こんにちは、isukoです。
イヤーカフイヤホンは耳をふさがないため、周りの音を聞きながら音楽を楽しめるのが魅力です。
最近では多くのメーカーからイヤーカフイヤホンが登場しています。
そんな中、SOUNDPEATSとEarFunはコストパフォーマンスの高いイヤーカフイヤホンを販売しています。
先日、SOUNDPEATS Clip1とEarFun Clipをそれぞれレビューしました。
どちらも価格帯は同じですが、音質や機能性には異なる点が多いです。
今回は、SOUNDPEATS Clip1とEarFun Clipを徹底比較します。
【UUイヤーカフイヤホンとも比較】1万円以下とは思えない高音質 SOUNDPEATS Clip1 レビュー【提供 SOUNDPEATS】
装着感優秀でどこでも使いやすいイヤーカフイヤホン EarFun Clip レビュー【提供 EarFun】


SOUNDPEATS Clip1 vs EarFun Clip 徹底比較
デザイン
充電ケースのデザインは、2つの製品で大きく傾向が異なります。

SOUNDPEATSは、ラメが入ったようなデザインです。
一方、EarFunは、ガンメタリックな質感で、高級感を感じます。

イヤホン本体は、SOUNDPEATSは全体的にマットなところに、光沢感のあるパーツやロゴマークがあります。
マットな部分がなんとなく安っぽく感じてしまいました。
EarFunは細長い部分の内側に光沢感があり、外側は鈍い光沢感でEarFunのロゴがあります。
個人的にはEarFunのデザインのほうが好みです。


重さは、SOUNDPEATSがイヤホン単体で5.4g、充電ケース込みで55.4gです。


EarFunはイヤホン単体で5.8g、充電ケース込みで49.6gです。
装着感
SOUNDPEATSは軽い装着感で、挟む力も適度で、違和感が少ないです。
接続部分が少し長いので、挟む力だけで固定されているような感じがします。
一方、EarFunはイヤホン全体で支えてくれている安心感があり、違和感は非常に少ないです。
装着時の見た目

SOUNDPEATSは基本的にはマットで主張が少ないですが、丸い部分の光沢感のあるパーツがアクセサリー感を演出しています。

上から見ると、接続部分の耳からの飛び出しは大きいです。

EarFunは光沢感が強くないので、横から見てもあまり気になりません。

上から見ると、耳からの飛び出しが少ないです。
装着時の見た目はEarFunのほうが違和感が少なく、落ち着いていると感じました。
音質


どちらもLDAC接続で、イコライザーは、SOUNDPEATSは「低音を強く」、EarFunは「適応イコライザ」を使用して音質を比較しました。
低音の量や重みはEarFunのほうがあります。
ボーカルや高音はSOUNDPEATSのほうが明るさを感じます。
EarFunは全体的に落ち着いており、空間が狭い印象です。
SOUNDPEATSはクリアで、音の分離感が強く、空間も広く感じます。
音質はSOUNDPEATSのほうがかなり好みでした。
音もれ
どちらも、音楽が楽しめる音量で50cmほど離しても何の曲が流れているかわかるほど音もれします。
静かな環境で使うときは音量を小さくするなど、配慮が必要です。
接続性
どちらも高音質コーデックのLDACと、2台同時接続のマルチポイントに対応しています。
ただし、どちらもLDACとマルチポイントは併用できません。

また、SOUNDPEATSはLDACと、Dolby Audioとゲームモード、ダイナミックEQも併用できません。
特に空間オーディオのDolby Audioは目玉機能の1つなので、これがLDACと併用できないのは非常に残念です。
接続の安定性については、スーパーマーケットで使ってみましたが、どちらも音が途切れることはありませんでした。
EarFunは左右が区別されている一方、SOUNDPEATSはイヤホンに左右の区別がなく、どちらの耳にも装着できます。
片耳だけで使う場合、EarFunは左右両方の音がミックスされて聴こえますが、SOUNDPEATSは現状片方の音しか聴こえません。
この件についてはメーカーも認識しているようで、ファームウェアアップデートで修正されるようです。
操作性

SOUNDPEATSはタッチ操作です。
一方、EarFunは物理ボタンでの操作です。
これは好みが分かれるところだと思います。
個人的には物理ボタンのほうが、物理的なフィードバックがありますし、誤操作が少ないので好みです。
ただし、SOUNDPEATSは装着検知センサーがついています。
イヤホンを外すと一時停止し、再び装着すると再生されるのが便利だと感じる方もいると思います。
マイク音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
60dB前後のレストランの音を流した環境では、SOUNDPEATSのほうが周りの音を抑えられていると感じました。
しかし、SOUNDPEATSは少し音が小さいです。
EarFunは音の先頭が途切れてしまうことがありました。
バッテリー
イヤホンのバッテリー容量はSOUNDPEATSが45mAh、EarFunが60mAhです。
イヤホン単体での再生時間は、SOUNDPEATSが最大8時間、EarFunが最大10時間です。
充電ケースのバッテリー容量はSOUNDPEATSが450mAh、EarFunが490mAhです。
充電ケースを併用することで、どちらも最大40時間使用できます。
どちらの充電ケースもワイヤレス充電には対応していません。
アプリ
SOUNDPEATSは「PeatsAudio」アプリ、EarFunは「EarFun Audio」アプリでイヤホンをカスタマイズできます。


操作のカスタマイズは、SOUNDPEATSは2回タップと3回タップのみですが、EarFunは1回押しから3回押し、長押しまでカスタマイズできます。
SOUNDPEATSはタッチセンサーの誤操作のリスクがあるため、1回タップが無効化されています。
物理ボタンのEarFunのほうが操作の割り当ての自由度が高いです。


イコライザーは、SOUNDPEATSは10個の音域を13段階、EarFunは10個の音域を21段階で調整できます。


どちらも聴覚特性に応じてイコライザーを自動で調整してくれる機能がありますが、EarFunのほうが、何度も音が出ているかを確認できる方式なので、測定しやすいです。

また、EarFunはマルチポイント接続での接続先をアプリで変更できるのが便利です。
防塵・防水性能
SOUNDPEATSはIPX5の防水性能です。
EarFunはIP55の防塵・防水性能です。
防水性能に加えて防塵性能もあるEarFunのほうが、より安心して使えます。
カラーと価格
カラーは、SOUNDPEATSはブラックのみ、EarFunはブラックとホワイトです。
Amazonでの通常価格は、SOUNDPEATSが9,980円、EarFunが9,990円と、ほぼ同じです。
まとめ
今回は、SOUNDPEATS Clip1とEarFun Clipを徹底比較しました。
どちらも1万円以下で購入できるイヤーカフイヤホンとして、非常に優秀です。
物理ボタンの確実な操作性、防塵性能、アプリでのカスタマイズ性を重視するならEarFun Clipがおすすめです。
一方、クリアで空間の広いサウンドや、左右を気にせず使える利便性、装着検知センサーを重視するならSOUNDPEATS Clip1が良いと思います。
音質には大きな違いがあり、個人的には音質の良さでSOUNDPEATS Clip1を選びたいです。
ただ、SOUNDPEATS Clip1はタッチ操作で、誤操作をしやすいですし、割り当てられる操作も少ないです。
その点、EarFun Clipはボタン操作で、音質は落ち着きすぎているような印象を受けますが、快適に使えます。
音質を重視するとカナル型イヤホンやヘッドホンのほうが有利だと思うので、イヤーカフイヤホンには長時間快適に使えることを重視していってほしいです。
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装着感優秀でどこでも使いやすいイヤーカフイヤホン EarFun Clip レビュー【提供 EarFun】

