こんにちは、繊細ガジェットレビュー管理人のisukoです。
SOUNDPEATSはコストパフォーマンスの高い完全ワイヤレスイヤホンを販売しているメーカーです。
SOUNDPEATSというと、高くても2万円はいかないというイメージです。
そんなSOUNDPEATSから、3万円超えの完全ワイヤレスイヤホンが発売されました。
ハイブリッド5ドライバー構成に加え、約1.5年にわたる音質検証を行ったとのことで、かなり力が入っているイヤホンのようです。
今回は、SOUNDPEATS Aura Nebulaをレビューします。
SOUNDPEATS Aura Nebula 開封

パッケージ表面には製品の画像が大きく印刷されています。

パッケージ裏面には製品の説明が書かれています。

パッケージを開封すると、中にはイヤホンの入った充電ケースとイヤーピース、USB-A to Cケーブル、書類、ステッカーが入っています。


重さはイヤホン単体で8.3g、充電ケース込みで68.3gです。
SOUNDPEATS Aura Nebula ペアリング方法
最初はイヤホンの絶縁テープをはがして充電ケースにしまい、充電ケースのフタを開くとペアリングモードになります。

2台目以降はイヤホンを充電ケースにしまい、充電ケース内部のボタンを長押しすることでペアリングモードになります。

ペアリングモードになったあとは、接続したいデバイスのBluetooth設定から、「SOUNDPEATS Aura Nebula」を選択することでペアリングできます。
SOUNDPEATS Aura Nebula レビュー
デザイン
充電ケースは、天面は光沢感があり、それ以外はマットなデザインです。

天面にはSOUNDPEATSのロゴマークがあり、周りは角度を変えると光り方が変わる、キラキラとしたデザインになっています。

前面にはLEDインジケーターがあります。

背面にはUSB-Cポートがあります。

充電ケースのフタを開くと、内部にペアリングなどを行うためのボタンがあります。
イヤホンは全体が見えるような状態で収納されています。

マグネットは少し弱く、充電ケースを逆さまにして振ると、イヤホンが落ちてきてしまいます。

イヤホンは、事前情報の画像を見ていると、コンパクトでかわいらしい感じかと思っていましたが、重厚感があります。
外側にはSOUNDPEATSのロゴマークがあり、キラキラとした光沢があります。
ゴールドの差し色が使われており、高級感があります。

ノズルは円形ですが、太めです。
他社製のイヤーピースは装着が難しかったり、装着できない場合もありそうです。
装着感
耳のちょうど良い位置に固定される印象です。
安定感があり、少し頭を振ってもずれてきそうな感じはありませんでした。
重さの割には長時間装着していても疲れません。
装着時の見た目

横から見ると、外側は光沢感があるので、主張は強めです。

上から見ると、耳からの飛び出しは大きめです。
音質
リファレンス環境については以下の記事をご確認ください。


LDAC接続で、イコライザーは「SOUNDPEATSクラシック」、外音取り込みモードは「ノーマル」で音質をチェックしました。

LDACとaptXで音質を比較すると、LDACのほうが音に奥行きがある感じがしました。

また、外音取り込みモードをANCモードにしたときより、「ノーマル」のほうが低音に深みがある感じがしたので、「ノーマル」にしました。

Aura Nebulaは10mmのダイナミックドライバーと6mmの平面磁界ドライバー、バランスドアーマチュアドライバーが2基、マイクロ平面磁界ドライバーのハイブリッド5ドライバーが搭載されています。
自然で、聴き疲れしにくい音だと感じました。
男女問わずボーカルに適度な深みや響きがあり、リアルです。
もう少しだけボーカルに伸びがあると気持ち良く聴けそうだと感じました。
低音の量はちょうど良い感じで、キレがあり、リズムにも乗りやすいですが、サブベースが体に響くまではいかず、音の重みという点では物足りないです。
高音は適度なキレがあり、十分な存在感があります。
音の分離感も良く、それぞれの音に集中しやすいです。
空間は広めに感じました。
音量の変化もダイナミックです。
音の傾向はクールとウォームの中間ぐらいの印象です。
ヴァイオリンの弦のこすれ音もリアルに感じられましたが、少し深みが強い気がしました。
音は止まるべきときに止まり、余韻は美しいです。
同社のAir6 Proと比較すると、高音が出るようになり、全体的にクリアになり、それでいて聴きやすいという良いバランスになっていると感じました。
ただ、長時間聴いていても疲れませんが、個人的には自然すぎて音楽を楽しむとまではいかない印象を受けてしまいました。
接続性
2台同時接続のマルチポイントに対応しています。
高音質コーデックはLDACとaptX Losslessに対応しています。
マルチポイントをオフにするとLDACで接続できるようになり、オンにするとaptX Losslessで接続できるようになります。
つまり、マルチポイントとLDACは併用できません。
aptX Losslessに対応しているデバイスは少ないので、LDACとマルチポイントを併用できるようにしてほしいです。
片耳で左右両方のチャンネルの音が聞こえます。
操作性

タッチセンサーでの操作です。
フィードバック音がなく、正しく操作できているかわかりにくいです。

アプリでタッチ操作のカスタマイズができます。
装着検知センサーはついていません。
高価格モデルなだけに、装着検知センサーは搭載していても良かったのではないかと思います。
ノイズキャンセル性能

ノイズキャンセル性能は、同社のAir6 Proより弱く感じました。
Air6 Proでは耳の詰まり感は抑えつつ、周りの音はほとんど聞こえないレベルまでカットしてくれます。
一方、Aura Nebulaは静寂とまではいかない印象です。
音楽を楽しめる程度には静かになりますが、デジタル耳栓として使うには物足りなく感じます。
外音取り込み性能

外音取り込みモードは2つのモードがありますが、どちらも周りの音はクリアに聞こえるとまではいきません。
自分の声もこもって聞こえます。
マイク音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
静かな環境ではクリアに声を収録できています。
60dB前後のレストランの音を流した環境では、声はクリアではありますが、周りの音とともにカットされてしまっている場面もありました。
バッテリー
バッテリー容量は、イヤホン単体が50mAh、充電ケースが500mAhです。
イヤホン単体で最大7時間、充電ケース併用で最大28時間使用できるとしています。
同社のAir5 Pro+では、ノイズキャンセルをオンにしていると3時間ほどしか使えないようなことがありましたが、Aura Nebulaはそれ以上は使えました。
15分間の充電で最大2時間使用できる急速充電に対応しています。

充電ケースはワイヤレス充電に対応しており、充電台に置くだけで充電できます。
アプリ
「SOUNDPEATS」アプリでイヤホンをカスタマイズできます。

イヤホンと充電ケースのバッテリーの残りパーセントがわかります。
外音コントロールのモードを変更できます。


ANCモードでは5つのモードを、外音取り込みモードでは2つのモードを選択できます。


イコライザーは12種類のプリセットと「適応型イコライザー」、カスタムイコライザーがあります。

「適応型イコライザー」は、流れる音が聞こえるかどうかで音質を自動調整してくれる機能です。
しかし、私はテスト音がすべて聞こえてしまい、うまく調整できませんでした。

カスタムイコライザーは10個の音域を-6dBから+6dBまでで調整できます。
タッチ操作のカスタマイズもできます。

1回タップから3回タップと長押しの操作をカスタマイズできます。

操作を割り当てない「未定義」も選択できるので、誤操作を減らせます。

LDACのオン・オフができます。
LDACをオンにするとマルチポイントはオフになり、ゲームモードは使用できなくなるので注意が必要です。

通知音の調整もできます。
デフォルトでは通知音が大きいと感じたので、調整できるのは良いと思います。
ゲームモードのオン・オフができます。

ただし、LDACをオンにしていると使えません。
aptXやAACで接続しているときに、通常時は50msほどの遅延が、ゲームモードをオンにするとほとんど気にならなくなりました。
マルチポイント接続のオン・オフや接続先の切り替えもできます。

ただし、デバイス履歴に知らない製品が登録されているのは気になりました。

LE Audioのオン・オフができます。

しかし、Galaxy S25 Ultraとは相性が悪いのか、LE Audioをオンにしても、Galaxy S25 UltraのBluetooth設定にLE Audioの項目が表示されませんでした。
防水性能
IPX4の防水性能があります。
少し水にぬれる程度であれば問題ありません。
しかし、最近はより高い防水性能があったり、防塵性能があるものもあるので、物足りないところです。
カラーと価格
カラーはブラックのみです。
Amazonでの通常価格は35,880円です。
まとめ
今回は、SOUNDPEATS Aura Nebulaをレビューしました。
良い点
- 高級感のあるデザイン
- 長時間装着していても疲れにくい
- 長時間聴いていても疲れない音質
- LDACとaptX Lossless対応
- クリアなマイク音質
- 充電ケースはワイヤレス充電対応
- 通知音の音量を調整できる
- 遅延が少ない
- アプリで接続先を管理できる
気になる点
- 充電ケースからイヤホンが外れてしまいそう
- イヤホンの外側に光沢感がある
- イヤーピースの種類を選びそう
- マルチポイントとLDACを併用できない
- タッチ操作時にフィードバック音がない
- 装着検知センサーがついていない
- 外音コントロール性能が弱め
- 防塵・防水性能が物足りない
- カラーがブラックのみ
良い点・気になる点をまとめると上のような感じです。
マルチポイントとLDACを併用できないのが非常に残念です。
また、充電ケースからイヤホンが外れてしまいそうなのも、高価なだけに気になります。
一方、重さの割には長時間装着しても疲れにくく、音質は非常にバランスが良く、自然で長時間聴きやすいです。
デザインにも高級感があり、所有欲は満たされそうです。
ですが、どうも中途半端な印象を受けてしまいました。
音質はバランスが良く、聴きやすいですが、モニターライクの、ハイレベルのふつうの音という印象です。
そのため、個人的には音楽を楽しむというよりはBGMとして聴くような印象でした。
aptXやAACでは音の奥行きが失われるような感覚があったので、LDACでは聴きたいですが、マルチポイントと併用できないのがネックになってきます。
デバイスと1対1で接続するのであれば、有線イヤホンも選択肢になります。
aptX Losslessはマルチポイントと併用できますが、対応機種が少ないです。
またノイズキャンセル性能も同社のAir6 Proより弱く感じたので、デジタル耳栓として使うのにも微妙な立ち位置です。
最近はLDACとマルチポイントを併用できるイヤホンやヘッドホンが増えてきているので、次期モデルでは少なくともそこは期待したいですし、ノイズキャンセル性能も高めてほしいと思います。
