こんにちは、isukoです。
耳をふさがず、耳への負担が小さいのではないかと考え、私は開放型イヤホンをよく使っています。
特に、私はメガネをしているので、イヤーカフイヤホンが非常に使いやすく思っています。
コストパフォーマンスにすぐれたイヤホンを販売しているQCYも、以前からイヤーカフイヤホンを販売していましたが、今回はデザインを一新したイヤーカフイヤホンを発売しました。
今回は、QCY Crossky C50を、前モデルのCrossky C30Sと比較しつつ、レビューします。

QCY Crossky C50 開封

パッケージ表面には製品の画像が印刷されています。

パッケージ裏面には製品の説明が日本語で書かれています。

パッケージを開封すると、中には充電ケースとUSB-A to Cケーブル、書類が入っています。
書類も含め、日本仕様なのが良いと思います。


重さはイヤホン単体で5.4g、充電ケース込みで47.2gです。
QCY Crossky C50 ペアリング方法
最初はイヤホンの絶縁テープをはがして充電ケースにしまい、充電ケースを開くとペアリングモードになります。

2台目以降はイヤホンをしまって充電ケースを開いた状態で、充電ケース底面のボタンを長押しすることでペアリングモードになります。
C30Sでは充電ケースにボタンがなかったため、ペアリングモードにするためには接続をすべて解除する必要がありました。
C50は充電ケースにボタンがあるので、ペアリングモードに入りやすいです。
ペアリングモードになったあとは接続したいデバイスのBluetooth設定で「QCY Crossky C50」を選択することでペアリングできます。
QCY Crossky C50 レビュー
デザイン
充電ケースは革のような見た目で、高級感があります。

C30Sはガンメタリックな感じで、デザインが大きく異なります。

前面にはLEDインジケーターがあります。

背面にはQCYのロゴマークがあります。

底面にはUSB-Cポートとボタンがあります。
C30Sにはボタンがなかったのでペアリングモードにするのが面倒でしたが、C50にはボタンが搭載されているので、ペアリングモードにしたり、リセットしたりしやすいです。

充電ケースのフタの裏側には技適マークなどの表示があります。

イヤホンは真珠のような輝き方です。

C30Sは反射がかなり強かったですが、今回は反射は抑えられています。
形状も大きく異なります。
C30Sは前後が同じような形状で、どの向きに装着すれば良いかわかりにくかったです。
一方、C50は丸い部分と細長い部分が組み合わさっています。
直感的にどの向きに装着すれば良いかわかりやすいと思います。
接続部分はやわらかく、戻る力も強いです。
装着感
接続部分が短めなので、接続部分も含めてイヤホン全体で支えてくれている印象で、安心感があります。
ただ、痛みを感じるわけではありませんが、耳を挟まれているという感覚はあります。
装着時の見た目

横から見たときに反射の強い部分が見えるので、主張はします。
ただ、C30Sは反射がかなり強かったので、C50はさりげなくアクセントを加えてくれているような印象です。
また、かなりすっきりとした見た目になっていることがわかります。

上から見たときには接続部分がほぼ耳に密着しているのがわかります。
音質

イコライザーは「デフォルト」で音質をチェックしました。
低音の量はちょうど良いです。
深い低音も感じられます。
ボーカルは少しだけ遠い印象です。
ボーカルに芯がありますが、もう少し伸びがほしいと思いました。
高音には十分に存在感がありますが、刺さりはマイルドな印象です。
C30Sと比較すると、ボーカルを聴きたいのであればC30Sのほうが良さそうだと感じました。
ただし、C30Sは低音が軽めでこもっている印象で、低音の質はC50のほうが良いです。
音の解像感や広がりはC50のほうが良いと感じました。
音もれ
ふつうに音楽が楽しめる音量で50cmほど離しても何の曲が流れているかわかる程度には音もれします。
静かな環境で使うのは控えたほうが良いと思います。
接続性
マルチポイント(2台同時接続)に対応しています。
しかし、C30SはLDACに対応していましたが、C50はLDACなどの高音質コーデックには対応していません。
接続の安定性については、スーパーマーケットで使用してみましたが、特に問題はありませんでした。
また、左右の区別がなく、左右のどちらでも充電ケースに収納できます。
充電ケースに収納した時点でイヤホンの左右が割り当てられるようです。
そして、片耳だけを充電ケースから取り出し、充電ケースのフタを閉じると、片耳だけで左右の音が聞こえます。
操作性
細長い部分にタッチセンサーがあり、ここをタッチして操作します。
C30Sではタッチ操作時にフィードバックがありませんでしたが、C50ではフィードバック音があります。
しかし、このフィードバック音が鳴るより先に操作が実行されています。
操作が実行されるより先にフィードバック音が鳴ってほしいです。
操作の受け付け自体は早いと思います。
マイク音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
静かな環境ではかなりクリアに音声を収録できていると感じました。
60dB前後のレストランの音を流した環境でも、周囲の音を抑えつつ、自分の声をクリアに収録してくれていると感じました。
バッテリー
イヤホン単体で最大7.5時間、充電ケース併用で最大35時間使用できるようです。
一方、C30Sはイヤホン単体で最大6時間、充電ケース併用で最大40時間使用できるようです。
充電ケース併用で使える時間は短くなってはいますが、イヤホン単体で使える時間はかなり長くなっているので、C50は使いやすいと思います。
どちらも充電ケースはワイヤレス充電には対応していません。
アプリ
「QCY」アプリでイヤホンのカスタマイズができます。

「ステータス」タブでは左右のイヤホンのバッテリーの残りパーセントが表示されます。
充電ケースのバッテリー残量は表示されません。

「サウンド」タブではイコライザーと左右のオーディオバランスを変更できます。

イコライザーは7種類のプリセットとカスタムイコライザーがあります。

カスタムイコライザーは10個の音域を-8から+8までの17段階で調整できます。

自由度は高いと思いますが、同じ調整値であるにもかかわらず、バーの位置がずれてしまっているのが気になりました。


「設定」タブでは1回タップから3回タップでの操作を変更できます。

ビープ音の音量も変更できます。
音量が大きいと感じる人もいると思うので、変更できるのは良いと思います。

低遅延のゲームモードも搭載しています。
通常時は150msほどの遅延が、ゲームモードをオンにすると50msほどの遅延に感じました。
防水性能
C30Sと同じく、C50もIPX5の防水性能があります。
少し水にぬれる程度であれば問題ありません。
カラーと価格
カラーは今回レビューしたホワイトの他に、グレーがあります。



しかし、アプリ画面で表示されるカラーを変更できるのですが、そのカラーを見てみると、5色のカラーバリエーションがあるようでした。
ぜひ他のカラーも販売してほしいです。
ただC30Sはシルバーだけなので、C50のほうがカラーは選びやすいと思います。
Amazonでの通常価格は6,580円です。
一方、C30Sの通常価格は7,880円なので、C50はかなり買いやすくなっています。
まとめ
今回は、QCY Crossky C50を、前モデルのCrossky C30Sと比較しつつ、レビューしました。
良い点
- 日本仕様のパッケージ
- 充電ケースにボタン搭載
- 高級感のあるデザイン
- 直感的に装着できる形状
- マルチポイント対応
- 左右の区別なし
- 片耳だけで使用可能
- クリアなマイク音質
- 長時間バッテリー
- IPX5の防水性能
気になる点
- 音もれ
- 高音質コーデックに非対応
- 操作のフィードバックの遅さ
- 充電ケースのワイヤレス充電非対応
- アプリでバッテリー残量の情報なし
- カスタムイコライザーの表示ズレ
良い点、気になる点をまとめると上のような感じです。
タッチ操作時にフィードバック音が鳴るようになったのは良いですが、操作が実行されたあとに鳴るのが残念です。
一方、デザインは非常に進化したと感じました。
高級感がありますし、イヤホンの形状は前後がわかりやすく、使いやすいです。
マイクも、騒がしい環境でも自分の声をしっかりと届けてくれると感じました。
C50はAmazonでの通常価格ではC30Sより安いにもかかわらず、進化点が多いです。
デザインの良い、コストパフォーマンスの高いイヤーカフイヤホンです。
