こんにちは、isukoです。
最近は耳をふさがないイヤホンが人気です。
特に、イヤーカフイヤホンは小さいですし、メガネに干渉しないので使いやすいです。
そんな中、ついにAnkerからもイヤーカフイヤホンが発売されました。
今回は、Anker Soundcore C40iをレビューします。
Anker Soundcore C40i 開封
パッケージ表面には製品の画像が大きく印刷されています。
パッケージ裏面には製品の特徴が書かれています。
パッケージを開封すると、充電ケースとUSB-A to Cケーブル、装着感をより高めるためのイヤーカフキャップ、書類が入っています。
重さはイヤホン単体で5.9g、充電ケース込みで51.6gです。
Anker Soundcore C40i ペアリング方法
最初はイヤホンの絶縁テープをはがして充電ケースにしまい、充電ケースを開くだけでペアリングモードになります。
2台目以降は、
- イヤホンを充電ケースに収納した状態で充電ケース底面のボタンを長押しする
- イヤホンを取り出した状態でイヤホンの左右のボタンを長押しする
- 「soundcore」アプリの「マルチポイント接続」の項目の「新しい機器と接続する」をタップする
のいずれかでペアリングモードになります。
ペアリングモードになったあとはペアリングしたいデバイスのBluetooth設定から「soundcore C40i」をタップすることでペアリングできます。
Anker Soundcore C40i レビュー
デザイン
充電ケースはガンメタリックというような色合いです。
マットで指紋はつきにくいです。
充電ケース前面にはLEDインジケーターがあります。
充電ケース背面にはUSB-Cポートがあります。
充電ケース底面には技適マークなどの表示とボタンがあります。
充電ケースのフタは軽めで、勝手に開いてしまう可能性があります。
一方イヤホンの磁力は充電ケースを貫通するほど強いです。
イヤホンもガンメタリックでマットな質感です。
耳の後ろに来る側には物理ボタンがあります。
押したというフィードバックがありますし、タッチセンサータイプより誤操作は少ないと思います。
装着感
C40iの接続部分も本体と同じ色味なので、かたそうだと思っていましたが、実際はやわらかいです。
元に戻る力も十分です。
装着すると、接続部分を含め、イヤホン全体が耳に密着しており、安定感があります。
違和感も少ないです。
音質
まずデフォルトで音質をチェックしました。
全体的に音が軽く、こもっているような印象を受けました。
低音は弱いです。
ボーカルはちょうど良い距離感ですが、伸びや芯がほしいと思いました。
高音には十分に存在感があります。
次に上のようにイコライザーをカスタマイズして音質をチェックしました。
その結果、ボーカルに伸びや芯が出ました。
低音もちょうど良い量になりましたが、こもった感じがあり、違和感が大きく感じてしまいました。
音もれ
ふつうに音楽を楽しむ程度の音量の場合、何の曲が流れているかわかる程度には音もれしています。
静かな環境で使うのは避けたほうが良いと思います。
接続性
マルチポイント(2台同時接続)に対応しています。
マルチポイントの切り替えは遅めで、2〜3秒ほどかかります。
マルチポイントの仕様は、あとに再生したほうの音声に割り込まれる仕様です。
しかし、私としては困る、パソコンで動画を再生中にスマートフォンでSNSを見ていると、SNSの動画に反応してスマートフォン側の音声に割り込まれ、パソコンの動画が停止してしまうという問題は発生しない仕様です。
無音でも音声が流れていると音声を割り込んでしまうという仕様ではないようです。
ちなみにマルチポイントはオフにもできます。
すでに上限のデバイスに接続している状態で、すでにペアリング済みのデバイスのBluetooth設定から「soundcore c40i」を選択することで、これまでの接続に割り込んで接続できる、割り込み接続には対応していません。
また対応コーデックはSBCとAACのみで、LDACなどの高音質コーデックには対応していません。
とはいえ、イヤーカフイヤホンはBGMを聴く用途に使うと思うので、それほど音質は必要ではなく、それよりもマルチポイントなどの機能性を充実してくれたほうが良いと思います。
そしてスーパーで音途切れのチェックを行いましたが、途切れは感じませんでした。
左右での音ズレも特に感じませんでした。
操作性
C40iは物理ボタンで操作します。
タッチセンサーではないので、誤操作が少ないです。
操作を受け付けるのも早めだと思います。
通話音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
まずは静かな環境で音声を収録しました。
少しマイクで拾っているというようなこもったような感じがあります。
次に60dB前後のレストランの音声を流して音声を収録しました。
ノイズのある環境では周りの音はほとんど入らず、自分の声をしっかりと届けてくれていると感じました。
バッテリー
イヤホン単体で7時間、充電ケース併用で21時間使用できます。
また10分の充電で約2時間使用できる高速充電に対応しています。
充電ケースはワイヤレス充電には対応していません。
アプリ
「soundcore」アプリでイヤホンをカスタマイズできます。
最初の画面では左右のイヤホンと充電ケースのバッテリー残量を確認できます。
充電ケースのバッテリー残量まで確認できるのは良いと思います。
「サウンドエフェクト」ではイコライザーを変更できます。
プリセットが4つと、カスタムEQがあります。
カスタムEQでは8個の音域を-6から+6までで調整できます。
段階的ではなく、自由なところで止められるのですが、この自由度でカスタマイズされているのかはわかりません。
「コントロール」ではボタン操作のカスタマイズができます。
音声再生時のの操作を、1回押しと2回押し、長押しに割り当てられます。
長押しに割り当てられる操作は限定されていますが、それほど困らないと思います。
「マルチポイント接続」ではマルチポイント接続のオン・オフや現在の接続状況を管理できます。
マルチポイントをオフにできたり、アプリでペアリングしているデバイスや現在接続されているデバイスを確認できたりするのは、良い機能だと思います。
防水性能
IPX4の防水に対応しています。
少し水にぬれる程度であれば問題ありません。
カラーと価格
カラーはメタリックグレーのみです。
おしゃれアイテムとしても使えるカラーも販売してほしいと思います。
価格はAmazonで12,990円です。
まとめ
今回は、Anker Soundcore C40iをレビューしました。
良い点
- 装着に安定感がある
- マルチポイント(2台同時接続)に対応している
- マルチポイントをオフにもできる
- 音の途切れは感じなかった
- 物理ボタンで操作できる
- バッテリー持ちが良い
- 高速充電に対応している
- アプリで充電ケースのバッテリー残量を確認できる
- イコライザーのカスタマイズの自由度が高い
- アプリが使いやすい
気になる点
- 充電ケースのフタが少し軽い
- 低音がこもった感じがある
- 音もれはそれなりにする
- マルチポイントの切り替えが遅め
- 充電ケースはワイヤレス充電に対応していない
- カラーがグレー系の1色のみ
良い点・気になる点をまとめると上のような感じです。
低音がこもった感じで、マルチポイントの切り替えが遅めなのが残念です。
一方、装着に安定感があり、バッテリー持ちが良いので、長時間使用できます。
BGMを流すだけで、音質は気にしないというのであれば、選択肢には入ると思います。
しかし、これより1段安い価格帯のイヤーカフイヤホンと比較して明らかに良いというわけではないので、コストパフォーマンスという意味では微妙だと思います。