こんにちは、isukoです。
最近の完全ワイヤレスイヤホンは、機能性が優秀で、音質面でも、音を出すためのドライバーを複数搭載しているものが増えてきました。
今回比較するEarFun Air Pro 4+はダイナミックドライバーとバランスド・アーマチュアドライバー、SOUNDPEATS Air5 Pro+はダイナミックドライバーとMEMSドライバーを搭載しています。
それが音質にどのように影響してくるのか、また機能性も違いがあるので、比較していきます。
今回は、EarFun Air Pro 4+(以下、EarFun)とSOUNDPEATS Air5 Pro+(以下、SOUNDPEATS)を徹底比較します。
比較
デザイン

充電ケースはどちらもマットな質感です。
SOUNDPEATSはさりげなくゴールドの差し色が入っています。
EarFunは四角い形状で、SOUNDPEATSは楕円の形状です。

充電ケースを開けると、どちらもイヤホンの軸の部分まで見えるデザインで、取り出しやすいです。

イヤホンもスティック型で形状が似ています。
スティック部分の外側が、EarFunはマットなグレー、SOUNDPEATSは光沢のあるゴールドです。


重さは、イヤホン単体ではどちらも5.0gです。


充電ケース込みでは、EarFunが53.3g、SOUNDPEATSが54.5gです。
装着感
SOUNDPEATSは軸の部分も耳に近い位置にあり、安定感を感じます。
一方、EarFunは耳から少し飛び出しているような感覚があります。
装着時の見た目

横から見ると、軸の外側の質感が異なるため、印象が大きく異なります。
EarFunはマットなので落ち着いた印象ですが、SOUNDPEATSは光沢のあるゴールドなので、アクセサリーのような印象です。

後ろから見ると、軸の部分が、EarFunは耳から離れており、SOUNDPEATSは耳に沿っていることがわかります。
音質
リファレンス環境は以下の記事をご覧ください。
どちらもLDACで接続し、外音取り込みモードはノーマルに設定しました。


イコライザーは、EarFunは「適応イコライザ」、SOUNDPEATSは「SOUNDPEATSクラシック」を使用しました。
どちらも個人の聴覚特性に応じて音質を調整してくれる機能です。
この機能で調整した音がメーカーの求めている音なのではないかと思い、このイコライザーを使用しています。
なお、EarFunはこの記事執筆前にファームウェアアップデートがありました。

担当の方から音質の変化はないとの回答を得ましたが、念のためイコライザーを調整しなおしました。

EarFunは10mmのダイナミックドライバーと、バランスド・アーマチュアドライバーを搭載しています。

SOUNDPEATSは10mmのダイナミックドライバーと、MEMSドライバーを搭載しています。
全体的な音質としては、SOUNDPEATSのほうがボーカルの深みや楽器のリアルさといった点で優れていると感じました。
しかし、EarFunも楽曲によっては魅力的な部分があります。
ロック系の楽曲では、低音はSOUNDPEATSのほうが響くように感じられました。
ボーカルは、EarFunが伸び、SOUNDPEATSは深みがある印象です。
サビのような多くの音が混じる部分では、EarFunは中高音に、SOUNDPEATSは全体的に分離感が良く音に集中しやすいと感じました。
どちらのイヤホンも、ボーカルのサ行やタ行が刺さるような感覚はありませんでした。
J-POP系の楽曲では、シンセサイザーの音はSOUNDPEATSのほうが自然に聴こえました。
EarFunは少し刺さるような印象を受けるかもしれません。
空間の広さはEarFunのほうが広く感じられましたが、ボーカルや語りの部分のリアルさはSOUNDPEATSのほうが優れていると感じました。
洋楽ポップス系の楽曲では、EarFunのほうが低音がクリアで、リズムに乗りやすいと感じました。
低音とボーカルのバランスはどちらも良いです。
女性ボーカルの質感は、SOUNDPEATSのほうが深みがあり、よりリアルに感じられました。
EDM系の楽曲では、生楽器や男性ボーカルの質感、体に響くようなサブベースの表現力はSOUNDPEATSのほうが優れていると感じました。
クラシック系の楽曲では、EarFunのほうが音量の変化に繊細に反応できているように感じました。
また、音が止まるべきところでしっかりと止まり、余韻の美しさも感じられます。
ヴァイオリンの質感は、EarFunがウォームとクールの中間、SOUNDPEATSはウォームな印象でした。
接続性
どちらのイヤホンもマルチポイントに対応しています。
また、LDACとaptX Losslessの両方に対応しているのも共通点です。
しかし、EarFunはマルチポイントとLDACを併用できるのが良い点です。
SOUNDPEATSでも、aptX Losslessとマルチポイントは併用できます。


どちらもLE Audioに対応しています。
さらに、片耳だけで左右両方のチャンネルの音を聴けます。
操作性
どちらもタッチ操作に対応しています。
しかし、どちらも操作時のフィードバック音がないため、操作が成功したかどうかが分かりにくいのが残念です。
EarFunは担当の方によると、フィードバック音があるとのことですが、私のものではフィードバック音が鳴りませんでした。
EarFunには装着検知センサーが搭載されており、イヤホンを耳から外すと自動で音楽が一時停止し、付け直すと再生されます。
ノイズキャンセル性能
ノイズキャンセル性能は、明らかにSOUNDPEATSのほうが優秀です。
特に低音のノイズはほとんど聞こえなくなり、それでいて耳の詰まり感は少ないので、非常に使いやすいです。
外音取り込み性能
外音取り込み性能は、SOUNDPEATSのほうが少しだけクリアに周りの音が聞こえる印象です。
自分の声はどちらも少しこもって聞こえますが、会話は問題なくできます。
マイク音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
なお、EarFunはこの記事執筆前にファームウェアアップデートがあり、マイク音質がクリアになったとのことなので、新たに収録して確認しました。
静かな環境では、どちらのイヤホンもクリアに音声を届けられます。
60dB前後のレストランの音を流した環境では、SOUNDPEATSのほうが周りの音をしっかりとカットしつつ、自分の声をクリアに収録できていました。
バッテリー
イヤホン単体のバッテリー容量は、EarFunが54mAh、SOUNDPEATSが35mAhです。
充電ケースのバッテリー容量は、EarFunが600mAh、SOUNDPEATSが520mAhです。
イヤホン単体の再生時間は、EarFunが最大12時間、SOUNDPEATSが最大6時間です。
EarFunはバッテリーが非常に長持ちです。
SOUNDPEATSはノイズキャンセルオンで使用したところ、3時間ほどしか使用できないことを確認しました。
充電ケースを併用した場合は、EarFunが最大54時間、SOUNDPEATSが最大30時間使用できます。
どちらも急速充電に対応しており、10分間の充電でEarFunは最大3時間、SOUNDPEATSは最大2時間使用可能です。

また、EarFunの充電ケースはワイヤレス充電に対応しています。
ワイヤレス充電台に置くだけで充電できるのは便利です。
アプリ


EarFunは「EarFun Audio」、SOUNDPEATSは「PeatsAudio」アプリでイヤホンをカスタマイズできます。
どちらも多機能ですが、一部の機能はEarFunのほうが使いやすいと感じました。

例えば、個人の聴覚特性に応じてイコライザーを調整する機能では、EarFunの「適応イコライザ」のほうが、ビープ音が聞こえなくなる境界を探すために何度も音を聴けるので、より正確に調整しやすいです。

また、マルチポイント接続の管理画面では、接続先の管理だけでなく、現在どちらのデバイスから音が出ているかを確認・変更できます。
防塵・防水性能
防塵・防水性能は、EarFunがIP55、SOUNDPEATSがIPX5です。
EarFunは防塵性能も備えているため、より安心して使えます。
カラーと価格
カラーバリエーションは、EarFunがブラックとホワイトの2色、SOUNDPEATSはブラックの1色のみです。
Amazonでの通常価格は、EarFunが13,990円、SOUNDPEATSが15,380円です。
まとめ
今回は、EarFun Air Pro 4+とSOUNDPEATS Air5 Pro+を徹底比較しました。
どちらも高機能な完全ワイヤレスイヤホンですが、それぞれに得意なことがあります。
EarFun Air Pro 4+がおすすめなのは、使い勝手やバッテリー持ちを重視する方です。
LDACとマルチポイントを併用できる点や、ワイヤレス充電対応、高い防塵・防水性能など、日常的に使いやすい機能が充実しています。
バッテリー容量も多く、長時間使えます。
一方、SOUNDPEATS Air5 Pro+がおすすめなのは、装着感やノイズキャンセル性能を重視する方です。
耳に沿って装着できている安心感や、耳の詰まり感の少ない強力なノイズキャンセル性能は、音楽により集中させてくれます。
私としては、装着感の良さとノイズキャンセル性能から、SOUNDPEATS Air5 Pro+を選びます。
ただ、EarFun Air Pro 4+のバッテリー持ちの良さや、LDACとマルチポイントを両立できる利便性も非常に魅力的です。
どちらも個別にレビューをしているので、そちらも参考にしてください。




