平面ディスプレイ採用だが、クセが強い Garmin Forerunner 165 レビュー | 繊細ガジェットレビュー
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平面ディスプレイ採用だが、クセが強い Garmin Forerunner 165 レビュー

スマートウォッチ

こんにちは、isukoです。

スマートウォッチを守るため、ケースや保護フィルムを装着しているという方は多いと思います。

私の場合、ケースはスマートウォッチの見た目を損なうので装着しないようになりましたが、ディスプレイにキズがつくと気になるので、保護フィルムは貼り付けています。

しかし、最近のスマートウォッチはディスプレイ面が曲面になっているものが多いです。

ディスプレイ面が曲面だと保護フィルムの種類も限られてしまいますし、曲面部分も保護するフィルムは、その曲面部分が剥がれてしまい、すぐに貼り替えないといけないということがあります。

そこで私はディスプレイ面が平面のスマートウォッチを探したのですが、基本的には高価格帯でした。

そんな中見つけたのが、Garmin Forerunner 165です。

今回は、Garmin Forerunner 165をレビューします。

Garmin Forerunner 165 開封

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パッケージ表面には製品の画像が大きく印刷されています。

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パッケージ裏面には製品の説明などが書かれています。

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パッケージを開封すると、スマートウォッチ本体とUSB-Cから独自端子の充電ケーブル、書類が入っています。

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重さはバンド込みで40.0gです。

Garmin Forerunner 165 レビュー

デザイン

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ランナー向けモデルということで、軽量化を目指していることもあると思いますが、プラスチック感があるデザインです。

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側面にはボタンが合計5つあります。

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背面にはセンサーと充電端子があります。

充電端子は独自のもので、ここに付属の充電ケーブルを差し込んで充電します。

差し込むということで、端子の劣化が心配です。

ワイヤレスで充電できるようにしてほしいです。

バンドは20mmのクイックリリースタイプのものであれば簡単に交換できます。

ディスプレイは1.2インチのAMOLEDディスプレイを採用しています。

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発色が良く、斜めからでも見やすいです。

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日光下でも文字盤の内容を確認できます。

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また、AOD(常時表示ディスプレイ)にも対応しています。

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今回Forerunner 165を購入した大きな要因は、ディスプレイ面が平面であることです。

最近発売されているスマートウォッチは多くがディスプレイの端のガラスが湾曲しています。

そのため、対応している保護フィルムが少ないですし、対応していてもすぐに剥がれてきてしまいます。

その点、Forerunner 165はディスプレイ面が平面で、フィルムが貼りやすいですし、さまざまな種類のフィルムの中から貼り付けるフィルムを選択できます。

装着感

43 x 43 x 11.6mmというサイズで、小さめです。

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手首が細い方にはちょうど良いですが、そうでない方にとっては小さく感じるかもしれません。

40gと軽量で、小さいこともあり、違和感は少ないです。

文字盤

後の「操作性」の項目でも紹介しますが、UIはかなりクセがあります。

ふつうは文字盤を長押しすることで文字盤を変更できますが、このウォッチでは長押ししてもそのような画面は出てきません。

文字盤の画面で左側面の真ん中のボタンを長押しすると、設定項目が表示されます。

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ここで「ウォッチフェイス」を選択することで、文字盤を変更できます。

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右上のボタンを押すと、表示されている文字盤を確定するか、文字盤のカスタマイズができます。

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文字盤のカスタマイズでは、全体の色や、表示する情報をカスタマイズできます。

カスタマイズ性は高いです。

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デフォルトに搭載されている文字盤の種類は、スポーティーなものが多い印象です。

デザインを含めて、ビジネスの場面では向かなそうです。

とはいえ、「Connect IQ」というアプリから文字盤をインストールできます。

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無料で使えるもので、「Fenix 8 V2 – GB」という文字盤は表示される情報が非常に多いです。

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またカスタマイズ性が非常に高く、文字サイズなどを変更できたり、AOD(常時表示ディスプレイ)時に表示される情報が減らないようにも設定できます。

操作性

タッチ操作とボタンでの操作に対応しています。

ディスプレイをスワイプすることで画面をスクロールできますし、左側面の下2つのボタンを押すことで、画面を上げたり、下げたりできます。

右上のボタンを押すと選択された項目を確定し、右下のボタンを押すと1つ前の画面に戻ります。

UIはかなりクセがあります。

ふつうは文字盤を長押しすることで文字盤を変更できますが、このウォッチでは長押ししてもそのような画面は出てきません。

文字盤の画面で左側面の真ん中のボタンを長押しすると、設定項目が表示されます。

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ここで「ウォッチフェイス」を選択することで、文字盤を変更できます。

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また、文字盤の画面で画面を上下にスワイプするか、左側面の下2つのボタンを押すことで、ウィジェットが表示されます。

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左側面の上のボタンを長押しすることで、他のスマートウォッチでいうコントロールセンターのようなものが表示されます。

アクティビティ測定

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右上のボタンを押すことで測定するアクティビティを選択できます。

アクティビティはさまざまなものが用意されていますし、表示される順番も変更できます。

特に、私は最近HIITという、高強度の運動と短時間の休憩を交互に繰り返すトレーニングをしているのですが、それにも対応しています。

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Forerunner 165はHIITのタイマー機能も搭載しており、運動時間と休憩時間、動きの数、それらを何セット行うかということを設定し、振動で運動時間と休憩時間を教えてくれます。

運動に集中できるので、使いやすいです。

計測精度としては、心拍数の最大値・最小値は他のスマートウォッチと同じような感じでした。

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しかし、心拍数の変化がゆるやかに感じました。

あまり急激な心拍数の変化には対応できないのではないかと思います。

また、アクティビティで何歩歩いたかは表示できません。

アクティビティで何歩歩いたかは気になる要素なので、表示できるようにしてほしいです。

睡眠測定

睡眠測定は特に意識することなく、自動でおこなってくれます。

昼寝も検知してくれます。

睡眠測定中はSpO2(血中酸素濃度)を定期的に測定してくれるようですが、日中は自分で計測を開始しないと測定してくれません。

バッテリー消費が大きいということですが、個人の好みで設定できるようになってほしいです。

睡眠測定の精度については非常に残念なことがあります。

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Forerunner 165はアラームを設定できますが、アラームを止めてしまうと、その後また寝てしまっても、睡眠として測定してくれません。

この点は睡眠管理としては厳しいと感じました。

機能性

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Garminのスマートウォッチの独自機能として、「Body Battery」というものがあります。

これは心拍変動、ストレスレベル、睡眠、そして毎日の活動レベルなどを分析し、身体的エネルギーの残量を表示してくれる機能です。

残量がリアルタイムに変化していくので、その時々に自分がどのような行動をすれば良いか考えるきっかけになります。

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また、「睡眠コーチ」という機能があります。

自分がどれだけの睡眠時間を取ると良いのかアドバイスしてくれます。

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さらに、「Garmin Pay」という機能があり、Suicaなどを登録しておけます。

ただし、使用する際には、使用するカードを選択し、パスコードを入力する必要があるようです。

セキュリティ

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Forerunner 165にもロック機能がありますが、一定時間操作していないと、装着していてもロックがかかる仕様です。

ウォッチを手首から外すとロックがかかるわけではないので、スマートフォンに通知が来ると、通知が来たことが他の人にわかってしまいます。

手首から外しているとディスプレイの常時表示はオフになるので、ウォッチを手首から外したときはロックがかかるようにしてほしいです。

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またロック解除もボタンを長押しするだけで解除されます。

パスコードを設定してロックするということはできません。

あまりセキュリティは高くありません。

ただし、Garmin Payを使用する際は、パスコードを入力する必要があるようです。

パスコードを入力する機能があるので、ロック解除時もパスコード入力を求めるようにしてほしいです。

バッテリー

基本的な測定項目はオンにし、AOD(常時表示ディスプレイ)をオンにしたところ、バッテリーは4日持てば良いほうだと思います。

小さいので仕方がないとは思いますが、バッテリー持ちは良いほうではありません。

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充電は専用端子にケーブルを差し込んで充電します。

ケーブルを差し込むということで、端子の劣化が心配です。

ワイヤレス充電に対応してほしいです。

充電速度は40分で65%ほどでした。

アプリ

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「Connect」アプリを使用することで、測定データを確認できます。

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また、右上のウォッチのマークをタップし、「Forerunner 165」を選択することで、スマートフォンでウォッチの設定をおこなえます。

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さらに、「Connect IQ」アプリを使用することで、文字盤やアプリを追加できます。

防水性能

5ATMの防水性能があります。

水深50mに耐えられる防水性能とのことです。

とはいえダイビングウォッチではないので、ダイビング用途で使うのはやめておいたほうが良いと思います。

バリエーションと価格

Forerunner 165は通常モデルと、音楽再生機能のあるMusicモデルがあります。

通常モデルのカラーバリエーションはBlackGrayとWhiteGrayです。

MusicモデルのカラーバリエーションはBlackGrayとWhiteGrayに加え、TurquoiseとBerryがあります。

通常モデルの価格は36,182円、Musicモデルの価格は40,727円です。

まとめ

今回は、Garmin Forerunner 165をレビューしました。

良い点

  • ディスプレイ面が平面になっている
  • 装着時の違和感が少ない
  • ディスプレイが見やすい
  • タッチ操作とボタン操作に対応している
  • 高機能な文字盤が配信されている
  • HIITのタイマー機能が便利
  • Body Battery機能がおもしろい
  • Suicaが使える
  • 5ATM防水に対応している

気になる点

  • デザインにプラスチック感がある
  • 充電端子が独自規格
  • UIにクセがある
  • 心拍数の変化の検知がゆるやかに感じる
  • アクティビティで歩数を表示できない
  • 睡眠測定に問題がある
  • SpO2の常時測定ができない
  • セキュリティ面に不安がある

良い点・気になる点をまとめると上のような感じです。

睡眠測定がアラームを止めた時点で終了してしまうのが非常に残念です。

また、ウォッチを外したときにロックがかかるという機能がなく、パスコードによるロックもかけられないので、セキュリティ的に不安があります。

気になる点で挙げたものの多くは、以前Garmin Forerunner 265をレビューしたときも同様で、メーカーのサポートの方に要望を出したのですが、改善されていないので、このような仕様として捉えるしかないと思います。

一方、ディスプレイ面が平面で、さまざまな種類のフィルムを使用できます。

また、配信されている文字盤が非常に高機能でした。

ボタンであらゆる操作を完結できるというのも、タッチ操作ができない場面では使いやすいです。

ウォッチの仕様が気にならず、ディスプレイ面が平面のものを探しているという方は、検討してみてはいかがでしょうか。

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