こんにちは、isukoです。
SOUNDPEATSのワイヤレスイヤホンは、価格を抑えながらも機能が充実しており、品質がとても高いと感じています。
そんなSOUNDPEATSから、フラッグシップモデルとしてH3が発売されました。
超高音質と高性能のノイズキャンセル性能を備えたハイコスパ完全ワイヤレスイヤホン SOUNDPEATS H3 レビュー【提供 SOUNDPEATS】
先日私もレビューしましたが、現状品薄でなかなか購入できません。
そのため、SOUNDPEATSの他のイヤホンと比較してどうなのかが気になるという方も多いのではないでしょうか。
今回は、SOUNDPEATS H3とCapsule3 Pro+を徹底比較します。


SOUNDPEATS H3 vs Capsule3 Pro+ 徹底比較
デザイン

H3の充電ケースは、内部が透けて見えるデザインで、キラキラとした印象を受けます。
一方、Capsule3 Pro+は全体的にマットな質感で、落ち着いた雰囲気です。

H3のイヤホン本体も、充電ケースと同じように内部が透けて見えるデザインで、ガジェット感があります。
Capsule3 Pro+はスティック型で、全体的にマットな質感の中にゴールドの差し色があり、落ち着いた中にも高級感を感じさせます。


重さはH3がイヤホン単体で6.2g、充電ケース込みで53.9gです。


Capsule3 Pro+はイヤホン単体で4.8g、充電ケース込みで50.0gです。
装着感
H3のほうが、耳にしっかりと固定されるような安定感がある印象です。
Capsule3 Proはカナル型イヤホンが苦手な方でも使えるほど軽い装着感だと感じていましたが、H3も耳の手前で固定する印象で、違和感は少なく感じました。
装着時の見た目


H3は耳への収まりが良く、装着するとゴールドの部分だけが見えるような印象になるので、意外と目立たないように感じます。


Capsule3 Pro+は一般的なスティック型イヤホンという見た目です。
音質
どちらのイヤホンも高音質コーデックのLDACで接続し、イコライザーは「SOUNDPEATSクラシック」、外音取り込みモードは「ノーマル」で音質をチェックしました。
音のクリアさでは、Capsule3 Pro+のほうが優れていると感じます。
低音の質もCapsule3 Pro+のほうが良く、ドラムのキック音のようなアタック感をしっかりと感じられました。
H3のほうが低音の量自体は多く、より深い低音も感じられますが、少し音場が狭いような印象を受けました。
空間の広がりはCapsule3 Pro+のほうが感じられます。
一方で、H3のほうが音に深みがある印象でした。
Capsule3 Pro+の音は、決して軽いというわけではありませんが、スッと抜けていくような軽快さがあります。
音の濃密さを求めるならH3、軽快さを求めるならCapsule3 Pro+といった印象です。
接続性
どちらのモデルも、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントに対応しています。
音質面では、Capsule3 Pro+がLDACに対応しているのに対し、H3はLDACに加えてaptX Losslessにも対応しているのが大きな違いです。
どちらのモデルもLDACとマルチポイントを同時に使用することはできません。
しかし、H3ではaptX Losslessとマルチポイントは同時に使用できるため、対応するスマートフォンなどを持っている方には大きなメリットになるのではないでしょうか。
操作性
どちらもイヤホン本体のタッチセンサーで操作します。
H3のほうがタッチセンサー部分が大きく見えますが、実際には平面全体がセンサーというわけではないようで、誤操作をすることが多いです。
また、どちらのモデルもイヤホンを耳から外したときに自動で音楽を停止するような、装着検知センサーは搭載されていません。
ノイズキャンセル性能
H3のほうがより周りの音を消してくれる印象です。
より小さな音量でも音楽が楽しめますし、デジタル耳栓としても活用しやすいです。
外音取り込み性能
周りの音を取り込む性能は、H3のほうがより大きく音を取り込んでくれるように感じました。
アナウンスなどをしっかりと聞きたい場面ではH3のほうが安心感があります。
自分の声もH3のほうがこもりにくいです。
マイク音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
H3のほうが取り込む音量が大きく、相手に声が聞き取りやすく届く印象です。
バッテリー
H3はイヤホン単体で最大7時間、充電ケース併用で最大37時間使用できます。
さらに、10分間の充電で2時間再生できる急速充電にも対応しています。
Capsule3 Pro+は、イヤホン単体で約6.5時間、充電ケース併用で最大43時間使用できます。
イヤホン単体での再生時間はH3のほうが少し長く、急速充電にも対応しているのが便利です。
なお、どちらのモデルも充電ケースはワイヤレス充電には対応していません。
アプリ
どちらも「PeatsAudio」という専用アプリで、外音取り込みモードの変更やマルチポイントのオンオフ、タッチ操作のカスタマイズなどができます。


H3のアプリ画面では、左右のイヤホンのバッテリー残量に加えて、充電ケースのバッテリー残量も大まかに確認できます。




また、H3はノイズキャンセリングや外音取り込みのモードをさらに細かく変更できます。
プリセットイコライザーの数も、Capsule3 Pro+が9個なのに対し、H3は12個と多くなっています。
防水性能
防水性能は、H3がIPX5、Capsule3 Pro+がIPX4となっています。
どちらも雨や汗程度であれば問題ありませんが、H3のほうがより高い防水性能を備えています。
カラーと価格
カラーは、どちらのモデルもレビュー時点では1色のみの展開です。
Amazonでの通常価格は、H3が15,880円、Capsule3 Pro+が13,880円です。
まとめ
今回は、SOUNDPEATS H3とCapsule3 Pro+を徹底比較しました。
音質は濃密さを求めるならH3、軽快さを求めるならCapsule3 Pro+といった印象です。
イヤホン単体の重さはCapsule3 Pro+のほうが軽いので、長時間装着するのであればCapsule3 Pro+も良い選択肢です。
デザインや機能性は発売が新しいH3のほうがより良くなった印象です。
音質の傾向は違いますが、機能性を重視したいのであれば、H3のほうが良いと思います。
ただ、どちらのイヤホンも非常に完成度が高いので、ご自身の使い方や好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

