こんにちは、isukoです。
夏場は汗をかくので厳しいですが、ヘッドホンはイヤホンと比較して迫力のある音が楽しめ、冬場は使いたいという人も多いのではないかと思います。
そこで今回は、機能優秀でコストパフォーマンスが高いワイヤレスヘッドホン、QCY H3をレビューします。
QCY H3 スペック
※公式サイトより抜粋、説明書より補足
- Bluetoothバージョン:5.3
- 対応コーデック:SBC/AAC
- 連続使用時間:約60時間(ANCオフ)、約35時間(ANCオン)
- バッテリー容量:500mAh
- 充電時間:約2時間
- 防水規格:IPX5
QCY H3 開封
パッケージ表面には製品画像が大きく印刷されています。
また製品の特徴が日本語で書かれています。
パッケージ裏面には製品の説明が書かれています。
また技適マークも印刷されています。
パッケージを開封すると取扱説明書が入っています。
取扱説明書は日本語で書かれています。
また付属品として充電用のUSB-A to Cケーブルと有線接続用の3.5mmケーブルが入っています。
ヘッドホン本体を取り出してみると、かなりシンプルといった印象です。
ヘッドホンの内側にはLとRが書かれており、左右が非常にわかりやすくなっています。
ボタンなどは右側に集約されています。
ヘッドホンはかなり小さく折りたためます。
ヘッドホンの大きさは10段階で調節できます。
重さは261.8gです。
QCY H3 ペアリング方法
最初は電源をつけるとペアリングモードに入ります。
2台目以降は電源オフの状態から電源ボタンを長押しすることでペアリングモードに入ります。
QCY H3 レビュー
装着感
左右のパッドは非常にやわらかいので、側圧はそれほど感じませんでした。
一方上のパッドはやや薄いのか、痛みを感じるときがありました。
音質
有線接続ではイコライザーを調整できないので、イコライザーはフラットの状態で音質をチェックしました。
まず思ったのは低音が強いことです。
ただ深い低音というのは物足りず、低音はこもって響いているような感覚がありました。
ボーカルは低音の背後に位置しているような感覚で、伸びや芯がほしいと思いました。
高音も低音の背後に位置しているように感じました。
しかしボーカルや高音が低音に埋もれてしまっているという感じではなく、聞き取ることはできます。
良い点
マルチポイント対応
マルチポイント(2台同時接続)に対応しています。
そのためパソコンやスマートフォンと同時に接続することができます。
同時接続しておくとパソコンで音声を再生中にスマートフォンに着信があると、スマートフォンの着信音がヘッドホンから聞こえるようになり、そのまま通話をすることができます。
ノイズキャンセル性能が高い
最近は完全ワイヤレスイヤホンをメインに使ってきていますが、ハイエンドの完全ワイヤレスイヤホンと同等以上のノイズキャンセル性能があると感じました。
特にアダプティブANCのノイズキャンセル性能が高いと感じました。
低音のノイズは大きくカットしてくれます。
人の声以上の高さの音は残っていますが、小さくすることができています。
しかしノイズキャンセル性能は高いぶん、圧迫感は感じました。
外音取り込み性能が高い
外音取り込み性能が高いです。
ホワイトノイズはありますが周りの音は普段以上に大きく聞こえ、音声を再生しながらでも周りの音をしっかり聞けます。
自分の声はこもらないので、装着したまま会話できます。
操作の割り当てのカスタマイズ性が高い
音量上下ボタンとANCボタンが独立しており、電源ボタンは電源オン時はマルチファンクションボタンとして割り当てられています。
音量上下ボタンとマルチファンクションボタンはアプリによって操作内容をカスタマイズすることができます。
音量上下ボタンは1回押し、マルチファンクションボタンは4回押しまで操作を割り当てられます。
自分の使いやすいように操作をカスタマイズできます。
ゲームモードを搭載している
ゲームモードを搭載しています。
通常時は100msほどの遅延を感じましたが、ゲームモードをオンにするとほとんど遅延を感じませんでした。
日本専用パッケージになっている
説明書を含め、完全に日本専用のパッケージになっています。
日本市場に向けて本気であることがうかがえます。
気になる点
ボタンが少し軽い
ボタンが少し軽いです。
そのためボタンを探しているときに違うボタンを押してしまうことがありました。
音漏れがある
満足できる音量で再生すると、周りにどんな音楽が流れているかわかる程度には音漏れがあります。
音漏れしない程度に音量を下げると物足りない音になるので、難しいところです。
イコライザーにクセがある
イコライザーにクセがあり、使いにくいです。
イコライザーで音量を上げると逆に音が小さくなってしまうことが多発しました。
基本的にはプリセットのイコライザーを使うのが良いと思います。
有線接続では各種機能が使えなくなる
有線接続ではハイレゾ再生に対応していますが、ノイズキャンセル機能などは使えなくなります。
前に書いたように音質は低音が強めなので、イコライザーで調整したいところですが、調整ができないのは残念です。
割り込み接続は不可
割り込み接続はできません。
割り込み接続とは、2台のデバイスがQCY H3に接続している状態で、すでにペアリング済みのもう1台のデバイスのBluetooth設定からこれまでの接続に割り込んで接続することです。
この機能には対応していないので、接続先を切り替える場合は接続済みのデバイスのBluetooth設定から切断する必要があります。
まとめ
今回は、QCY H3をレビューしました。
マルチポイントに対応し、ノイズキャンセルや外音取り込みの性能も高く、機能性は優秀でコストパフォーマンスは高いです。
音質は個人的には低音がボワつくような印象を受けたので、ここを改善してくれるとより良いと感じました。