので、実際に使えるのが早くなります。
タッチ操作のカスタマイズ性が高い
タッチ操作は1タップから3タップ、長押しを1つずつカスタマイズすることができます。
自分が使いやすいようにカスタマイズすることができます。
イヤホンを外しているときにタッチ操作を無効にできる
EAH-AZ80は脱着センサーが搭載されています。
これを利用し、イヤホンを外しているときにタッチ操作を無効にする機能があります。
イヤホンを外しているときの誤操作をなくすことができます。
タッチ操作での「外音コントロールのオフ」を選択できる
「外音コントロールのオフ」とはノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能を使用しない状態のことです。
この「外音コントロールのオフ」をタッチ操作では経由しないようにすることができます。
つまりタッチ操作ではノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能を交互に切り替えることができます。
普段はノイズキャンセリング機能を使用し、周りの音を聞きたいときなどに外音取り込み機能をすぐに使いたいと思うので、「外音コントロールのオフ」を経由しないようにできるのは便利です。
充電ケースの開閉、イヤホンの収納が上品
充電ケースは高級感があるだけでなく、開閉やイヤホンの収納も音があまりせず、上品です。
使用感は良いです。
気になる点
装着感にかなり個人差がありそう
旧モデルと比べてイヤホン本体は独特な形状になっています。
そのため耳の奥まで入ってくる印象です。
私の場合耳の奥まで入りきらなかったのでその分イヤホンが外に飛び出してきます。
付属のイヤーピースでは違和感は少なく、安定して装着できましたが、人を選ぶ装着感だと思います。
聴き疲れしそう
個人的には低音に勢いがあり、聴き疲れしそうな印象です。
個人的にはやわらかい響きのようなものを求めているので、それとは違う印象を受けました。
ボーカルはちょうど良い距離感で芯がありますが、もう少し伸びがほしいと思いました。
高音には十分存在感がありますが、音が刺さるという感じではありません。
イヤホンがうまく収納できていないことがある
イヤホンを普通に充電ケースに収納してもうまく充電ケースに収納できていないときがあります。
そのため充電ができないということがあります。
他の完全ワイヤレスイヤホンではあまりそのようなことは起きないので、その点は改善してほしいです。
起動音はなくせるようにしてほしい
イヤホンを取り出したときに起動音が流れます。
しかしこの起動音のぶんその後の端末への接続が遅れているのではないかと感じてしまいます。
できれば起動音はなくして、より早く端末に接続できるようにしてほしいです。
バッテリー保護機能がほしい
イヤホンや充電ケースのバッテリーの充電を80%程度にするなどしてバッテリーを保護するという機能は搭載されていません。
長く使っていきたい人にとってはバッテリー保護機能がほしいと思います。
外音取り込み機能使用時に音声の音量を小さくする機能がほしい
外音取り込み機能は音声の再生を停止するか、そのままかということしか選択できません。
さらに音声の再生を停止できない場合もあります。
そのまま音声を流していると周りの音を聞き取るのは難しいので、音声の音量を小さくできるようにしてほしいと思いました。
まとめ
今回は、テクニクス EAH-AZ80をレビューしました。
EAH-AZ60M2と同様機能性は高いですが、イヤホンの形状が大きく変わったことにより装着感が合わないと感じる人も多いかもしれないと感じました。
また音質も低音がやや強く、聴き疲れしやすそうです。
人を選ぶイヤホンだと思います。