こんにちは、繊細ガジェットレビュー管理人のisukoです。
先日、MOONDROP Pillというイヤーカフイヤホンをレビューしました。

Pillという名前の通り、薬の錠剤のような特徴的な充電ケースの形状で、フタを回転させて開けるなど、ギミックの詰まったイヤーカフイヤホンでした。
そんなMOONDROP Pillのデザイン性を継承しつつ、スマートフォンゲームの鳴潮とコラボレーションした特別なイヤーカフイヤホンが販売されています。
今回は、MOONDROP x 鳴潮 U.C.T.S. イヤーカフイヤホンをレビューします。
noteではMOONDROP x 鳴潮 U.C.T.S. イヤーカフイヤホンがおすすめな方を深掘りしています。

Substackではレビューの裏話や、私の考えを発信しています。

MOONDROP x 鳴潮 U.C.T.S. イヤーカフイヤホン 開封

パッケージは、Pillがコンパクトだった一方、こちらは非常に大きいです。
パッケージ表面にはキャラクターのイラストが描かれています。

パッケージ裏面には製品の説明が書かれています。





パッケージを開封すると、中にはまず缶バッジとレーザーチケット、ストラップが入っています。


その下にはイヤホンの入った充電ケースとUSB-A to Cケーブル、書類が入っています。


重さはイヤホン単体で5.5g、充電ケース込みで72.7gです。
MOONDROP x 鳴潮 U.C.T.S. イヤーカフイヤホン ペアリング方法
最初はイヤホンの絶縁テープをはがして充電ケースにしまい、イヤホンを取り出すことでペアリングモードになります。
2台目以降は両側のイヤホンのタッチセンサーを長押しすることでペアリングモードになります。
充電ケースにペアリングなどを行うためのボタンがないのは使いにくく、残念です。
ペアリングモードになったあとは、接続したいデバイスのBluetooth設定で「Moondrop U.C.T.S.」を選択することでペアリングできます。
MOONDROP x 鳴潮 U.C.T.S. イヤーカフイヤホン レビュー
デザイン


充電ケースは非常に特徴的なデザインです。
ゴツゴツとしており、メカメカしさの強いデザインだと感じました。
私はこのゲームをプレイしたことがないのですが、ゲームをプレイしている方はより楽しめるデザインなのではないかと思いました。

ストラップホールもあり、付属のストラップも付けられると思います。
しかし、ストラップホールにストラップを通すのが難しく、私は試せませんでした。

充電ケースの黒い部分にはUSB-CポートとLEDインジケーターがあります。
ただ、充電ケースのバッテリー残量がわかりません。
アプリでも充電ケースのバッテリー残量は確認できません。
そのため、何度か充電ケースのバッテリーが切れていて、イヤホンが充電されていないことがありました。
これは非常に残念です。

充電ケースはMOONDROP Pillと同じく、回転させることでフタが開きます。

イヤホンは全体的にマットな感じです。
イヤホンの外側にはゴールドのデザインがあり、シンプルながら高級感があります。
丸い部分と細長い部分が接続部分でつながったデザインで、前後がわかりやすいです。

イヤホン上部にはLとRの表記がある通り、左右は区別されています。
ただ、充電ケースには左右逆でも収まります。
これによって、左右逆にして装着してしまうということも発生するかもしれません。
イヤホンの接続部分はややかためですが、戻る力は強いです。
装着感
軽く、安定しています。
軽く頭を振っても落ちそうという感じではありません。
装着時の見た目

横から見ると、全体的にマットなので、主張は少ないです。

上から見ると、接続部分は耳から少し飛び出している印象です。
音質
リファレンス環境については以下の記事をご覧ください。

AAC接続で、イコライザーは「standard」で音質をチェックしました。
全体的な感想として、まず音は小さめです。
アプリでハイゲインに設定しても、ちょうど良いか物足りない程度の音量です。
音質は、一般的なイヤーカフイヤホンと同じように、低音は弱めです。
音の分離感はそこそこあるように感じました。
次にそれぞれのリファレンス曲での感想を紹介します。
ロック系
低音は弱めです。
ボーカルは少し遠めで、少しこもっている感じがします。
芯はありますが、もう少し伸びがほしい印象です。
高音の量はちょうど良いですが、少しシャリついているように感じました。
さまざまな音が混じるサビでは、低音は少し弱いですが、それぞれの音には集中しやすいと感じました。
ボーカルのサ行やタ行の声は刺さる感じではありません。
J-POP系
シンセサイザーや打ち込み系の音は、深みが弱いためか、電子感が強い印象です。
冒頭のボーカルの距離感が変化するところでは、少し距離感の変化を感じました。
空間は狭めに感じます。
ボーカルは少しこもった感じがありますが、自然に聴こえました。
声の深みも感じられます。
最後の語りの部分は、声のかすれ感も感じられ、声が消えていくような感じもありました。
洋楽ポップス系
低音にはキレがあり、リズムには乗りやすいです。
低音とボーカルのバランスは、ボーカルのほうが少し強いと感じました。
女性ボーカルは、声の伸びが物足りないと感じました。
EDM系
生楽器は音の深みが物足りなく感じました。
サブベースは体に響くようには聴こえません。
男性ボーカルは、深みと伸びが物足りないと感じました。
クラシック系
音量変化のダイナミックさはモニターイヤホンよりもあると感じました。
ヴァイオリンの質感はウォーム系ですが、深みが物足りない、やや軽い音に感じました。
音は止まるべきときに止まり、余韻は美しいです。
音もれ
ふつうに音楽が楽しめる程度の音量で50cmほど離しても、なんの曲が流れているかわかる程度には音もれします。
静かな環境で使うときは音量を下げるなど、配慮が必要です。
接続性
マルチポイントに対応しています。
ただ、高音質コーデックとして一般的なLDACやaptX Adaptiveには対応していません。
その代わり、対応機種はかなり限られますが、LC3とLHDC-Vに対応しています。


ただし、LC3とLHDC-Vで接続すると、マルチポイントは使えません。
接続の安定性については、外出してスーパーマーケットなどで使ってみましたが、AAC接続では音の途切れは感じませんでした。
遅延は、通常時は350msほどです。
イヤホンの細長い部分の外側を4回タップすることで低遅延モードになりますが、それでも150msほどの遅延があり、遅延は大きい印象です。
操作性

イヤホンの細長い部分の外側のタッチセンサーをタッチして操作します。
フィードバック音があるので、正しく操作できているかがわかりやすいです。
ただ、フィードバック音はワンテンポ遅れている印象です。
そのため連続押しのときは正しく入力できているかがわかりにくいです。
また、タッチ操作はカスタマイズできず、固定です。
装着検知センサーもついていません。
バッテリー
バッテリー容量は、イヤホン単体が40mAh、充電ケースが300mAhです。
使用可能時間は、イヤホン単体で最大9時間、充電ケース併用で最大21.5時間です。
充電ケースはワイヤレス充電には対応していません。
アプリ
「MOONDROP」アプリでイヤホンのカスタマイズができます。
ただ、アプリにうまく接続できないことが多いです。
アプリを開いているスマートフォンではないほうのデバイスとの接続を切ると接続できましたが、使いにくいです。

アプリではゲインを設定できますが、ハイゲインでないと音量が小さく感じました。
「その他の設定」をタップすると、その他の設定画面に移れます。
ここでその他の設定に移れるというのはわかりにくく、ゲインの設定がその他の設定であるように見えてしまいます。
このUIは改善してほしいです。

その他の設定では、プロンプトトーンのトーンのオン・オフや音量を変更できます。
コーデックやマルチポイントの設定もできます。


LHDCとLC3での接続は、マルチポイントとは併用できません。
一定時間経過するとマルチポイントを無効にしたりということもできます。

最初の画面に戻ってくると、音声ガイドの種類を変更できます。

女性と男性があります。
私はゲームをプレイしたことがないのでわからないのですが、キャラクターの声なので、ゲームをプレイしたことのあるという方はテンションが上がるのではないでしょうか。

イコライザーは通常では「standard」しかないようです。

「STIの個人的なサウンド設定」によると、「AIチューニング」というものがあるようなのですが、そのような項目は見つけられませんでした。

「オンラインインタラクションDSP」では、公開されている様々なイコライザーに変更できます。
「入力」をタップすることで、自分でもイコライザーをカスタマイズできます。

ただかなり多機能なので、自由度はかなり高く、自分好みの音質に調整できる余地がありますが、そのぶんかなり難しいと感じました。
防塵・防水性能
防塵・防水性能について、メーカーからの発表はありません。
ないと考えて運用したほうが良いかもしれません。
価格
eイヤホンでの販売価格は10,800円です。
まとめ
今回は、MOONDROP x 鳴潮 U.C.T.S. イヤーカフイヤホンをレビューしました。
良い点
- 付属品が充実している
- デザインが良い
- 装着感が良い
- マルチポイントに対応している
- 接続は安定している
- 音声ガイドがゲームのキャラクターの声
- イコライザー調整が非常に多機能
気になる点
- 充電ケースにペアリングなどを行うためのボタンがない
- ストラップホールにストラップを通すのが難しい
- 充電ケースのバッテリー残量がわからない
- イヤホンの左右が区別されている
- 音が小さめ
- 音もれする
- 遅延が大きめ
- LDACやaptX Adaptiveには対応していない
- タッチ操作のフィードバック音がワンテンポ遅れている
- タッチ操作のカスタマイズができない
- アプリにうまく接続できないことがある
- アプリのUIがわかりにくい
- 防塵・防水性能について公表されていない
良い点・気になる点をまとめると上のような感じです。
充電ケースの残量が確認できないので、意識して充電する必要があります。
遅延が大きいのも、スマートフォンゲームとのコラボレーションモデルにしては残念です。
一方、ゲームの世界観がデザインに反映されていたり、音声ガイドもゲームのキャラクターということで、特別感は強いです。
noteではMOONDROP x 鳴潮 U.C.T.S. イヤーカフイヤホンがおすすめな方を深掘りしています。

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