オシャレだがマルチポイントの仕様が残念 Victor nearphones HA-NP1T レビュー | 繊細ガジェットレビュー
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オシャレだがマルチポイントの仕様が残念 Victor nearphones HA-NP1T レビュー

オーディオ

こんにちは、isukoです。

先日Victorのイヤーカフイヤホン、nearphones HA-NP1Tの発売日のファーストインプレッションを紹介しました。

高級感のあるイヤーカフイヤホン Victor nearphones HA-NP1T ファーストインプレッション
Victor nearphones HA-NP1Tのファーストインプレッションを紹介しました。デザインは高級感があり、オシャレだと思いました。しかし音質面は今日のところではやや物足りないという印象でした。

それから1週間ほど使用し、新たにわかったことがありました。

今回は、Victor nearphones HA-NP1Tを1週間ほど使用したので、レビューします。

前回と同じ内容は今回は基本的に紹介しませんので、ぜひ前回のファーストインプレッションと合わせてご覧ください。

Victor nearphones HA-NP1T ペアリング方法

前回は2台目以降をペアリングするためのペアリングモードにする方法がわかりませんでしたが、YouTubeでコメントをいただき、解決しました。

イヤホンのボタンを長押しすると、イヤホンの電源をオフにできます。

そして再びボタンを長押しすることでイヤホンの電源がオンになります。

そのままボタンを長押しし続けることでペアリングモードになります。

Victor nearphones HA-NP1T レビュー

デザイン

victor-nearphones-ha-np1t

高級感があるデザインで、今回私が購入したマルーンは肌なじみが良く、おしゃれアイテムとしても使いやすいというのは開封当初から変わりません。

しかし、充電ケースのフタが自重で閉じてしまいます。

フタが勝手に閉じてしまうのはやや使いにくいです。

装着感

耳をしっかりとはさむタイプなので、長時間装着していると少し痛みがありました。

あまり長時間は装着し続けられないかもしれません。

音質

victor-nearphones-ha-np1t-application-modes

3つのモードそれぞれについて、1週間ほど使用して感じた音質を改めて紹介します。

NORMAL

低音の量はちょうど良いですが、深い低音は少し物足りないと感じました。

ボーカルはやや遠めで、芯はありますが、伸びが欲しいと思いました。

高音には十分に存在感があります。

HIGH

他の2つのモードより音が大きいです。

低音は少し弱めです。

ボーカルは少し前で、伸びや芯があります。

高音には十分に存在感があります。

しかし、ボーカルや高音は刺さる感じがあります。

BASS

低音の量はちょうど良く、深い低音も感じられます。

ボーカルはやや遠めで、芯はありますが、伸びがほしいと思いました。

高音には十分に存在感があります。

接続性

左右での音ズレは感じませんでしたが、Macとの相性が悪いのか、音がブレて聞こえることがありました。

AndroidスマートフォンはMacより使用時間が短いですが、使っている限りではそのようなことは起こりませんでした。

また接続の安定性についても検証しました。

スーパーで使用してみましたが、特に途切れは感じませんでした。

距離についても、鉄筋住宅の1フロア離れた程度であれば大きな問題なく使用できました。

しかし2フロア離れるとブツブツと途切れてしまいました。

そして今回はマルチポイントの仕様を検証できましたので、紹介します。

音声の再生は、後に再生したほうの音声に切り替わり、再生されます。

私はMacで動画を再生しながらAndroidスマートフォンでSNSを見たりしますが、このHA-NP1Tの仕様の場合、SNSで動画があると、その動画に反応してスマートフォン側の音声が再生されるようになってしまいます。

私は個人的にはこの仕様は使いにくいと思っています。

さらにすでに2台のデバイスと接続しているとき、ペアリング済みの3台目のデバイスのBluetooth設定から、HA-NP1Tに割り込んで接続できる割り込み接続には対応していませんでした。

マルチポイントに対応しているので大きな問題ではありませんが、3台以上のデバイスで接続を切り替えて使いたいと思っている方は注意が必要です。

操作性

物理ボタンで操作できるため誤操作は少ないですが、操作を受け付けるまでに時間がかかります。

逆に操作ができているか不安になります。

通話音質

前回は静かな環境での通話音質のみを収録しましたが、騒がしい環境での通話音質と、マイクミュート機能を使用したようすについても収録しました。

収録した音声はYouTube動画をご覧ください。

騒がしい環境として、60dB台のレストランの環境音を流して音声を収録しました。

騒がしい環境では、周りの音も聞こえてしまっていますが、話す人の声は聞き取れる程度には届いていると思います。

マイクミュート機能は、使用する前後でイヤホンを触ることもあってか、通話音質が悪くなります。

バッテリー

私がふつうに使っていて、バッテリーが切れそうになるということはありませんでした。

充電に関しても、ここまで使ってきた限りでは充電ができていないということはありませんでした。

しかし、イヤホンを収納したときでないと充電ケースのLEDインジケーターが点灯しません。

充電ケースを開いたときにもLEDインジケーターは点灯してほしいです。

価格

価格は19,800円です。

JVCケンウッドの公式ストアでは、お試しキャンペーンとして、2週間お試しできます。

Amazonではすでに9%オフに1%のポイントが付くようです。

まとめ

今回は、Victor nearphones HA-NP1Tをレビューしました。

良い点

  • デザインに高級感がある
  • 物理ボタンでの操作で誤操作しにくい
  • 人が多い環境でも途切れにくい
  • マルチポイントに対応している
  • 低遅延モードを搭載している
  • 操作ボタンのカスタマイズの自由度が高い
  • IPX4の防水性能がある
  • カラーバリエーションが多い

気になる点

  • 充電ケースのフタが勝手に閉じてしまう
  • 長時間装着していると少し痛みを感じる
  • 音もれはそれなりにする
  • Macとの相性が良くないかもしれない
  • マルチポイントが後に再生する音に割り込まれる仕様になっている
  • ボタンを押してから操作を受け付けるまでに時間がかかる
  • 充電ケースのバッテリー残量の確認がしにくい
  • イコライザーで音質の調整ができない

前回と合わせ、良い点・気になる点をまとめると上のような感じです。

後に再生したほうの音声に割り込まれてしまうのは、個人的にはかなりマイナスです。

一方、デザインに高級感があり、カラーバリエーションも多いので、アクセサリーとして使いつつ、たまに音楽も楽しむという用途では最適なイヤーカフイヤホンです。

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