こんにちは、isukoです。
私はHUAWEI WATCH GT 4を使用してきました。
睡眠分析の精度が高そうで、非常に使いやすいスマートウォッチです。
しかし3万円近くと、あまり気軽に手を出せる価格ではありません。
そんな中、HUAWEI WATCH FIT 3がHUAWEI WATCH GT 4とほぼ同じ機能を搭載していながら、2万円台前半で販売されているという情報を得ました。
そのため、実際に比較するため、HUAWEI WATCH FIT 3を購入しました。
今回は、HUAWEI WATCH FIT 3をレビューします。
開封
パッケージ表面には製品の画像が大きく印刷されています。
パッケージ裏面には製品の特徴が書かれています。
パッケージを開封すると、スマートウォッチ本体、専用の充電ケーブル、そして説明書が入っています。
本体の重さはバンド込みで49.2gです。
HUAWEI WATCH GT 4がバンド込みで75.7gなので、非常に軽量なことがわかります。
HUAWEI WATCH FIT 3は長時間快適に使用できます。
基本的な使い方
文字盤で上から下にスワイプすると、コントロールパネルが表示されます。
左から右にスワイプすると、スマートアシストが起動します。
コントロールパネルやスマートアシストの内容は変更できなさそうです。
下から上にスワイプすると、通知を確認できます。
通知はアプリのアイコンが表示されないものも多いので、どのアプリの通知かわかりにくいところがあります。
右から左にスワイプするとカスタムカードが表示されます。
カスタムカードと文字盤はループしません。
カスタムカードで表示する内容は設定でカスタマイズ可能です。
文字盤画面でリューズを押すとアプリ一覧が表示されます。
他の画面でリューズを押すと文字盤に戻ります。
下のボタンは「機能ボタン」として設定したアプリを素早く起動できます。
レビュー
デザイン
私の手首の長さは18cmほどですが、私の手首にはやや小さい印象です。
しかし、角ばったデザインがガジェット感を演出しています。
ディスプレイの端が曲面になっているため、保護フィルムを貼る際は注意が必要です。
バンドは専用のタイプです。
内側にあるボタンを押しながらバンドを引っ張ることでバンドを取り外せます。
取り付けるときはバンドをカチッと音がするまで押し込むだけです。
ディスプレイ
1.82インチの正方形に近い形のAMOLEDディスプレイを採用しています。
HUAWEI WATCH GT 4の46mmモデルは1.43インチの円形のAMOLEDディスプレイを採用しており、ここが両者の大きな違いです。
解像度はGT 4のほうが高いですが、FIT 3でもなめらかに表示されています。
どちらも明るさの自動調整機能やAOD(Always-On Display)対応など、使い勝手の良い機能が搭載されています。
明るさも十分で、日光下でも表示されている内容を見やすいです。
さらにFIT 3はAOD時も明るく、AOD時の文字盤も確認しやすいです。
アプリ
ワークアウト
100種類以上のワークアウトに対応しています。
ワークアウトの計測画面ではワークアウトの種類によりますが、時間と心拍数ゾーン、心拍数、ワークアウト時間などが表示されます。
心拍数ゾーンごとに背景色が変化するなど、視覚的にも分かりやすい設計になっています。
ワークアウトを一時停止・再開するときはリューズを1回押します。
ワークアウトを終了するときはリューズを長押しします。
ワークアウトの自動一時停止・再開機能はないので、手動でおこなう必要があります。
また一定時間運動をしているとワークアウトの計測を提案してくれますが、自動で計測を開始してくれる機能はありません。
測定精度はGT 4より高いと感じました。
歩数はほぼ変わりませんが、心拍数では大きな違いが出ました。
私はステッパー運動をすることも多いですが、GT 4では200近い心拍数になってしまうことがかなりありました。
一方FIT 3ではそのようなことは現状起こっていません。
軽いこともあり、しっかり装着できているのか、心拍数の計測精度は高かったです。
ボディメイカー
ボディメイカーアプリでは、消費カロリーと摂取カロリーのバランスを視覚的に確認できます。
摂取カロリーは以前は他の方法でカロリーを計算して入力する形式だったと思うのですが、メニューを選択することもできるようになりました。
ただし、ものによっては1個を4等分したということを記録したいのですが、半分までしか選択できませんでした。
「あすけん」というアプリのほうが簡単にカロリーを計算できるのでオススメです。
睡眠
睡眠分析は精度が高そうです。
睡眠の深さなどはわかりませんが、起きている時間は正しそうで、日々の睡眠の質を管理できます。
ストレス
現在のストレスやストレスの変化を確認できます。
リラックスが必要か判断できるので、便利な機能です。
呼吸エクササイズ
吸うタイミングでわかりやすく振動してくれるため、目を閉じて呼吸に集中できます。
ペースを3段階から選べるのは良いですが、時間が最大3分までなのは、少し物足りなく感じるかもしれません。
アラーム
複数のアラームを設定可能で、曜日の設定もできます。
しかし、設定した時間の30分ほど前から、眠りの浅いタイミングで起こしてくれるスマートアラーム機能は搭載されていません。
動作速度
HUAWEI WATCH FIT 3の動作は非常にスムーズです。
ストレスなく操作できます。
バッテリー
バッテリー持続時間も優秀で、すべての測定機能をオンにし、AODをオンにした状態でも4日間で60%ほどの消費に抑えられていました。
充電も速く、30分で50%ほど充電できました。
充電が専用ケーブルなのは気になる方もいると思いますが、夏の暑い時期に普通のワイヤレス充電器でGT 4を充電すると、非常に熱を持ち、充電が進みません。
結局どちらも専用ケーブルで充電する必要があります。
スマートフォンアプリ
スマートフォン用のアプリは見やすく設計されています。
しかし無料の文字盤が非常に少ないです。
GT 4は高品質な文字盤が増えてきているので、今後増えてくることに期待したいです。
その他気になる点
皮膚温度測定機能がない
GT 4には搭載されている皮膚温度測定機能はありません。
とはいえ体温と関連があるかは微妙なので、それほど気にならないかもしれません。
決済機能がない
GT 4と同じく、決済機能はありません。
決済機能が必要であれば、他社のスマートウォッチを検討する必要があります。
まとめ
今回は、HUAWEI WATCH FIT 3をレビューしました。
上位モデルのHUAWEI WATCH FIT 3との違いは、
- デザイン
- 曲面ディスプレイ
- 専用バンドしか使えない
- 軽い
- 充電に専用ケーブルが必要
- ステッパー運動の計測でも心拍数が安定している
- 皮膚温計測ができない
- 安い
といったところです。
HUAWEI WATCH GT 4は一般的なワイヤレス充電器で充電できますが、かなり熱を持つので、夏場は専用の充電器で充電する必要があります。
また皮膚温計測は直接体温には結びつかないので、なくてはならないものではないと思います。
そのため、角ばったデザインでガジェット感があり、軽くて気軽に装着できるHUAWEI WATCH FIT 3のほうが使いやすいと思いました。