こんにちは、isukoです。
ワイヤレスヘッドホンは耳にものを入れないので耳への負担が少ないと思っていますし、無線で接続できて気軽に使用できることもあり、私はイヤーカフイヤホンとともによく活用しています。
先日、SOUNDPEATS Space ProとEarFun Tune Proをレビューしました。
【専用クーポンあり】最大151時間と超長持ちバッテリーのワイヤレスヘッドホン SOUNDPEATS Space Pro レビュー【提供 SOUNDPEATS】
頭が大きくても装着感が良いワイヤレスヘッドホン EarFun Tune Pro レビュー【提供 EarFun】
価格が近いこの2つの製品ですが、実際に使ってみると多くの違いがありました。
どちらのヘッドホンが自分に合っているか、選ぶときの参考にしていただけるとうれしいです。
今回は、SOUNDPEATS Space ProとEarFun Tune Proを徹底比較します。


デザイン

どちらも、多くの方がイメージするような、ふつうのヘッドホンのデザインだと思います。


Space Proは、イヤーカップとヘッドバンドの外側にシボ加工があります。


一方Tune Proは、ヘッドバンドの外側にはシボ加工のようなものがありますが、イヤーカップの外側は鈍い光沢があります。
イヤーカップのクッションはSpace Proがすぐに戻ってくるのに対して、Tune Proは戻ってくるまでに時間がかかり、それだけクッション性があるのではないかと思います。
ボタンや充電に使うUSB-Cポートの位置は、どちらもほとんど同じです。


重さはSpace Proが287.4g、Tune Proが286.9gと、ほとんど差はありません。
装着感
装着感はTune Proのほうがやさしく感じます。
どちらも側圧はちょうど良く、痛みは感じませんでしたが、Space Proは長時間装着していると頭頂部に痛みを感じました。
一方Tune Proは長時間装着してもあまり痛みを感じませんでした。
長時間使うのであれば、Tune Proのほうが快適かもしれません。
音質
どちらも外音取り込みモードは「ノーマル」に設定しました。
Space Proは高音質コーデックのLDACで接続し、イコライザーは「SOUNDPEATSクラシック」にしました。
Tune Proは、聴覚特性に合わせて音質を調整する「適応イコライザ」をオンにして音質をチェックしました。
音の重心は、Space Proが高音寄り、Tune Proが低音寄りだと感じます。
音の繊細さはTune Proのほうがあり、より多くの音が聴こえ、細かい演出も感じられる印象です。
迫力はSpace Proのほうがありますが、音が刺さってくることはなく、聴きやすい音です。
音のクリアさも、Space Proのほうが少し上だと感じました。
空間の広さは、Tune Proのほうが広く感じます。
音もれ
ふつうに音楽を楽しめる程度の音量で音楽を再生したところ、音もれはSpace Proのほうが大きいと感じました。
とはいえ、どちらのヘッドホンも、静かな場所で使うと周りに音が聞こえてしまう程度には音もれします。
図書館のような静かな環境で使うのは、控えたほうが良いかもしれません。
接続性
どちらのヘッドホンもマルチポイント(2台同時接続)に対応しています。
また、付属のケーブルを使って、有線接続で使うこともできます。
Space Proは、高音質コーデックのLDACにも対応しています。
LDACとマルチポイントは併用できませんが、差別化されている点です。
操作性
ボタンの配置は、どちらもほぼ同じです。
操作してから反応するまでの時間も早く、快適に操作できます。
どちらのヘッドホンも、ヘッドホンを外したときに自動で音楽を停止するような、装着検知センサーはありません。
ノイズキャンセル性能
ノイズキャンセル性能はどちらもあまり高くないと感じました。
私がメガネをしていることもあるかもしれませんが、ここは残念です。
外音取り込み性能
外音取り込み性能は、Tune Proのほうが自然です。
自分の声もこもりにくいので、つけたまま会話できます。
マイク音質
実際に収録した音声はYouTube動画をご覧ください。
60dB前後のレストランの音を流した環境では、Space Proのほうが周りの音と自分の声をうまく分離できているように感じました。
通話で使うことが多いのであれば、Space Proのほうが向いているかもしれません。
バッテリー
Space Proは最大で151時間使用でき、5分間の充電で4時間再生できる急速充電にも対応しています。
一方Tune Proは最大で120時間使用でき、10分間の充電で最大15時間使用できる急速充電に対応しています。
どちらもバッテリー持ちは十分ですが、Space Proは特に長いので、充電の回数を減らしたい方には良いのではないでしょうか。
アプリ


Space Proは「PeatsAudio」アプリ、Tune Proは「EarFun Audio」アプリで、ヘッドホンの細かい設定ができます。
Tune Proのアプリでは、ヘッドホンのバッテリー残量がパーセントで表示されます。
また、ノイズキャンセルのモードも複数の種類から選べます。

さらに、マルチポイントで接続しているデバイスを、アプリ上で管理することもできます。


どちらのアプリにも、聴覚テストの結果に応じてイコライザーを自動で調整してくれる機能があります。
Space Proの機能は、私の耳ではすべての音が聞こえてしまい、うまく調整できませんでした。
一方、Tune Proの機能では、私の聞こえ方に合わせて、うまく音質を調整してくれました。
カラーと価格
カラーバリエーションは、Space Proがブラックとベージュの2色です。
Tune Proは、ブラックとホワイトの2色です。
Amazonでの通常価格は、Space Proが8,980円、Tune Proが8,990円です。
まとめ
今回は、SOUNDPEATS Space ProとEarFun Tune Proを徹底比較しました。
個人的には装着感が非常に良く、繊細な音質が好みなので、EarFun Tune Proのほうが良いと感じました。
ただ、SOUNDPEATS Space Proの、充電を気にせずに使えるほどのバッテリー持ちも、とても使いやすいと感じました。
どちらも1万円以下で購入できるヘッドホンとしては、完成度が高いのではないでしょうか。
どちらも個別に記事を公開しているので、それも参考にし、自分に合ったものを選んでください。

