こんにちは、isukoです。
Google初のスマートウォッチであるPixel Watchが発売しました。
私は発売日に入手し、開封&ファーストインプレッションとして記事を公開したので、こちらの記事も合わせて読んでください。
今回は、数日Google Pixel Watchを使用したので、レビューします。
(2022年10月17日追記)
Pixel WatchとGalaxy Watch4を徹底比較しました。
Google Pixel Watch スペック
※公式サイトより抜粋
- 素材(ケース):80%にリサイクルステンレスを使用
- 素材と加工(アクティブバンド):ソフトタッチコーティング加工フルオロエラストマー
- サイズ:直径41mm、高さ12.3mm
- Bluetoothバージョン:5.0
- Wi-Fi:802.11 b/g/n 2.4GHz
- FeliCa:〇
- GPS:GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo
- 互換性:Android 8.0以降
- ディスプレイガラス:カスタム3D Corning® Gorilla® Glass
- ディスプレイ:320ppi AMOLEDディスプレイ
- ディスプレイ輝度:最大輝度1,000ニト
- チップ:Exynos 9110 Soc、Cortex M33コプロセッサ
- OS:WearOS 3.5
- ストレージ:32GB eMMCフラッシュ
- メモリ:2GB SDRAM
- センサー:コンパス、光学式心拍数センサー、高度計、加速度計、血中酸素センサー、ジャイロスコープ、多目的電気センサー、周囲光センサー
- 耐水性:5ATM
Google Pixel Watch レビュー
良い点
サクサクと動く
動作の引っ掛かりは感じず、サクサクと動作します。
操作はストレスなくできます。
画面の点灯が早い
画面を顔のほうに向けるとすぐに画面が点灯し、情報を確認することができます。
画面の点灯が遅かったり、画面が点灯しなかったりするとストレスになるので、この点は良いと思います。
小ぶりでかわいらしいデザイン
Pixel Watchは直径41mmと小ぶりです。
また、ドーム状のガラスを使用しているため、丸みがあり、かわいらしいデザインになっています。
ケースにステンレスを採用
ケースにはステンレスが採用されています。
ステンレスはアルミニウムよりも強度が高いと言われているので、カバーを装着しなくてもある程度安心して使用できるのではないかと思います。
アラームを曜日ごとに設定できる
Pixel Watchは曜日を指定してアラームを設定することが可能です。
アラームを目覚まし代わりに使用するとき、毎回手動で設定すると忘れてしまうので、自動で設定できるのはありがたいです。
もちろん、音声を流すか、バイブレーションさせるかなどを選択することが可能です。
気になる点
現状QUICPayやiDは使えない
Pixel WatchはFeliCaを搭載していますが、現状QUICPayやiDは使用することができません。
Suicaへの対応も限定的です。
機能の強化も進められているようですが、現状Pixel WatchのFeliCaを期待するべきではありません。
Google Fitへの連携が限定的
Pixel WatchはGoogle製であるにもかかわらず、測定したデータは基本的にFitbitのサービスに同期します。
Pixel WatchにGoogle Fitアプリをインストールして使用することは可能ですが、Google Fitに同期できるのは歩数データ程度で、心拍数などのデータを同期することはできません。
GoogleがFitbitを買収することでFitbitのシステムで測定できるデータをGoogle Fitで管理できるようになることを期待していました。
しかし、Google製のPixel WatchですらGoogle Fitへの連携が限定的という点から、GoogleはGoogle Fitを打ち切ろうとしているのではないかと思ってしまいます。
また、Google Fitをインストールしていると、ウォッチフェイスに歩数を表示する場合、Google Fitの歩数が選択されてしまいます。
Google Fitの歩数はPixel Watch標準のウォッチフェイスでは黒い表示になり、何も表示されません。
このあたりの連携も不安定です。
LINE通話の着信は受け取れない
残念ながら、LINE通話の着信は通知が来ませんでした。
通常の電話の着信は通話を受け取ることができ、そのまま受けることが可能です。
エクササイズの自動測定が使えない
また、Pixel Watchは他の多くのスマートウォッチと同様、エクササイズを認識し、一定時間が経過するとエクササイズの計測を自動で開始する機能があります。
しかし、エクササイズの自動計測中にはGPSが使用できません。
せっかくGPSを搭載しているので、GPSは使用できるようにしてほしいと思います。
(2022年10月17日追記)
自動認識をオンにしても、Pixel Watch上でエクササイズの測定画面が表示されるわけではありませんでした。
座りすぎ防止アラートに気づきにくい
Pixel WatchにはFitbitと同様、1時間に250歩以上歩いていないと歩くように通知が来ます。
しかし、この通知が他の通知と同様に届くので、座りすぎ防止アラートだと気づきにくいです。
座りすぎ防止アラートだとわかるような通知方法にしてほしいと思います。
おやすみ時間モードの挙動が使いにくい
Pixel Watchにはおやすみ時間モードというモードがあります。
このモードにすると常時表示がオフになり、画面のタッチを受け付けなくなります。
ただし、リューズを押すだけで画面が点灯し、操作できるようになります。
Apple Watchでは睡眠モードの場合、デジタルクラウンを回転させることで画面が点灯し、操作できるようになります。
Pixel Watchのおやすみ時間モードは睡眠時の誤操作防止にはなりにくいと思います。
また、通知も来なくなりますが、アラーム、重要な着信、同一発信者による再着信は機能するようになっています。
この挙動は睡眠時も重要な電話が来るという人には重要な機能かもしれませんが、多くの人には不要だと思います。
さらに、おやすみ時間モードには自動で移行せず、手動で設定する必要があるのも面倒です。
データのバックアップに関する項目が見当たらない
Pixel Watchはデータのバックアップに関する項目が見当たりません。
つまり、接続する端末の切り替えなどでPixel Watchを初期化した場合、設定やアプリを引き継ぐことができません。
今はそれほど設定する項目も多くなく、アプリも多くはなりにくいので気にするほどではないかもしれませんが、今後のためにバックアップできるようにしてほしいと思います。
バッテリーの持ちが良くない
前日の21時台にバッテリーを100%の状態から睡眠、30分のワークアウトをしたところ、9時台のバッテリーは68%でした。
そのため、1日に1回は充電する必要があります。
ちなみに、30分で40%程度の充電をすることができました。
プリインストールされているアプリでマインドフルネスが使えない
Pixel Watchはプリインストールされているアプリでマインドフルネスが使えません。
Google Fitアプリでマインドフルネスは提供されていますが、Fitbitでもマインドフルネスの機能を提供してほしいと思います。
まとめ
今回は、Google Pixel Watchをレビューしました。
Google発のスマートウォッチということでかなり期待していたのですが、GoogleとFitbitとの連携がちぐはぐに感じました。
細かい使い勝手も改善してほしい点が多いです。
今回はGoogleにとって初めてのスマートウォッチなので、今後の進化に期待したいです。
(2022年10月17日追記)
Pixel WatchとGalaxy Watch4を徹底比較しました。