こんにちは、isukoです。
最近は耳をふさがないオープンイヤー型のイヤホンが増えてきています。
オープンイヤー型イヤホンは周りの音がふつうに聞こえるので、周囲の状況を確認しやすいです。
また耳をふさがないので、耳への負担も少ないです。
そんな中、QCYからオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンが発売されました。
今回紹介するCrossky GTR2は2代目のようですが、初代のGTRは日本での発売がなかったようなので、GTR2は日本で初めてのQCYのオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンです。
今回は、QCY Crossky GTR2をレビューします。
QCY Crosskey GTR2 開封
開封のようすはYouTube動画をご覧ください。
パッケージ表面にはイヤホンの画像が大きく印刷されています。
パッケージ裏面には製品の説明が日本語で書かれています。
パッケージを開封すると、充電ケースとUSB-A to Cケーブル、日本語の説明書が入っています。
日本仕様になっているので、なじみやすいです。
QCY Crosskey GTR2 ペアリング方法
最初はイヤホンを充電ケースから取り出すとペアリングモードになります。
2台目以降はすべての接続を解除することでペアリングモードになります。
充電ケースにペアリング用のボタンがないので、一旦すべての接続を解除しなければならないのは面倒です。
ペアリングモードになったあとはペアリングしたいデバイスのBluetooth設定で「QCY Crosskey GTR2」を選択することでペアリングできます。
QCY Crossky GTR2 レビュー
デザイン
充電ケースはシンプルなデザインです。
充電ケースのサイズはやや大きめです。
充電ケース上面にはQCYのロゴマークがあります。
充電ケース背面にはUSB-CポートとLEDインジケーターがあります。
充電ケースを開くと、上面の裏側には技適マークなどの表示があります。
イヤホンを取り出してみると、スピーカー部分の外側にはQCYのロゴマークがあり、光沢感があります。
スピーカー部分の内側や耳かけ部分はマットな質感です。
重さは片耳で10.0gです。
充電ケース込みで82.2gです。
装着感
これまで使ってきたオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンと比較すると、耳かけ部分がかたく感じました。
そのため、耳にかけていても違和感を感じました。
イヤホン自体は軽量なので、重さで耳が疲れるということはありませんでした。
音質
イコライザーはデフォルトで音質をチェックしました。
全体的に音が反響しているような印象を受けました。
低音は少し弱めで、深い低音はほとんど感じられません。
ボーカルは少し遠く、芯がありますが、伸びはほしいと思いました。
高音は弱めです。
音量的にはボーカル帯が主張している感じなので、人の声の音声は聞き取りやすいです。
音もれ
音楽を楽しめる音量で音楽を再生した場合、静かな環境では50cmほど離しても何の曲が流れているかわかる程度には音もれします。
周りに人がいる、静かな環境で使うのは控えたほうが良いと思います。
接続性
マルチポイント(2台同時接続)に対応しています。
そのため接続を切り替えることなく音声を再生できます。
一方高音質コーデックには対応していません。
とはいえオープンイヤー型イヤホンは音楽をBGMとして聴くために使用すると思います。
そのため、高音質コーデックよりマルチポイント対応のほうが便利だと思います。
バッテリー
イヤホン単体で8時間、充電ケース併用で28時間の連続使用が可能です。
長めの連続使用可能時間で、使いやすいです。
ただし、充電ケースのバッテリー残量が確認しにくいです。
まず充電ケースの背面にLEDインジケーターがあるので、見づらいです。
LEDインジケーターは前面に搭載してほしいと思いました。
またこのLEDインジケーターはイヤホンを収納したときにしか点灯しません。
充電ケースを閉じたときにもバッテリー残量を確認させてほしいと思いました。
アプリ
「QCY」アプリで設定をおこなえます。
「ステータス」タブではイヤホンのバッテリー残量が表示されます。
充電ケースのバッテリー残量は表示されないので注意が必要です。
「サウンド」タブではイコライザーと左右のオーディオバランスを設定できます。
イコライザーは7つのプリセットとカスタマイズがあります。
カスタマイズは10個の音域を-8から+8までの17段階で調整できます。
「設定」タブではさまざまな設定がおこなえます。
まずはタッチ操作の割り当てを変更できます。
1回押しから3回押しに操作を割り当てられます。
自分の好きなように操作を割り当てられるので、使いやすいです。
なお、長押しは曲送り・曲戻しで固定です。
ただし、タッチ操作時のフィードバックがないので、正しくタッチできているかわかりにくいです。
またゲームモードが搭載されています。
通常時は150msほどの遅延を感じましたが、ゲームモードをオンにすると100msほどの遅延になりました。
とはいえ、遅延は大きめだと感じました。
防水性能
イヤホンはIPX5の防水に対応しています。
少しぬれる程度では問題ありません。
カラーと価格
カラーはAmazonではブラックのみ販売されています。
「QCY」アプリではアプリ画面のイヤホンのカラーを変更できるのですが、ここではブラックの他にホワイトとネイビーのような色もあります。
これらのカラーも販売してくれるとより購入しやすくなると思います。
価格はAmazonでは5,000円以下です。
お試しに購入するのに良い価格だと思います。
まとめ
今回は、QCY Crossky GTR2をレビューしました。
良い点
- 製品が日本仕様になっている
- マルチポイント(2台同時接続)に対応している
- バッテリーが長持ちする
- イコライザー調整のカスタマイズ性が高い
- タッチ操作のカスタマイズ性が高い
- IPX5の防水性能がある
- 比較的手頃な価格で販売されている
気になる点
- 充電ケースのサイズがやや大きめ
- ペアリングモードにする方法が面倒
- 装着時に違和感がある
- 充電ケースのバッテリー残量が確認しにくい
- タッチ操作時のフィードバックがない
- 遅延が少し大きめ
- カラーがブラックのみ
良い点・気になる点をまとめると以上のような感じです。
耳かけ部分がかためで、装着時に違和感があるのは残念です。
一方マルチポイントに対応していたり、タッチ操作のカスタマイズ性が高かったり、機能性は高いなか、比較的手頃な価格で販売されているのは良いと思いました。
日本で初めてのQCYのオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンが気になるという方は、試してみてはいかがでしょうか。