こんにちは、繊細ガジェットレビュー管理人のisukoです。
私はこれまでGalaxy Fit3というスマートバンドを使ってきました。
個人的には大きな不満もなく使っていたのですが、目にやさしいディスプレイのものを使いたいという気持ちと、もう少しバッテリー持ちが良いとうれしいという気持ちはありました。
そして、きっかけがあり、Garmin Instinct 3 Dual Powerを購入しました。
今回は、Garmin Instinct 3 Dual Powerをレビューします。
Garmin Instinct 3 Dual Power 開封

パッケージ表面には製品の画像が印刷されています。

パッケージ裏面には付属品の説明などが書かれています。

パッケージを開封すると、中にはスマートウォッチ本体とUSB-C to 専用端子の充電ケーブル、書類が入っています。

重さは52.4gと、見た目によらず、軽めだと感じました。
Garmin Instinct 3 Dual Power レビュー
デザイン
今回はBlackの45mmモデルを購入しました。

アウトドアウォッチというコンセプトなので、非常にゴツゴツとしたデザインです。
耐熱・耐衝撃・耐水性を備えたMIL規格に準拠しており、過酷な環境にも耐えるとしています。
男性の方であれば、このようなデザインに惹かれる方は多いのではないでしょうか。
ところどころに光沢感のあるオレンジの差し色があり、カッコ良さを演出しています。

画面にはPDA工房のPerfect Shield Plusという低反射フィルムを貼り付けました。
最初は純黒クリアという超低反射フィルムを購入したのですが、画面がぼやけて見えたので、交換してもらいました。
Perfect Shield Plusも反射はかなり抑えられていますが、画面は見やすく、使いやすいです。

ディスプレイはMIP液晶というものを採用しています。
以下の記事を参考にしたところ、MIP液晶は周囲の光を反射させて画面を表示しているようです。


そのため、日中の外で画面を確認してみましたが、バックライトを使っていないにも関わらず、はっきりと内容を確認できます。

室内でも、日中や、照明が点いている室内であれば画面の内容を確認できます。
電力消費が少ないため、常時表示の設定をしなくても、画面が常時表示されます。
秒数が表示されますし、心拍数の表示も1秒ごとに切り替わるのはうれしいです。

ですが、私は購入当初は秒数表示を常に表示しておけることを期待していたのですが、数十秒すると消えてしまいます。
消えてしまうと手首を持ち上げるなどの操作が必要です。

日中の外では非常にはっきりと画面を確認できる一方、暗い環境では画面が見えにくいです。

必要に応じてバックライトを点灯させて、画面を確認します。

内側には第5世代の光学式心拍センサーと専用の充電端子があります。

センサー部分の出っ張りは少ない印象です。

バンドの幅は22mmです。
一般的に販売されている22mmのクイックリリースタイプのバンドにも対応しているようです。
装着感

私の手首周りは手袋込みで18cm、手袋なしで17cmほどですが、ちょうど良いサイズ感だと思いました。
重みは感じません。

しかし、これまで使っていたGalaxy Fit3よりは大きいので、装着しているという感覚はあります。
私はあまり気になりませんが、睡眠時に装着していると気になると感じる方はいると思います。
操作性

タッチパネルは搭載されておらず、物理ボタンでの操作です。
ボタンは軽いながらも押した感触はしっかりと感じられます。
動作自体は非常にサクサクと動作します。
ボタン操作は、基本的に右上のボタンは決定、右下のボタンは戻る、左上のボタンはライト、左真ん中のボタンは上項目の選択、左下のボタンは下項目の選択になっています。

ウォッチフェイスが表示されている状態で右上のボタンを押すとアクティビティの選択画面が表示されます。

実行するアクティビティを選択することで、アクティビティを計測できます。

ブレスワークという呼吸エクササイズは、他社のスマートウォッチでは単体の機能として搭載されていることが多いのですが、Garminのスマートウォッチではアクティビティの1つとして登録されています。
左上のボタンを押すとバックライトが点灯します。
バックライトの明るさや、消灯するまでの時間はウォッチ本体やアプリで設定できます。

左上のボタンを2回押すと、上側面にあるライトが点灯します。

左上のボタンを長押しすると、コントロールの画面が表示されます。

左側の下二つのボタンを押すとショートカットが表示されます。
ショートカットと、先ほどのコントロールは重複する項目があり、ごちゃごちゃした印象を受けます。
ショートカットでは一部情報を参照できるので、個人的にはこちらのほうが使いやすいです。

左真ん中のボタンを長押しすると、メニューが表示されます。
ここではウォッチフェイスを変更したり、ウォッチの設定を変更したりできます。
多くの設定はアプリからも変更できますが、ウォッチフェイスの設定などはウォッチ本体からしか変更できません。

ウォッチフェイスの設定では、まずウォッチフェイスの種類を変更できます。

「データ」を選択すると、ウォッチフェイスで表示するデータを変更できます。
個人的に残念だったのは、ウォッチフェイスにストレス度合いを表示できないことです。

Body Batteryは表示できるので許容はできますが、ショートカットではストレス度合いを表示できるので、ウォッチフェイスでも表示できるようにしてほしいです。

ボタンの長押しでの操作のいくつかや複数ボタンの同時押しでの操作は「ショートカット」の設定項目で変更できます。
計測項目

第5世代の光学式心拍センサーを搭載しています。


Galaxy Fit3も装着して、6分間のHIITを計測してみたところ、Instinct 3のほうが急激な心拍数の変化も測定できていると感じました。
血中酸素濃度の測定もできます。


Galaxy Fit3では睡眠時でも90%を切ることは少なかったのですが、Instinct 3では80%台前半になっているときもありました。
どちらも医療機器ではなく、あくまで参考値ですが、良くない数値を出してくれたほうが、行動に気をつけるきっかけにはなると思います。

Garminスマートウォッチにはメーカー独自の、自分のバッテリー残量を数値化してくれるBody Batteryという機能があります。
Body Batteryは運動するか、休むか、ということを検討するときの参考になります。
しかし、Garminの同じ価格帯のVenu 4は心電図に対応していますが、Instinct 3は心電図には対応していません。
また睡眠は、設定した睡眠時間後にウォッチを操作してしまうと、その後は睡眠として判断されなさそうです。

例えば、起床時間にアラームが鳴り、そのアラームを消してしまうと、アラームが鳴った時間に起きたと判定されてしまいます。
機能性
ペアリングしているスマートフォンの通知を受け取れます。

LINEの通知に対して、Androidスマートフォンでは定型文での返信ができます。
一部アプリの通知は、右上の丸い部分にアプリアイコンが表示されます。

試しにXの通知を受け取ってみたのですが、アプリアイコンが鳥のアイコンなのは意図を感じます。

通知について、「スマート通知」という設定項目しかなく、アプリごとに通知を受け取るかどうかの設定はできません。

ウォッチで通知を受け取ったあと、そのアプリの通知をブロックすることで、そのアプリの通知がウォッチには届かなくなります。
ウォッチでは大事な通知のみ受け取りたいので、アプリごとに通知を受け取るかどうか設定できるようにしてほしいです。

1時間ほど動いていない状態だと、運動するように通知がきます。
これは座り過ぎを防止するという点で便利だと思います。
また、ビジネスのメールの通知など、あまり他の人に見られてはいけないような通知もあるかと思います。
Garminスマートウォッチは、以前まではウォッチを外していてもロックされず、他の人が操作して通知などを確認できてしまう状態でした。

それが、パスコードロック機能が追加され、パスコードを設定しておくと、ウォッチを外したときにロックされ、ロックを解除するためには4桁のパスコードが必要になりました。
個人的には求めていた機能ですが、不要であればパスコードを設定しないようにもできます。
さらに、起きるときのアラーム機能があります。

スマートアラームという、設定した時間の30分前から、眠りの浅いタイミングを判断して起こしてくれる機能があります。
最近はスマートアラーム機能がないものが多いなか、スマートアラームに対応しているのはうれしいです。
そして、Garmin Payという決済機能に対応しています。

Suicaを登録できるので、スマートウォッチで改札を通れます。
一方カードは、日本ではPayPay銀行、三菱UFJ銀行、ソニー銀行で発行されているVISAデビットカードのみ対応しています。
クレジットカードにも対応してほしいです。
音楽はペアリングしているスマートフォンで再生している音楽をコントロールできるだけで、ウォッチ単体で音楽再生はできません。
ただ、操作中に突然再起動してしまう現象が発生しました。
1週間ほど使って1度だけなので、許容できる範囲ではあります。
とはいえ、他の方のレビューを読むと、以前から突然再起動するような現象は確認されています。
常に健康データを計測したいという方には、不安があるかもしれません。
バッテリー


すべての測定項目をオンにし、血中酸素濃度測定は終日、ウォッチフェイスは毎秒切り替え、バックライトはほぼ使わない状態で、約4日間で59%のバッテリー消費でした。
単純計算では、100%の状態から1週間弱連続して使えます。
個人的には2週間ほど連続して使えることを期待していたので、そこまで長持ちではないと感じました。


しかし、血中酸素濃度測定はかなりバッテリーを消費するようで、測定を睡眠時のみにするだけでも、バッテリー持ちが良くなります。

また、今回レビューしているGarmin Instinct 3 Dual Powerは、「Dual Power」と付いていますが、これは専用ケーブルによる充電と、ソーラー充電に対応していることを示しています。
USB-Cケーブルで充電できるようになるとうれしいです。
Garminによると、ソーラー充電で無制限に使えるとのことですが、無制限に使うためには多くの機能を制限する必要があります。

ウォッチやアプリで、どれだけ太陽光が当たったかということも確認できます。
人も太陽の光に当たったほうが健康に良いと言われており、数値化してくれるのはありがたいです。
アプリ
「Garmin Connect」アプリで測定結果を確認したり、ウォッチの設定をしたりできます。

測定結果の一部はウォッチで確認できますが、アプリのほうがより詳しい内容まで確認できます。

以前までは測定結果をGoogle Fitと連携するためには、サードパーティ製のアプリを経由する必要があったと思うのですが、ヘルスコネクトで連携できるようになりました。

ウォッチの設定項目は多く、項目ごとの詳しい説明がアプリからは確認できないので、その項目を設定することでどのようになるのかというのが分かりにくいです。

また「Connect IQ」というアプリで、サードパーティ製のウォッチフェイスやアプリをウォッチに追加できます。
ただ、Garminサポートによると、サードパーティ製のものをウォッチにインストールしていると、動作が不安定になる可能性があるようです。

ちなみに、突然再起動してしまう現象が発生する前にサードパーティ製のウォッチフェイスをインストールしましたが、すでに削除していました。
防水性能
10気圧防水に対応しています。
水泳中でも装着し続けられます。

また、耐熱・耐衝撃・耐水性を備えたMIL規格に準拠しているため、かなり安心して使えると思います。
バリエーションと価格
45mmモデルと50mmモデルがあります。
タクティカル機能を搭載したTacticalモデルもあります。
通常モデルのカラーはBlackとSunburstというイエロー系のカラーです。
発売当初はWhitestoneという、ホワイト系のカラーもあったらしいのですが、すでに販売終了しています。
私は最近はホワイト系のカラーをよく使うようになっているので、販売を継続していてほしかったです。
通常モデルのGarminストアでの価格は、45mmモデルが71,800円、50mmモデルが79,800円です。
珍しいMIP液晶とソーラー充電機能を搭載しているとはいえ、価格は高めだと感じます。
この価格であれば、心電図や単体での音楽再生機能程度は搭載していてほしいです。
まとめ
今回は、Garmin Instinct 3 Dual Powerをレビューしました。
良い点
- 見た目によらず軽い
- MIL規格に準拠しており、タフ
- 男心をくすぐるデザイン
- 目にやさしいMIP液晶搭載
- Moveアラートがある
- パスコードロック機能がある
- スマートアラーム機能がある
- Suicaが使える
- ソーラー充電に対応している
- 10気圧防水に対応している
気になる点
- 睡眠時には気になるサイズ感
- UIが独特
- ウォッチフェイスにストレス度合いを表示できない
- 睡眠時間の計測が正確でない場合がある
- アプリごとに通知の受け取り設定ができない
- 突然再起動する現象が発生した
- 設定項目が複雑
- 価格が高め
良い点・気になる点をまとめると上のような感じです。
設定項目が複雑で、UIも独特なので、慣れるまでは難しいかもしれません。
また、以前より突然再起動する現象が報告されており、私も経験したので、安定性には不安があります。
一方、MIP液晶を搭載していて目にやさしく、ソーラー充電やゴツゴツとしたデザインなど、ロマンが詰まっているスマートウォッチだと感じました。
パスコードロック機能が搭載され、プライバシーに配慮されているのもうれしいです。
人とは違うスマートウォッチを使いたい方には選択肢になると思います。
