こんにちは、isukoです。
イヤーカフイヤホンは耳をふさがないため、周りの音を聞きながら音楽を楽しめるのが魅力です。
最近では多くのメーカーからイヤーカフイヤホンが登場しています。
そんな中、QCYとEarFunはコストパフォーマンスの高いイヤーカフイヤホンを販売しています。
先日、QCY Crossky C50とEarFun Clipをそれぞれレビューしました。
【前モデルC30Sとも比較】高級感のあるデザインで、高コスパのイヤーカフイヤホン QCY Crossky C50 レビュー【提供 QCY】
装着感優秀でどこでも使いやすいイヤーカフイヤホン EarFun Clip レビュー【提供 EarFun】
どちらも1万円以下で購入できますが、デザインや音質、機能性にそれぞれ違いがあります。
今回は、QCY Crossky C50とEarFun Clipを徹底比較します。


QCY Crossky C50 vs EarFun Clip 徹底比較
デザイン

充電ケースのデザインは、2つの製品で大きく傾向が異なります。
C50は、革のようなシボ加工が施された質感です。
手触りが良く、高級感があると感じます。
一方、Clipは、鈍い光沢のあるガンメタリックな質感です。
金属のような見た目で、スタイリッシュな印象を受けます。
どちらが良いかは好みが分かれるところですが、高級感を重視するならC50、クールな印象を求めるならClipが良いのではないでしょうか。

イヤホン本体の形状は、どちらも耳の後ろに来る細長い部分と、スピーカーがある丸い部分が組み合わさったデザインです。
この形状のおかげで、装着する向きが分かりやすいのは共通の良い点だと感じました。
細かい違いとして、Clipはスピーカー部分が少し耳の穴の方向に向くように傾いています。
これにより、より音がダイレクトに届きやすくなる工夫がされているようです。
耳にかける接続部分はどちらもやわらかい素材でできています。
しかし、Clipのほうが元に戻る力が少し弱いように感じました。
長期間使用していくと装着感が悪くなったり充電ケースにうまく収まらなくなったりするかもしれません。
装着感
どちらのイヤホンも、耳にかける接続部分が短めに設計されています。
そのため、イヤホン全体で耳を支えているような印象で、安定感があります。
耳を挟む力も適度で、長時間着けていても圧迫感や違和感を覚えることはほとんどありませんでした。
ただ、先ほどデザインで触れたように、Clipは接続部分がだんだんと広がってくる可能性があります。
装着感がゆるくなってきたと感じたら、充電ケースにしまいにくくなっていないか確認すると良いかもしれません。
装着時の見た目

横から見ると、Clipのほうがマットな質感で、耳になじんで見えます。

一方C50は、光沢のあるパーツが適度な高級感を演出しています。


上から見ると、どちらもイヤホン全体が耳に近く、飛び出しが少ないことがわかります。
すっきりとした見た目です。
音質
音質の傾向は、2つのモデルでかなり異なります。
C50は全体的にパワフルで荒々しい印象です。
特に深い低音の量感が豊かだと感じました。
ボーカルも埋もれることなく、聴きやすい距離感で鳴ってくれます。
Clipは解像度が高く深みを感じます。
Clipは高音質コーデックのLDACに対応していますが、LDACで接続しなくてもその傾向は感じられました。
どちらもイヤーカフイヤホンとしてはレベルの高い音質ですが、迫力を求めるならC50、繊細さやクリアさを求めるならClipがおすすめです。
音もれ
イヤーカフイヤホンなので仕方のないところではありますが、どちらのモデルもそれなりに音もれはします。
静かな環境で使うときは音量を小さくするなど、配慮が必要です。
接続性
どちらもマルチポイント(2台同時接続)に対応しています。
パソコンで音楽を聴きながら、スマートフォンにかかってきた電話に出るといった使い方ができ、非常に便利です。
接続の安定性も高く、人混みで使っても音が途切れることはありませんでした。
Clipは高音質コーデックのLDACに対応していますが、LDACを有効にしている間はマルチポイントは使えません。
これは多くのイヤホンに共通する仕様ですが、注意が必要です。
C50はイヤホンに左右の区別がなく、充電ケースに収納した時点で左右が割り当てられます。
操作性

C50はタッチセンサーでの操作です。
操作した際のフィードバック音が、実際に操作が実行されるよりも少し遅れて鳴ります。
そのため、操作できたかどうかが一瞬わからず、少し気になりました。

Clipは物理ボタンでの操作です。
ボタンを押し込む感触があるため、操作したことが確実にわかります。
イヤホンの位置を直そうとして触ってしまい、誤操作するといったこともないので、個人的には物理ボタンのほうが使いやすいと感じました。
どちらも装着検知センサーは搭載していないため、イヤホンを耳から外しても自動で音楽が止まることはありません。
マイク音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
C50のほうが、周りの騒音をカットしつつ、自分の声を相手にクリアに届けてくれる性能が高いと感じました。
バッテリー
C50がイヤホン単体で最大7.5時間、充電ケース併用で最大35時間使用できます。
一方、Clipはイヤホン単体で最大10時間、充電ケース併用で最大40時間と、どちらの場面でもより長く使用できます。
さらに、Clipは急速充電に対応しており、10分の充電で最大2.5時間再生できるのも便利な点です。
アプリ
C50は「QCY」アプリ、Clipは「EarFun Audio」アプリでイヤホンのカスタマイズができます。


どちらもイコライザーの調整や操作のカスタマイズなど、基本的な設定ができます。

「EarFun Audio」アプリは、イコライザーのプリセット数が多かったり、自分の耳に合わせて音質を最適化する「適応イコライザ」機能があったりと、より多機能です。

また、マルチポイントで接続しているデバイスをアプリ上で確認したり、接続を切り替えたりできるのも非常に便利だと感じました。
防塵・防水性能
C50がIPX5の防水性能、ClipがIP55の防塵・防水性能があります。
どちらも汗や雨に耐えられる防水性能を持っていますが、Clipは防水に加えて防塵性能も備えているため、より幅広いシーンで安心して使えます。
カラーと価格
カラーバリエーションは、C50がグレーとホワイトの2色、Clipがシルバーグレーの1色です。
Amazonでの通常価格は、C50が6,580円です。
Clipは、発売当初は9,990円でしたが、最近は7,990円になっているようです。
まとめ
今回は、QCY Crossky C50とEarFun Clipを徹底比較しました。
2つのモデルを比較してみて、どちらも非常に完成度が高いと感じました。
EarFun Clipは、接続部分の耐久性が少し心配ですが、それを除けば音質、機能性、操作性のすべてにおいて高いレベルでまとまっています。
物理ボタンの確実な操作感や、多機能なアプリを重視する方には、こちらが合っているのではないでしょうか。
一方、QCY Crossky C50は、手頃な価格でありながら、高級感のあるデザインと迫力のあるサウンドを楽しめます。
デザインの良いイヤーカフイヤホンがほしいという方や、力強いサウンドを好む方におすすめです。
QCY Crossky C50のデザインの良さは魅力的ですが、繊細な音のほうが好みに感じましたし、アプリの使い勝手も良いので、個人的にはEarFun Clipが良いと感じました。
それぞれ個別にレビューもしているので、こちらも参考にしてください。
【前モデルC30Sとも比較】高級感のあるデザインで、高コスパのイヤーカフイヤホン QCY Crossky C50 レビュー【提供 QCY】
装着感優秀でどこでも使いやすいイヤーカフイヤホン EarFun Clip レビュー【提供 EarFun】

