こんにちは、isukoです。
コストパフォーマンスの高い完全ワイヤレスイヤホンを販売しているメーカーといえば、EarFunとTranya、SOUNDPEATSがあります。
これらのメーカーは1万円以下で音質や機能性の高い完全ワイヤレスイヤホンを販売しています。
その中でスティックのあるタイプの完全ワイヤレスイヤホンに注目しました。
Tranyaはスティック型の完全ワイヤレスイヤホンとしてNovaとNova Liteがありますが、aptX Adaptiveの対応の違いがある程度で、ほとんど違いがありません。
そしてNova Liteのほうが個人的には好みの音でしたので、こちらを比較対象にしたいと思います。
今回は、EarFun Air Pro 3(以降、Air Pro 3)とTranya Nova Lite(以降、Nova Lite)、SOUNDPEATS Air4 Pro(以降、Air4 Pro)を比較します。
EarFun Air Pro 3 vs Tranya Nova Lite vs SOUNDPEATS Air4 Pro 徹底比較
サイズ
まず充電ケースのサイズはどれも似たような印象です。
Air Pro 3は幅は少し小さめですが、厚みがあります。
イヤホン本体もサイズの違いはほとんど感じません。
重さ
イヤホン単体での重さは、Air4 ProとNova Liteは4.7g、Air Pro 3は5.2gです。
充電ケース込みでの重さは、Air4 Proは41.3g、Nova Liteは44.8g、Air Pro 3は52.0gです。
Air4 Pro、Nova Lite、Air Pro 3の順に軽く、持ち運ぶときに負担になりません。
デザイン
デザインはAir4 Pro、Air Pro 3、Nova Liteの順に良いと思います。
Nova Liteは光沢感のあるプラスチック素材で、安っぽく感じます。
Air Pro 3はマットな質感で安っぽくはありませんが、高級感があるという感じではありません。
Air4 Proはところどころにゴールドの差し色があり、高級感があります。
充電ケースからの取り出しやすさ
充電ケースからの取り出しやすさはAir Pro 3が圧倒的です。
Air Pro 3は充電ケースを開いて自立させることができます。
また他のイヤホンはスティック部分が充電ケースの奥に収納されているのに対し、Air Pro 3はスティックが見えています。
そのためどこでもつまむことができ、非常に取り出しやすいです。
装着感
装着感はAir4 Pro、Air Pro 3、Nova Liteの順に良いと思います。
Nova Liteはスティック型にしてはしっかりとした装着感です。
Air Pro 3は軽めの装着感ですが、Air4 Proのほうがさらに軽い装着感で違和感が少なく、カナル型が苦手な人でも使えるのではないかと思います。
装着感が軽いといっても安定感はあり、落ちてしまいそうという感じはどのイヤホンもありません。
高音質コーデックへの対応
高音質コーデックへの対応はAir4 Pro、Air Pro 3、Nova Liteの順に良いです。
Nova LiteはNovaでは搭載していたaptX Adaptiveが省かれており、SBCとAACにしか対応していません。
Air Pro 3はaptX Adaptiveに対応しています。
さらにAir4 ProはaptX Adaptiveの上位コーデックのaptX Losslessに対応しています。
Air4 Proは情報量の多い音源データを受け取れます。
ただしaptX AdaptiveやaptX Losslessに対応したデバイスが少ない点には注意が必要です。
音質
音質はAir4 Pro、Nova Lite、Air Pro 3の順に良いと思いました。
Air Pro 3はドンシャリ傾向が強く、ボーカルの距離感が遠めです。
Nova LiteとAir4 Proはどちらも全体のバランスが良いです。
そのうえAir4 Proは情報量が多く、繊細な音になっていると感じました。
ノイズキャンセル性能
ノイズキャンセル性能はAir Pro 3、Air4 Pro、Nova Liteの順に高かったです。
Nova Liteは低音のノイズでもカットしきれず、かなり周りの音が聞こえてしまっていると感じました。
Air4 Proは低音のノイズはカットしていますが、高音のノイズは残ってしまっていました。
Air Pro 3は低音のノイズはしっかりカットできており、高音のノイズもかなり小さくなりました。
外音取り込み性能
外音取り込み性能はAir4 Pro、Nova Lite、Air Pro 3の順に高いと思いました。
Air Pro 3は自分の声がこもってしまい、会話はかなり難しいです。
Nova Liteは自分の声が少しこもっていますが、会話はできると思います。
Air4 Proは自分の声のこもりをほとんど感じず、非常に使いやすいと思いました。
マルチポイントの使い勝手
マルチポイントの使い勝手はAir Pro 3、Air4 Pro、Nova Liteの順に使いやすいです。
どれもマルチポイントに対応しており、2台のデバイスに同時に接続できます。
そのためたとえばパソコンとスマートフォンに同時に接続し、パソコンで音声を再生しているときにスマートフォンに着信があると、スマートフォン側の音声に切り替わり、そのまま通話できます。
通話を終えるとふつうは再びパソコンの音声に切り替わります。
しかしNova Liteはパソコンの音声が流れなくなり、一度充電ケースにしまう必要がありました。
Air4 ProとAir Pro 3は通話終了後はパソコンの音声に切り替わりました。
さらにAir Pro 3はアプリで接続先を確認・変更できるので、どのデバイスに接続しているか非常にわかりやすいですし、接続先の切り替えも簡単です。
イコライザーのカスタマイズ性
イコライザーのカスタマイズはどれも自由度が高いです。
しかし自由度が高いぶん、かなり微妙な調整が必要になり、難易度が高いですし、面倒です。
そんな中、Air4 Proはアダプティブイコライザーを搭載しています。
アダプティブイコライザーは装着者の聴覚特性に応じてイコライザーを自動で調整してくれる機能です。
自動で簡単ですし、かなり好みの音質になったので、簡単に音質を調整したい人にはAir4 Proがオススメです。
タッチ操作のカスタマイズ性
タッチ操作のカスタマイズはAir Pro 3とNova Liteが対応しています。
カスタマイズの自由度が非常に高く、自分の使いやすいように操作を割り当てられます。
一方Air4 Proは操作の変更ができず、割り当てられた操作を覚える必要があります。
ワイヤレス充電
ワイヤレス充電はAir4 ProとNova Liteが対応しています。
ケーブルを接続することなく充電できるため、充電後持って行くときにケーブルを抜く必要がありません。
連続使用時間
Air Pro 3、Nova Lite、Air4 Proの順に長時間使用できます。
イヤホン単体での連続使用時間はAir Pro 3が最大約9時間、Nova Liteが最大約9時間、Air4 Proが最大約6.5時間です。
また充電ケース込みでの連続使用時間はAir Pro 3が最大約45時間、Nova Liteが最大約36時間、Air4 Proが最大約26時間です。
カラーバリエーション
カラーバリエーションはAir Pro 3、Air4 Pro、Nova Liteの順に多いです。
Nova Liteはベージュ系の1色のみです。
Air4 Proはブラック、ベージュ、ホワイトの3色です。
Air Pro 3はオフホワイト、ネイビー、ピンク、ブラックの4色が販売されています。
価格
Amazonのふだんの販売価格で比較するとNova Lite、Air Pro 3、Air4 Proの順に安いです。
Air4 Proは8,480円、Air Pro 3は7,990円、Nova Liteは5,960円です。
しかしこれらの製品はセール価格になったり、クーポンが配布されたりしていることが多いので、セール情報をチェックする必要があります。
まとめ
今回は、EarFun Air Pro 3とTranya Nova Lite、SOUNDPEATS Air4 Proを比較しました。
私が1つを選ぶのであれば、SOUNDPEATS Air4 Proを選びます。
音質が一番良いですし、装着感が軽いので長時間使いやすいです。
とはいえどれもコストパフォーマンスが高いのは間違いありません。
個別でレビューもしているので、そちらも参考に自分に合った完全ワイヤレスイヤホンを選んでみてください。