こんにちは、isukoです。
作業するとき、音楽などを聴いている人は多いのではないかと思います。
しかし音楽を聴きながら作業すると作業効率が落ちてしまう可能性があります。
とはいえ無音では作業できないという人も多いと思います。
そこで今回は、科学的に効果を証明された音楽アプリ、Endelをレビューします。
Endelとは
Endelはドイツに本社を置く企業によって開発されている、ユーザーの状況に合わせてパーソナライズされたヒーリング音楽を自動生成するマインドフルネスアプリです。
- 現在のエネルギーレベル
- 天気
- 自然光の量
- 移動状況
- 心拍数
といった情報を収集し、それらに応じてカスタマイズされた音楽を再生してくれます。
この音楽を聴くことにより、集中力の向上や不安の軽減といった効果が研究によって明らかにされています。
Endel 使い方
私はAndroidスマートフォンを使用しているので、Android版アプリでの使い方を紹介します。
アプリを開くと、上には現在のエネルギーレベルが表示されています。
エネルギーレベルは体内時計をもとに推定されています。
これをタップすると、現在のエネルギーレベルのほかにリアルタイムのインプット情報として、
- 自然光の量
- 移動状態
- 心拍数
を利用していることが示されています。
音楽を再生するには、最初の画面の「無限のサウンド」「サウンドシナリオ」からモードを選択します。
「無限のサウンド」と書かれているものは、設定しない限りは音楽が流れ続けるモードです。
タイマーを設定したい場合はプレーヤー画面のタイマーのボタンをタップして時間を設定し、「タイマーをセット」をタップします。
タイマーをセットしておくと、設定時間経過後に音声が停止します。
「サウンドを再生」をオンにすると、設定時間経過後に大きな音がするので注意が必要です。
プレーヤー画面の下には再生・一時停止、曲調のリセット、バックグラウンド再生の設定(Premiumのみ)、タイマーの設定、その他の設定などのボタンがあります。
「サウンドシナリオ」では何をするのかに合わせてタイマーを設定しながら音楽を流せるモードです。
「Focusタイマー」はポモドーロタイマーを設定してくれ、集中する時間と休憩の時間を管理してくれます。
そして最初の画面の下のほうでは通常「Now」が選択されています。
これは現在の状態に合わせてモードをオススメしてくれています。
その右側では「Focus」「Relax」「Sleep」「Activity」を選択でき、そのジャンルのモードを確認・選択できます。
Endel レビュー
良い点
パーソナライズされた音楽が生成される
Endelの特徴はやはりパーソナライズされた音楽が生成されることです。
そのため効果に個人差が少ないのではないかと思います。
個人的な感想になりますが、雑念が減り、目の前のことに集中して作業できるようになったと感じました。
さまざまなデバイスで使用できる
iPhone、iPad、Apple Watch、Mac、Android、Wear OS、Amazon Alexaといった非常に多くのデバイス向けのアプリが提供されています。
Windowsには対応していないのが残念ですが、持っているデバイスに左右されにくいです。
音が途切れない
ふつう音楽は長さが決まっており、ループするように作られていない場合は音が途切れる箇所があります。
急に音が途切れると集中が途切れてしまう原因になります。
しかしEndelは音が途切れず流れ続けてくれるため、集中力を維持できます。
サポート対応が早い
機能について疑問があり、サポートに問い合わせたところ、サポートが営業時間内であれば30分もかからず回答がありました。
こちらが日本語で質問しても回答は英語ですが、サポート対応は安心です。
曲調を自分でも変更できる
聴く人によってはビート音が強かったりして、逆に集中できない場合もあるかもしれません。
しかしEndelにはサウンドのチューニング機能があります。
プレーヤー画面から「サウンドをチューニング」をタップすることで、パッド画面が表示されます。
このパッドの真ん中にある円を動かすことで、曲調を変化させられます。
気になる点
デバイスによって流れる音楽が異なる
デバイスによって収集するデータが異なります。
iPhoneやiPad、Android版アプリでは天気や自然光の量、心拍数、移動状態を利用しています。
しかしMac版では位置情報しか利用していません。
また同じアカウントでログインしていても流れる音楽はデバイスによって異なるようです。
できればiPhoneやiPad、Android版アプリで収集したデータを利用して、Mac版でも同じ音楽が流れるようにしてほしいと思いました。
Android版アプリではリアルタイムの心拍数が使えない
Android版アプリではGoogle Fitと連携して心拍数を利用しています。
しかしスマートウォッチで計測された心拍数がGoogle Fitに連携されるまで1〜2時間ほどかかります。
つまりAndroid版アプリではリアルタイムの心拍数が使えません。
iPhone、iPad版アプリではヘルスケアアプリと連携して心拍数を利用するようですが、ヘルスケアアプリの場合リアルタイムの心拍数を利用できるのかは検証できないので、情報提供してくださるとうれしいです。
同じモードでは曲調が似ている
パーソナライズされた音楽を生成してくれるといはいえ、同じモードでは曲調が似ています。
同じような曲を聴き続けると飽きてしまい、集中できなくなる可能性があります。
無料版でも最低限のモードは選べますが、有料のEndel Premiumになるとより多くのモードが選べるようになるので、パーソナライズされた音楽を飽きずに楽しみたいという人はPremiumになることをオススメします。
まとめ
今回は、Endelをレビューしました。
自分の状態に応じてパーソナライズされた音楽を生成してくれるというのはおもしろいです。
同じモードでは曲調が似ているので飽きてしまうところがありますが、有料版ではさまざまなモードを選択できるので、毎日新鮮な気持ちで作業に集中できます。
作業効率を高めるための音楽を探しているという人は試してみてはいかがでしょうか。