こんにちは、isukoです。
先日、SHARGE DISKをレビューしました。

M.2 SSDを内蔵できる、非常にコンパクトなSSDエンクロージャーです。
しかし、SSDのサイズが小さいぶん熱を持ちやすく、SHARGE DISKは冷却ファンを内蔵しているものの、熱で転送性能が落ちてしまいました。
その点、今回レビューするSHARGE Disk Plusは大きいサイズのM.2 SSDを搭載でき、冷却ファンを搭載していないながらも熱を持ちにくいです。
今回は、SHARGE Disk Plusをレビューします。
SHARGE Disk Plus 開封

パッケージ表面には製品の画像が印刷されています。

パッケージ裏面には製品の説明が書かれています。

パッケージを開封すると、中にはSHARGE Disk Plus本体と保護ケース、ドライバー、ネジ、熱伝導グリスシート、ナノ粘着剤、説明書が入っていました。

重さはSSDを装着した状態で59.6gです。
SHARGE Disk Plus SSDの取り付け

ネジを取り外し、SHARGE Disk Plusのフタを開きます。

横にケーブルが内蔵されていますが、これを外して内側を押すことでフタを開けられます。

SHARGE Disk Plus内部のネジを取り外します。

SSDに熱伝導グリスシートを貼り付け、SHARGE Disk Plus内部の端子にSSDを差し込みます。
SSDは2230、2242、2280サイズに対応しています。

ネジでSSDを固定します。

SHARGE Disk Plusのフタを閉じ、ネジを止めれば取り付けは完了です。
SHARGE Disk Plus レビュー
デザイン

薄くてコンパクトなのが特徴です。
薄さはわずか6mmと紹介されています。

10Gbpsのデータ通信に対応したケーブルが内蔵されているのも良い点です。
USB-Cケーブルは充電専用というものもあり、規格がわかりにくいので、確実にデータ通信に対応したケーブルが内蔵されているのは良いと思います。


また、USB-Cポートが2つあります。
1つは通信用、もう1つは充電用です。
通信は10Gbps、充電は100Wまでに対応しています。

SHARGE DISKはUSB-C端子が飛び出している形状で、端子が壊れてしまうと使えなくなってしまうので、その点は良くなっていると思います。

スマートフォンやタブレットなど、USB-Cポートが1つしかないデバイスでは、接続しつつ充電できるのが便利です。

SHARGE DISKは冷却ファンが内蔵されていましたが、SHARGE Disk Plusには冷却ファンがありません。

そして、Amazonの商品ページではマグネットでスマートフォンに吸着させたり、両端がL字のケーブルで接続している様子が紹介されていますが、これらは別売りです。
大きく紹介されているので、せめてマグネットプレートは付属しておいてほしいと思いました。
今回はこれらも提供していただきました。

マグネットはSHARGE Disk Plusに貼り付けるプレートと、スマートフォンなどに貼り付けるリングが入っています。
マグネットで吸着できるようになるのは便利ですが、厚みが増えてしまうのは残念です。

両端がL字のケーブルは珍しいと感じました。
性能
M.2 SSDはWD Black SN7100を装着して、Blackmagic Disk Speed Testで測定しました。

読み込みは750MB/sほど、書き込みは850MB/sほどでした。
10分ほどベンチマークを続けましたが、特に転送速度が落ちてしまうということはありませんでした。
発熱
ベンチマークを10分ほどしたあと触ってみましたが、すぐに熱さを感じるというわけではないものの、長時間は触っていられない程度の熱さでした。
以前レビューしたSHARGE DISKは素手で数秒持つのが厳しいほどだったので、それよりは改善されていると感じます。
スマートフォンの裏側に接続することをおすすめしていますが、重いデータを転送するなど、動作が長時間になる場合は注意が必要かもしれません。
10分間のベンチマーク中に転送速度が落ちなかったので、SSD自体の熱はうまく逃がせているのではないかと感じます。
カラーと価格
カラーは今回レビューしたグレーと、シルバーがあります。
Amazonでの通常価格は10,399円です。
まとめ
今回は、SHARGE Disk Plusをレビューしました。
良い点
- さまざまな種類のM.2 SSDに対応
- 薄くてコンパクトなデザイン
- 10Gbps対応のケーブルを内蔵
- 通信用と充電用の2つのUSB-Cポート
- 100Wの充電に対応
- 10分のベンチマーク中でも安定した転送速度
気になる点
- 冷却ファンなし
- マグネットアクセサリーと両端L字ケーブルは別売り
- マグネットアクセサリーを付けると厚みが増す
良い点・気になる点をまとめると上のような感じです。
マグネットでスマートフォンやパソコンに吸着できることを紹介していますが、マグネットアクセサリーは別売りです。
ここは付属しておいてほしいと思いました。
一方、ベンチマーク中でも速度が安定していたので、冷却ファンはないものの、放熱性能は高いようです。
薄くてコンパクトながら、ケーブル内蔵で、充電しながらデータ転送ができたりと、非常に多機能なSSDエンクロージャーだと感じました。

