こんにちは、isukoです。
私は記事公開時点ではテクニクス EAH-AZ60M2を使用しています。
その前は長くEAH-AZ60を所持していたので、テクニクスの完全ワイヤレスイヤホンは私の好みに合っていると思います。
そんな中、EAH-AZ80は試しましたが、エントリーモデルのEAH-AZ40M2は試していなかったので、試してみたいと思うようになりました。
今回は、テクニクス EAH-AZ40M2を、同社のEAH-AZ60M2と比較しながらレビューします。
テクニクス EAH-AZ40M2 開封
パッケージ表面にはイヤホンの画像が大きく印刷されています。
パッケージ裏面には製品の説明が書かれています。
パッケージを開封すると、黒い箱があります。
箱を開封すると、使い方のイラストの書かれた箱と充電ケースがあります。
この箱にはXS、S、Lのイヤーピースが1セットずつ入っています。
それらの下にはUSB-C to Cケーブルと説明書が入っています。
充電ケースはマットな質感です。
充電ケース上面にはテクニクスのロゴが彫られています。
充電ケース前面にはケースのバッテリー残量を示すLEDインジケーターがあります。
充電ケース背面にはUSB-Cポートがあります。
AZ60M2の充電ケースと比較すると、AZ40M2の充電ケースは基本的なデザインは同じですが、非常にコンパクトです。
充電ケースを開くと、中にはイヤホンが入っています。
イヤホンはAZ60M2よりコンパクトで、角が取れたデザインです。
エントリーモデルですがタッチパネル部分にはスピン加工が施されており、高級感があります。
イヤホン単体での重さはAZ60M2が6.1gの一方、AZ40M2は4.4gです。
充電ケース込みでの重さはAZ60M2が56.7gの一方、AZ40M2は39.7gです。
テクニクス EAH-AZ40M2 ペアリング方法
最初はイヤホンを充電ケースから取り出すことでペアリングできるようになります。
2台目以降は両方のイヤホンのタッチパネルを長押しすることでペアリングできるようになります。
テクニクス EAH-AZ40M2 レビュー
良い点
装着感が良い
AZ60M2と似た形状なので、軽い装着感です。
またAZ60M2よりコンパクトで軽いので、より安定しています。
音質が良い
ノイズキャンセルはオフ、イコライザーは「ダイレクト」にして音質をチェックしました。
低音はちょうど良いです。
ボーカルに芯があります。
しかし距離感は若干遠く、もう少し伸びがほしいと思いました。
高音には十分に存在感があります。
さらにイヤーピースをAZ60M2で現状最も音質が良いと感じたAZLA SednaEarfit XELASTEC IIをAZ40M2でも装着しました。
音質はAZ60M2とも争えるレベルで、人によってはAZ40M2のほうが好みという人もいると思いました。
AZ60M2よりは低音に重心があるような音に感じました。
低音はちょうど良く、響きが良いと感じました。
ボーカルは低音に埋もれず、ちょうど良い距離感に感じました。
またボーカルに伸びや芯があります。
高音には十分に存在感があります。
AZ60M2より迫力があると感じました。
LDACに対応している
AZ60M2と同様に高音質コーデックのLDACに対応しています。
LDACは多くのスマートフォンで対応しているので、高音質で音楽を楽しみやすいです。
最大3台のマルチポイントに対応している
AZ60M2と同様に最大3台のデバイスに同時に接続できるマルチポイントに対応しています。
たとえばスマートフォンとパソコンに同時接続していてパソコンで音声を再生しているときに、スマートフォンに着信があると、スマートフォンの音声に切り替わります。
マルチポイントといっても他は2台同時接続で、3台同時接続に対応しているのは記事公開時点ではテクニクスの完全ワイヤレスイヤホンのみです。
しかしLDAC接続時は2台までの接続に制限されます。
とはいえLDAC接続時はマルチポイントが使用できないものも多いので、共存できるのは使いやすいです。
割り込み接続に対応している
AZ60M2と同様に割り込み接続に対応しています。
割り込み接続とは、すでにペアリング済みで接続はされていないデバイスのBluetooth設定から、「EAH-AZ40M2」を選択することでこれまでの接続に割り込んで接続できることです。
これにより今どのデバイスに接続しているかを意識することなく、接続したいデバイスで接続できます。
音声の再生は割り込まない
マルチポイント対応のイヤホンやヘッドホンの一部は、片方のデバイスで音声を再生している状態で、もう一方のデバイスで音声を再生すると、後に再生したデバイスの音声が割り込んで再生されてしまういます。
この仕様の場合、パソコンで動画を再生しながらスマートフォンでSNSなどを見ていると、SNS内の動画に反応してパソコンの音声が流れなくなってしまい、不便に感じることが多いです。
AZ40M2やAZ60M2はこの割り込みはないので使いやすいです。
タッチ操作のカスタマイズ性が高い
「Technics Audio Connect」アプリを使用することでイヤホンのタッチ操作の割り当てをカスタマイズできます。
自由度が高いので、自分好みの使い勝手にできます。
気になる点
ノイズキャンセル機能使用時は耳が詰まった感じがある
ノイズキャンセル機能は搭載されていますが、ノイズキャンセルオフのときと比較しても低音のノイズが少し小さくなった程度で、大きな違いは感じませんでした。
また耳が詰まった感じがあり、ノイズキャンセルをオンにして使用したあとにイヤホンを外すと、耳が疲れたような感覚がありました。
外音取り込みは自分の声がこもって聞こえる
外音取り込み機能をオンにすると、周りの音は自然に聞こえます。
しかし自分の声はこもって聞こえてしまうので、装着したまま会話するのは難しいです。
充電ケースのワイヤレス充電には対応していない
充電ケースのワイヤレス充電には対応していません。
AZ60M2では搭載されているので、格差付けのためだと思います。
まとめ
今回は、テクニクス EAH-AZ40M2をEAH-AZ60M2と比較しながらレビューしました。
AZ60M2とも争える音質で、AZ40M2のほうが好みの音質だという人も多いと思います。
この音質が15,000円(Amazon、記事公開時点)で購入できるのはすばらしいです。
LDACや最大3台のマルチポイントにも対応しており、機能性も高いです。
しかしノイズキャンセル機能は耳が詰まって疲れる感じがあり、外音取り込み機能は自分の声がこもってしまっています。
このあたりの性能はエントリーモデルがゆえのコストカットがあるかもしれません。