こんにちは、isukoです。
完全ワイヤレスイヤホンは手軽に使用でき、非常に便利です。
しかし、多くの完全ワイヤレスイヤホンはカナル型で、耳の奥までイヤホンを入れる形状になっています。
その結果、耳の中が蒸れてしまい、耳が炎症を起こしてかゆくなったり、痛くなったりする人も多いのではないかと思います。
完全ワイヤレスイヤホンの代わりにヘッドホンを使っている人もいると思いますが、圧迫感があり、耳が蒸れてしまう状況は変わりません。
そのため、私は耳をふさがない骨伝導ヘッドホンに目をつけました。
その中で、評判が良く、低価格なAfterShokzのOpenMoveを購入したので、レビューします。
AfterShokz OpenMove 開封
私はスレートグレーのモデルを購入しました。
パッケージ表面は透明になっており、中のOpenMove本体が見える形になっています。
パッケージ裏面には商品の説明が書かれています。
パッケージを開けると、いきなりOpenMove本体が出てきます。
OpenMove本体の下には付属品が入っています。
付属品は、携帯ポーチ、ユーザーガイド、耳栓、USB-A to Cのケーブルなどが入っています。
OpenMove本体を正面から見た画像です。
左耳があたる部分にボタンがあり、そのボタンで再生、停止などの操作を行うことができます。
OpenMove本体を右側から見た画像です。
右耳の後ろ側にあたる部分にプラス、マイナスボタンがあり、音量調節をすることができます。
AfterShokz OpenMove レビュー
AfterShokz OpenMoveの良い点
メガネに干渉せず、軽快な装着感
特にメガネに干渉することなく使用することができました。
さらに、重さは約29gと非常に軽量で、違和感が少なく、軽快な装着感です。
1日中使用できるバッテリー
公称値では、連続使用時間は6時間となっています。
しかし、私の場合、音もれが気にならない程度の音量で音楽を聴いたり、動画を視聴したりし、約12時間で充電するようにアナウンスがありました。
これだけ連続使用できれば、1日中使用できるので、バッテリーを気にせず使用できます。
人の声が聞き取りやすい
中音域帯が前に来ているイメージで、非常に人の声が聞き取りやすくなっています。
ウェブ会議などでも十分使用できると思います。
ボーカルのある曲も聴いてみましたが、ボーカルが聞き取りやすく、耳に入れるタイプのイヤホンや、ヘッドホンで聴くのとは違う印象で曲を楽しむことができました。
ちなみに、OpenMoveは「スタンダードモード」、「ボーカルモード」、「イヤプラグモード」という3つのイコライザーモードを切り替えて使用することができます。
ただ、「ボーカルモード」はボーカルのみが不自然に強調されたように感じ、「イヤプラグモード」は耳栓をして使用するモードですが、それであれば普通のカナル型イヤホンを使うので、基本的には「スタンダードモード」で良いと思います。
音漏れは気にならない
人の声を十分聞き取ることができる音量で音漏れを確認してみましたが、特に音漏れは感じませんでした。
しかし、音楽を聴く際は物足りなく感じます。
ただ、音量を上げると本体の振動が強くなるので、そちらの方が気になりますし、かなり音漏れしてしまうので注意が必要です。
IP55の防水防塵性能
IP55の防水防塵性能を持つので、雨の日の外出や、暑い日の外出でも十分使用できます。
AfterShokz OpenMoveの気になる点
装着状態によっては背もたれにもたれられない
バンドの部分が硬めなので、この部分が首にくると、背もたれにもたれることができません。
バンドの部分を後頭部にすれば大丈夫ですが、だんだん下がってくるので、何度も付け直す手間があります。
低音はかなり弱い
耳に入れない形状なので仕方がない点だとは思いますが、低音は非常に弱いです。
ただ、それによって人の声が聞き取りやすくなっていると思います。
マルチポイント接続は不安定
OpenMoveは2台のデバイスと同時接続ができるマルチポイント接続が可能です。
2台のデバイスの接続を切り替えながら音声を再生できるので、便利な機能ではあるのですが、不安定に感じました。
私の場合、MacとiPhoneに同時接続して使用してみましたが、Macで音声を再生したままであるにもかかわらず、OpenMove起動時にiPhoneから音声が再生されてしまいました。
その状態からMacに再生を戻す際も、すぐに切り替えられたり、なかなかうまくいかなかったりしました。
まとめ
今回は、AfterShokzのOpenMoveをレビューしました。
良い点は、
・メガネに干渉せず、軽快な装着感
・1日中使用できるバッテリー
・人の声が聞き取りやすい
・音漏れは気にならない
・IP55の防水防塵性能
気になる点は、
・装着状態によっては背もたれにもたれられない
・低音はかなり弱い
・マルチポイント接続は不安定
を挙げました。
初めて骨伝導ヘッドホンを使用してみましたが、耳を塞いでいないにもかかわらず、動画の音声もしっかり聞こえ、不思議な感覚でした。
同社の上位モデルのAeropexの方が装着感や音質が良いようですが、OpenMoveでも十分装着感、音質がよく感じました。
これで1万円を切る価格なので、骨伝導ヘッドホンを初めて使う人はOpenMoveを試してみてはいかがでしょうか。