こんにちは、isukoです。
タブレット端末はスマートフォンやパソコンのサブ端末として動画を見たり、読書をしたりという使い方をする人が多いと思います。
そのため高いスペックは必要なく、できるだけ安く購入したいという人は多いのではないでしょうか。
しかし格安タブレットといえば、よく知らないメーカーの製品が多く、なかなか購入しづらいと感じている人が多かったのではないかと思います。
そんな中、日本でスマートフォンのCMも公開されているXiaomiから格安タブレットが発売しました。
今回は、Xiaomi Redmi Pad SEをレビューします。
Xiaomi Redmi Pad SE スペック
※公式サイトより抜粋
- プロセッサ:Snapdragon 680
- ストレージ:128GB eMMC 5.1
- メモリ:4GB、6GB(3GBまでストレージを使用してメモリ拡張可能)
- ディスプレイ:11インチ
- ディスプレイ解像度:1920 x 1200、207ppi
- ディスプレイリフレッシュレート:最大90Hz
- ディスプレイ輝度:400nit
- バッテリー:8000mAh、10W充電対応
Xiaomi Redmi Pad SE 開封
パッケージ表面には製品画像が大きく印刷されており、壁紙には鮮やかなデザインが採用されています。
パッケージ背面には特に何もありません。
パッケージを開封するとタブレット本体が保護された状態で入っています。
その下には付属品が入っています。
書類とSDカードスロット取り出し用のピン、ACアダプター、USB-A to Cケーブルが入っています。
タブレットを取り出してみると、カメラが横向きのときに中央に来るようになっています。
パッケージが横向きな点からもわかるように、横向きでの使用を想定しています。
今回カラーはグラファイトグレーを選択しました。
とても2万円台で購入できる製品ではない質感の良さを感じました。
上側面には音量ボタンとSDカードスロットがあります。
SDカードスロットはSDカード1枚のみが使用できるようになっています。
下側面には特に何もありません。
左側面には電源ボタンとスピーカー穴があります。
右側面にはスピーカー穴とイヤホンジャック、USB-Cポートがあります。
重さは477.4gです。
Xiaomi Redmi Pad SE レビュー
良い点
スリープをオフにできる
私はタブレットのホーム画面にカレンダーやタスク管理アプリのウィジェットを配置し、常に表示できるようにしたいと思っています。
そのためにはまず勝手にスリープ状態にしないようにする設定がある必要があります。
開発者向けオプションで充電中はスリープ状態にしない設定ができるようですが、持ち出したときはスリープ状態になってしまいます。
一方Redmi Pad SEは「設定」>「ロック画面」>「ロック画面設定」の「スリープ」でスリープしないように設定することができます。
バッテリー持ちが非常に良い
1時間YouTubeで動画を再生しましたが、バッテリーは4%しか減りませんでした。
つまり25時間連続でYouTube動画を再生し続けることが可能です。
そこまで使用する人がいないと思うので、実際にはより長時間充電なしで使用することができます。
ちなみに充電は約7Wで安定しており、約45分で11%充電されました。
Amazon Prime VideoをフルHD 1080pで再生できる
Amazon Prime VideoをフルHD 1080pで再生することができます。
格安タブレットの多くはAmazon Prime VideoやNetflixをフルHDで視聴することができないので、この点は非常に良いと思います。
セキュリティアプリがプリインストールされている
セキュリティアプリがプリインストールされています。
サードパーティ製のアプリをインストールする場合、動作に影響を与える可能性があります。
しかしプリインストールされているということで、動作に影響を与えないようにチューニングされていると思います。
SDカードで保存容量を拡張できる
SDカードで容量を最大1TB拡張することができます。
動画をダウンロードしても問題ありません。
イヤホンジャックが搭載されている
最近の端末としては珍しく、イヤホンジャックが搭載されています。
有線イヤホンを接続できるので、遅延を気にすることなく動画などを楽しめます。
ハイレゾ音源をそのまま再生できそう
(2023年10月21日追記)
USB-DACを接続して24bit/96kHzの音源を再生したところ、USB-DACのディスプレイに「384K」と表示されていました。
96Kより大きいので、ハイレゾ音源をそのまま再生できていそうです。
気になる点
スペックは高くない
SoCはSnapdragon 680を採用しています。
少し古めのミドルレンジスマートフォンに搭載されているようなSoCです。
そのため操作をしている中でわずかな引っ掛かりを感じることがあります。
ただYouTube動画の視聴や電子書籍の読書で動作が固まるということはありませんでした。
重いゲームをプレイする場合は上位機種を購入するべきですが、動画視聴や読書用途であれば特に不満は感じません。
夜は自動明るさ調整では暗い
自動明るさ調整機能が搭載されており、日中はちょうど良い明るさなのですが、夜に明かりを付けると画面が暗くなります。
目を保護するためにそのようになっているのかもしれませんが、暗い画面をよく見ないといけなくなり、逆に目が疲れてしまう可能性があるので、手動で明るさを調整して使用しています。
ホーム画面のグリッドサイズを変更できない
デフォルトランチャーではホーム画面のグリッドのサイズを変更できません。
ウィジェットもアプリもグリッドに合わせて配置されるため、多くのアプリやウィジェットを1画面に表示できるようにするにはグリッドを小さくする必要があります。
しかしランチャーを変更することで、グリッドのサイズは変更できました。
ランチャーを変更するとジェスチャー操作ができなくなる
私はグリッドサイズを変更するためにランチャーを変更したのですが、ランチャーをデフォルトのものから変更するとジェスチャー操作が選択できず、ボタン操作のみが使用できます。
できるだけ画面を大きく使いたいので、サードパーティ製のランチャーを使用しているときもジェスチャー操作ができるようにしてほしいです。
生体認証に対応していないアプリがある
本体のロック解除に顔認証が使用できますが、例えばパスワード管理アプリの「BitWarden」では生体認証でのロック解除が選択できませんでした。
本体のロック解除もそれほどスムーズではないので、顔認証の精度はそれほど高くないのだと思います。
Bluetoothの対応コーデックは少ない
私が確認した限り、対応しているBluetoothコーデックはSBC、AAC、aptXでした。
高音質コーデックのLDACやaptX Adaptiveには対応していないので注意が必要です。
有線接続では音声が小さい
(2023年10月21日追記)
搭載されているイヤホンジャックで接続しても、USB-DACを使用して接続しても、音声が小さいです。
イヤホンジャックに接続した場合は音量を最大にしても小さいですし、USB-DACを使用してもUSB-DACのパワーを上げないと十分な音量が出ませんでした。
有線接続できることを期待して使用するのは厳しいかもしれません。
まとめ
今回は、Xiaomi Redmi Pad SEをレビューしました。
軽い用途であればスペックは申し分なく、コストパフォーマンスが非常に高いです。
2023年現在最もおすすめできる格安タブレットです。