こんにちは、isukoです。
Wear OS搭載のスマートウォッチといえば、Googleが初めて発売したPixel Watchがあります。
しかし、Wear OSはPixel Watchが発売される以前から開発されており、Wear OSを搭載したスマートウォッチもいくつか販売されています。
その中でもGalaxyはWear OSの開発にも協力しており、Galaxy Watch4はGalaxy初のWear OS採用のスマートウォッチです。
そこで今回は、Pixel WatchとGalaxy Watch4を比較します。
Pixel WatchとGalaxy Watch4を比較
デザイン
Pixel Watchはドーム型の曲面ガラスを採用しています。
一方、Galaxy Watch4はフラットな形状のガラスを採用しているデザインになっています。
そのため、Pixel Watchはかわいらしい印象、Galaxy Watch4はかっこいい印象を受けます。
ケースの素材
Pixel Watchのケースはステンレスを採用しています。
一方、Galaxy Watch4はアーマーアルミニウムを採用しています。
アーマーアルミニウムはアルミニウム素材の中で最も強度が強いとのことですが、一般的にアルミニウムよりステンレスのほうが強度が強いので、Pixel Watchのほうがケースの強度は高いのではないかと思います。
SoC
Pixel WatchはExynos 9110というチップを採用しています。
これは2018年に発売されたGalaxy Watchと同じプロセッサです。
一方、Galaxy Watch4はExynos W920というチップを採用しています。
Galaxy Watch4のほうが新しいチップを採用している分、処理性能は高いと考えられます。
メモリ
Pixel Watchは2GB、Galaxy Watchは1.5GBのメモリを搭載しています。
Pixel Watchのほうがメモリが多い分、複数の動作を快適に行えます。
ストレージ
Pixel Watchは32GB、Galaxy Watch4は16GBのメモリを搭載しています。
Pixel Watchのほうが大容量のストレージを採用していることもあり、多くのアプリや音楽をダウンロードすることができます。
Wi-Fi
Pixel WatchはWi-Fi 802.11 b/g/n 2.4GHzに対応しています。
一方、Galaxy Watch4はWi-Fi 802.11 a/b/g/n 2.4+5GHzに対応しています。
Galaxy Watch4のほうが5GHzの通信が利用できるため、高速に通信することが可能です。
OS
Pixel WatchはOSとしてWear OS 3.5を搭載しています。
一方、Galaxy Watch4はWear OS 3.5ベースのOne UI Watch 4.5を搭載しています。
Galaxy Watch4はWear OSベースのOSを採用しているため、Google Playストアからアプリをインストールできますが、カスタムOSなので、使い勝手は大きく異なります。
サイズ
Pixel Watchは直径41mm、Galaxy Watch4は直径40mm、44mmのモデルがあります(上の画像は44mm)。
Pixel Watchはドーム状の曲面ガラスを採用した丸いデザインをしているため、実際のサイズよりさらに小さく見える印象です。
重量
Pixel Watchは保護を何もしていない状態で62.5gです。
一方Galaxy Watch4は直径44mmのモデルで、ガラスフィルムを装着した状態で54.8gと、Galaxy Watch4のほうが軽いです。
Pixel Watchでも負担になる重さではありませんが、軽さを求めるのであればGalaxy Watch4のほうが良いです。
エクササイズの自動測定
Galaxy Watchでは10分程度特定のエクササイズを続けているとエクササイズの測定画面が自動で起動し、それまでのエクササイズをさかのぼって測定してくれます。
そのため、運動前にエクササイズの測定を開始するのを忘れても問題ありません。
一方、Pixel Watchはエクササイズの測定画面が自動で起動しません。
Fitbitアプリではエクササイズを自動認識してエクササイズの内容を表示してくれますが、Pixel Watchに測定画面を表示してほしいです。
睡眠時の誤操作防止機能
スマートウォッチは睡眠を分析することができますが、睡眠時の誤操作について不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
睡眠時の誤操作防止機能としてどちらにも、画面をタップで画面がオンにならず、通知が来ないような、睡眠モードという機能があります。
Galaxy Watch4は一度設定を行っておくことで自動で睡眠モードに移行させることができます。
しかし、Pixel Watchは睡眠モードに自動で移行する必要があります。
睡眠分析
睡眠分析については、非睡眠状態とレム睡眠の測定はかなり似ている印象ですが、浅い睡眠と深い睡眠の測定にはずれがあります。
Galaxy Watch4はあまり深い睡眠を測定してくれない傾向にあります。
そのためか、Pixel Watchでは睡眠スコアが87とかなり高い一方、Galaxy Watch4では睡眠スコアが68と低めの値になっています。
より良い睡眠をとりたいと考えるのであれば、測定が厳しいGalaxy Watch4を選ぶのが良いと思います。
また、どちらも睡眠中の血中酸素レベルを知ることができますが、Pixel Watchでは値が表示されず、どのように変動したかしかわかりません。
もう少しわかりやすくしてほしいと感じました。
LINE通話の着信
LINE通話の着信はGalaxy Watch4のみ受け取ることができました。
しかし、Galaxy Watch4でもスマートウォッチからLINE通話をすることはできませんでした。
Suicaへの対応
Pixel Watchはスマートウォッチ単体でSuicaを利用することができます。
しかし、現状オートチャージができず、定期券としても使用できないので注意が必要です。
血中酸素濃度の測定
どちらにも血中酸素センサーが搭載されており、Galaxy Watch4では血中酸素を常時測定しており、好きなときに確認することができます。
しかし、Pixel Watchでは現在の血中酸素を表示するような項目がPixel Watch内にも、Fitbitアプリ内にも見当たりません。
Fitbitアプリ内で睡眠時の推定酸素変動量というものを確認できますが、これにも値がなく、血中酸素センサーを搭載している意味がほとんどありません。
操作のしやすさ
Pixel Watchにはリューズ(Apple Watchのデジタルクラウンにあたる部分)があり、これを回したり、押したりすることで操作をすることができます。
物理的に操作ができるのは、画面を汚さないので良いと思います。
一方、Galaxy Watch4は、Galaxy Watch4 Classicであれば回転式ベゼルを採用しており、ここを回転させることで画面の移動などの操作をすることができます。
座りすぎ防止アラート
どちらのスマートウォッチも1時間ほど座ったままでいると、立って運動するように通知が来ますが、Pixel Watchは他の通知と変わりません。
通知の履歴にも残らないため、通知が来た瞬間に確認しなければいけません。
一方、Galaxy Watchは他の通知とは異なるバイブレーションで知らせてくれるため、座りすぎ防止のための通知だと気づきやすいです。
予定の確認のしやすさ
どちらもグーグルカレンダーと同期して予定を表示することができますが、Pixel Watchは当日の予定しか確認できません。
一方、Galaxy Watchは1週間の予定を確認することができます。
まとめ
今回は、Pixel WatchとGalaxy Watch4を比較しました。
Galaxyは長くスマートウォッチを開発してきたこともあり、使い勝手が良くなるようにカスタマイズされていると感じました。
Galaxy WatchシリーズはすでにGalaxy Watch5が発売していますが、こちらのページを見てもわかる通り、それほど大きな進化はない一方、価格は大きく上がってしまいました。
Galaxy Watch4でも現状最新のWear OSが利用できるので、今購入するのであればGalaxy Watch4シリーズを購入するのが良いと思います。