こんにちは、繊細ガジェットレビュー管理人のisukoです。
完全ワイヤレスイヤホンは使い勝手ももちろんですが、音質を求めているという方も多いと思います。
そんな中、コストパフォーマンスにすぐれたイヤホンなどを多数販売しているSOUNDPEATS様より、新型の完全ワイヤレスイヤホンをご提供いただきました。
ボーカルを軸にした新しいチューニングを採用しており、誰にでも合いやすい音質だと感じました。
今回は、SOUNDPEATS Air6 Proを、前モデルのSOUNDPEATS Air5 Pro+と軽く比較しつつ、レビューします。
SOUNDPEATS Air6 Pro 開封

パッケージ表面には製品の画像が印刷されています。

パッケージ裏面には製品の特徴が書かれています。

パッケージを開封すると、中にはイヤホンの入った充電ケースとイヤーピース、USB-A to Cケーブル、書類、ステッカーが入っています。


重さはイヤホン単体で4.9g、充電ケース込みで53.5gです。
SOUNDPEATS Air6 Pro ペアリング方法
最初はイヤホンの絶縁テープをはがして充電ケースにしまい、イヤホンを充電ケースから取り出すとペアリングモードになります。

2台目以降は、イヤホンを充電ケースにしまい、フタを開いた状態で充電ケース底面のボタンを長押しすることでペアリングモードになります。
ペアリングモードになったあとは、接続したいデバイスのBluetooth設定から「SOUNDPEATS Air6 Pro」を選択することでペアリングできます。
Google Fast Pairに対応しているとのことですが、今回はそのような挙動は確認できませんでした。
SOUNDPEATS Air6 Pro レビュー
デザイン

充電ケースはマットです。
前面にはLEDインジケーターがあります。

背面にはカッパー寄りの色のプレートにSOUNDPEATSのロゴがあります。

底面にはUSB-Cポートと、ペアリングなどを行うためのボタンがあります。

Air5 Pro+と比較すると、Air5 Pro+はゴールド寄りの色で、USB-Cポートの周りも縁取られています。
Air6 Proはカッパー寄りの色で、USB-Cポートの周りは縁取られておらず、より落ち着いた印象です。

充電ケースのフタの裏側には技適マークなどの表示があります。
充電ケースの中では、イヤホンはほぼ全体が見えている状態で収納されており、取り出しやすいです。
ただ、軽く振っても落ちてきそうという感じはなく、磁力は強いです。
イヤホンの外側もカッパー寄りの色で、落ち着いた印象です。

ただ、Air5 Pro+と比べると反射する場所が多くなっているのは気になります。

スティック部分には、SOUNDPEATSのスローガンである「Hear the difference」と書かれています。

スティック部分は、Air5 Pro+より短くなっています。
装着感
耳の手前で固定する印象で、軽い装着感です。
頭を軽く振っても、ずれてくる感じはありませんでした。
装着時の見た目

横から見ると、外側はカッパー寄りの色で落ち着いてはいますが、Air5 Pro+より反射するのが気になります。

後ろから見ると、スティック部分は飛び出しが少ないです。
音質

11mmの複合振動板によるダイナミックドライバーを搭載しています。

また、ボーカル表現を軸に開発した最新の独自チューニング「Air Series Tuning Gen2」により、自然でバランスの取れたサウンドを実現しているとのことです。
リファレンス環境については以下の記事をご確認ください。

LDAC接続で、イコライザーは「SOUNDPEATSクラシック」、ANCモードで音質をチェックしました。
ノーマルモードより、ANCモードのほうが音に厚みがあると感じたため、ANCモードにしています。
全体的にバランスが良く、多くの方が聴きやすい音です。
Air5 Pro+はMEMSドライバーを採用しており、高音にかなり存在感があります。
人によっては違和感に感じる音作りだと思います。
Air6 Proのほうが万人向きで、個人的にも良い音質だと感じました。
次にそれぞれの楽曲での感想を紹介します。
ロック系
低音の量は少し強めです。
響きはありますが、深くまで響くとまではいきません。
ボーカルの位置はちょうど良いです。
芯はありますが、もう少し伸びがほしいと感じました。
高音はキレがあり、十分に存在感があります。
サビのようにさまざまな音が混じる場面でも、それぞれの音に集中できます。
ボーカルのサ行やタ行が刺さる感じはありませんでした。
J-POP系
シンセサイザーや打ち込み系の音は、少し電子感が弱く感じました。
深みはあります。
曲の冒頭でボーカルの位置が移動するバイノーラル的な感覚は、あまりありません。
空間は少し狭めです。
ボーカルの伸びは物足りないです。
ただ、深みがあるので、存在感はあります。
最後の語りの部分は、声のかすれも感じられ、リアルです。
洋楽ポップス系
リズムをしっかりと感じられる低音です。
低音とボーカルのバランスは良いです。
女性ボーカルは、伸びは物足りないですが、艶やかでリアルです。
EDM系
生楽器の音は、かたまりになってしまう印象です。
サブベースは、体に響くまではいきません。
男性ボーカルの声の質感はリアルに感じますが、もう少し伸びがほしいと感じました。
クラシック系
音量の変化は、モニターイヤホンよりダイナミックに表現できています。
ヴァイオリンの質感は、ウォームとクールの中間といった感じです。
深みはありますが、空間は狭く感じてしまいます。
音が止まるべきときの余韻は、少し間延びしている印象でした。
接続性
マルチポイントに対応しています。
高音質コーデックのLDACとaptX Losslessにも対応しています。
マルチポイントをオフにするとLDACが、オンにするとaptX Losslessが有効になります。
LE Audioにも対応しています。
LE Audioとマルチポイントは併用できます。
LDAC接続からLE AudioやAAC接続に切り替えると、音の奥行きが少なくなる感覚があります。
片耳では、左右チャンネルの音は聞こえません。
Air5 Pro+ではアップデートにより左右チャンネルの音が聞こえるようになったと思うので、アップデートを期待したいです。
操作性
タッチセンサーで操作します。
1回タップから3回タップと、長押しでの操作ができます。
それぞれの操作の割り当ては、アプリでカスタマイズできます。
ただ、フィードバック音がないため、正しく操作できているかがわかりにくいです。
装着検知センサーがあり、片耳でもイヤホンを外すと一時停止し、再度装着すると再生されます。
ノイズキャンセル性能

ノイズキャンセル性能は非常に優秀だと思います。
低いノイズはほとんどカットできています。
高いノイズは少し聞こえますが、ほとんど気になりません。
耳の詰まり感は少なく、使いやすいです。
外音取り込み性能

外音取り込みは標準とボーカルブーストを選択できますが、ボーカルブーストでチェックしました。
周りの音はマイクで拾っているような違和感があります。
自分の声は少しこもって聞こえます。
外音取り込み性能はそれほど高くありません。
マイク音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
静かな環境では声が割れているような感じを受けました。
60dB前後のレストランの音を流した環境では、周りの音はかなりカットできています。
ただ、声がこもったり、割れたりする感じがありました。
バッテリー
バッテリー容量は、イヤホン単体が60mAh、充電ケースが600mAhです。
イヤホン単体で最大12時間、充電ケース併用で最大52時間使用できます。
Air5 Pro+はANCモードで使っていると3時間ほどでバッテリーがなくなっていましたが、Air6 Proはそれ以上は使えました。
10分間の充電で最大4時間使用できる急速充電に対応しています。

充電ケースはワイヤレス充電にも対応しています。
SOUNDPEATS製品では初めてワイヤレス充電に対応したのではないかと思います。
充電台に置くだけで充電できるので、使いやすいです。
アプリ
「SOUNDPEATS」アプリでイヤホンのカスタマイズができます。

左右のイヤホンと充電ケースのバッテリーの残りパーセントを確認できます。
外音取り込みのモードも変更できます。

ANCモードでは、5つのノイズキャンセリングモードが選べます。

外音取り込みモードでは、「標準」と「ボーカルブースト」が選べます。

Dolby Audioも使えます。
オンにすると、音が一歩引いた感じになります。
違和感は少ないですが、空間が広くなったかどうかは微妙です。

「ダイナミック低音」のオン・オフもできます。
オンにすると、音に厚みが出たように感じました。
Dolby Audioや「ダイナミック低音」をオンにすると、イコライザーは無効になります。

タッチ操作の割り当てをカスタマイズできます。
1回タップから3回タップと、長押しのそれぞれの操作を変更できます。

操作を割り当てない「未定義」も選択できるので、誤操作を減らせます。


イコライザーは、12個のプリセットと「適応型イコライザー」、カスタムイコライザーで調整できます。

「適応型イコライザー」は、個人の聴覚特性に応じてイコライザーを調整してくれる機能です。
ただ、私の場合は聴覚特性の検査ですべての音が聞こえてしまい、調整の効果を感じられませんでした。

カスタムイコライザーは、10個の音域を-6から+6で調整できます。

マルチポイント接続のオン・オフもできます。
ただ、接続先の管理ができないのは残念です。

LDACのオン・オフもできます。

LDACをオンにすると、マルチポイントはオフになります。
ゲームモードとも併用できません。

通知音の音量を調整できます。
通知音が大きいと感じる方もいると思うので、良い機能です。

ゲームモードのオン・オフもできます。
AAC接続時、通常時は50msほどの遅延が、ゲームモードをオンにするとほとんど感じなくなりました。

LE Audioのオン・オフもできます。
音質はLDACと比較すると、音の奥行きが少なくなる感じがしました。
LE Audioとマルチポイントは併用できます。
防水性能
防水性能はIPX5です。
少し水にぬれる程度であれば問題ありません。
カラーと価格
カラーはブラックのみです。
Amazonでの通常価格は12,380円です。
まとめ
今回は、SOUNDPEATS Air6 Proをレビューしました。
良い点
- 音質が万人向けで聴きやすい
- 充電ケースがマットで落ち着いている
- 軽い装着感で、頭を軽く振ってもずれにくい
- マルチポイントとLDAC、aptX Losslessに対応している
- ノイズキャンセル性能が高い
- 装着検知センサーがある
- バッテリーが長持ちし、急速充電に対応している
- 充電ケースがワイヤレス充電に対応している
- 通知音の音量を調整できる
- IPX5の防水性能がある
気になる点
- イヤホンの反射が気になる
- 片耳では左右チャンネルの音が聞こえない
- 操作のフィードバック音がない
- 外音取り込み性能は高くない
- マイク音質で声が割れたりこもったりする
- マルチポイントの接続先を管理できない
- LDACとマルチポイントは併用できない
LDACとマルチポイントを併用できず、外音取り込み性能が高くない点は気になりました。
一方、音質はバランスが良く、Air5 Pro+より多くの方に合う音作りだと感じました。
軽い装着感ながら、ノイズキャンセル性能は非常に優秀で、耳の詰まり感も少ないです。
装着検知センサーを搭載しており、充電ケースはワイヤレス充電にも対応しており、使いやすいです。
聴きやすい音質で、軽い装着感と優秀なノイズキャンセル、ワイヤレス充電などの使い勝手を重視する方には良い選択肢です。

