こんにちは、isukoです。
スマートフォンは便利ですが、画面が小さいと感じることはあるのではないでしょうか。
そんなときに便利なのがタブレットです。
今回Blackview様からお声がけいただき、軽い用途であれば使いやすいタブレットをご提供いただきました。
今回は、Blackview ZENO 1をレビューします。

Blackview ZENO 1 開封

パッケージ表面には製品の画像が大きく印刷されています。

パッケージ裏面には製品の仕様が記載されています。

中にはケースが取り付けられたタブレット本体とガラスフィルム、USB-A充電器、USB-A to Cケーブル、スタンド、SIMピン、書類が入っていました。
タブレット本体にはあらかじめフィルムが貼り付けられており、さらにガラスフィルムや保護ケースまで付属しているのは親切だと感じます。

ただし、私はフィルムの反射が気になったので、反射防止のフィルムに貼り替えました。


重さはタブレット単体で334.1g、ケース付きで387.9gでした。


スタンドに交換すると、タブレット単体で343.5g、ケース付きで397.3gです。
Blackview ZENO 1 レビュー
デザイン

サイズは8インチとコンパクトで、私の手であれば片手で持てます。

素材はマットなプラスチックで、高級感があるわけではありませんが、安っぽさも感じません。

ディスプレイを縦に持つと、右上のあたりにカメラがあります。

上面にはUSB-CポートとSIMカード・SDカードスロットがあります。

nanoSIMカード2枚、もしくはnanoSIMカード1枚とmicroSDカード1枚を搭載できます。

右上にはイヤホンジャックが搭載されています。

右側面には音量ボタンと電源ボタンが配置されています。

下側面にはスピーカー穴があります。

背面にはBlackviewのロゴとカメラがあります。


また、左下のネジを外すことで、付属のスタンドに取り替えられます。
このスタンドは押し込みには弱いですが、タブレットを立てておくだけであれば問題なく使えます。


横向きであれば角度をつけて置けますが、縦向きではほぼ直角になるので使いにくいです。

ベゼルは最近のタブレットとしては太めに感じます。

ボタンの押し心地は適度なかたさがあり、しっかりとしたフィードバックがあります。

付属のケースは、側面がマットで背面は光沢のあるデザインです。

カメラ部分もしっかりと保護されており、くり抜きの精度も十分です。

USB-Cポート部分は、さまざまなサイズのケーブルに対応できるよう大きくくり抜かれています。

音量ボタンと電源ボタンはケースで保護されますが、押し心地は特に変わりませんでした。

ネジ部分はくり抜かれているので、ケースを装着したままスタンドを取り付けられます。
スタイラスペンには対応していません。
ディスプレイ

ディスプレイは8インチのIPS液晶で、解像度は1280×800ピクセルです。
解像度は低めですが、画面も小さいので、表示のざらつきは感じませんでした。

明るさは十分で、明るさの自動調整機能も搭載しています。
デフォルトの色味は少し青っぽく感じました。

リフレッシュレートは60Hzと90Hzから選択できます。

視野角は広く、斜めから見ても色の変化は少ないです。

WidevineはL1で、動画配信サービスで高画質再生が可能です。
パフォーマンス
SoCはUnisoc T615を搭載しています。

メモリは6GBで、さらにストレージを最大12GBまで使用して、メモリ容量を拡張可能です。

ストレージは256GBと、この価格帯のタブレットとしては大容量です。

microSDカードによるストレージ拡張にも対応しています。

AnTuTuベンチマークのスコアは約32万でした。

Geekbenchのスコアは、シングルコアが440、マルチコアが1,471でした。
ブラウジングや動画視聴といった日常的な使い方であれば、カクつきを感じることはあまりありません。
ただAnTuTuベンチマーク中の画面を見ると非常にカクついているので、ゲームなどの重い用途で使うのは厳しいと思います。
カメラ
背面・前面ともに800万画素のカメラを搭載しています。

背面カメラで撮影した写真はくもったような感じがします。

前面カメラは縦向きでも横向きでも少し中心からズレた位置にあるため、Web会議などでは目線が合いにくいかもしれません。
スピーカー

スピーカーは横向きで持つと右側からのみ音が出ます。
音質に特に安っぽさはなく、筐体が振動するようなこともありませんでした。
音に芯があり、聞き取りやすい音だと感じます。

3.5mmイヤホンジャックが搭載されているのは嬉しいポイントです。
マイク
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
マイクは、少し声が反響しているような印象を受けました。
バッテリー
バッテリー容量は6,000mAhです。
輝度自動調整、音量最大で動画を1時間再生したところ、バッテリーは7%減少しました。
充電速度は、1時間で22%から45%まで回復しました。
機能性
OSはAndroid 15を搭載しています。
今後のOSアップデートの予定はないようです。
PCモードのような機能はありません。

顔認証に対応していますが、カメラの位置が微妙なため、少し顔を動かす必要があります。
登録できる顔は1つだけです。
私はホーム画面にカレンダーとToDoリストのウィジェットを配置し、常時表示させる用途で使いたいと思っていました。
その点ではディスプレイをスリープさせない設定ができるのが非常に良いと感じました。
一方、デフォルトのランチャーではホーム画面下部のドックを削除できません。

また、ホーム画面のレイアウトのカスタマイズ性が低く、横向きの場合、カレンダーウィジェットでは1日の予定は2つしか表示できませんでした。
そこで、「Nova Lancher」というランチャーアプリを導入しました。

すると、ドックも削除でき、ホーム画面のレイアウトのカスタマイズ性も高いので、横向きの場合、カレンダーウィジェットでは1日に4つまでの予定を表示できるようになりました。
これであれば実用的だと感じました。
接続性
Wi-Fi 5とBluetooth 5.2に対応しています。
LDACやaptX Adaptiveといった高音質コーデックには非対応です。

SIMカードを2枚、もしくはSIMカードとmicroSDカードを組み合わせて使用できます。
Y!mobileのデータ通信用SIMカードを挿入したところ、自分でAPN設定をすることなく通信できました。
カラーと価格
カラーはブラック、オレンジ、グリーンの3色です。
Amazonでの通常価格は25,999円です。
まとめ
今回は、Blackview ZENO 1をレビューしました。
良い点
- 豊富な付属品
- 交換可能なスタンド
- 90Hz対応のなめらかなディスプレイ
- Widevine L1対応
- 日常使いには十分なパフォーマンス
- イヤホンジャック搭載
- SIMカード・microSDカード対応
- スリープ無効可能
- 比較的手頃な価格
気になる点
- 太めのベゼル
- HD解像度のディスプレイ
- スタイラスペン非対応
- カメラの画質・位置
- 片側のみのスピーカー
- OSアップデートサポートなし
- ランチャーのカスタマイズ性の低さ
- 高音質コーデック非対応
良い点・気になる点をまとめると上のような感じです。
解像度やスピーカーなど、いくつかの点でコストカットの影響が見られます。
しかし、豊富な付属品や交換可能なスタンドなど、便利な特徴も持っています。
手頃な価格でありながら、90Hz対応ディスプレイを搭載していたり、動画視聴やブラウジングといった用途であれば十分なパフォーマンスを備えたタブレットです。
軽い用途で、手頃な価格のタブレットを探している方には良い選択肢ではないでしょうか。
