こんにちは、isukoです。
先日私がスマートウォッチに求めるものを紹介しました。
その中で汗をかく場面で操作できるように物理ボタンで操作できることを挙げました。
その条件で調べてみると、GarminのForerunnerシリーズが物理ボタンで操作でき、良さそうだと感じました。
今回は、Garmin Forerunner 265をレビューします。
Garmin Forerunner 265 開封
パッケージ表面には製品画像が大きく印刷されています。
パッケージ裏面には付属品などの説明が書かれています。
パッケージを開封すると、製品本体が現れます。
製品の下には付属品が入っています。
USB-C to 独自端子の充電ケーブルと書類、ステッカーが入っていました。
ディスプレイ面はフィルムで保護されています。
背面のセンサー部は光沢感のあるものが多いなか、Forerunner 265はマットな質感になっています。
バンドは22mmのシリコン製で、クイックリリースタイプになっています。
やわらかく付け心地が良いですし、かなりの腕の太さに対応しています。
右側面にはボタンが2つあります。
右上のボタンはアクティビティ(ワークアウト)の選択画面に移行するボタンで、大きめになっています。
左側面には3つのボタンがあります。
重さは47.7gです。
Garmin Forerunner 265 レビュー
良い点
物理ボタンに対応
Forerunner 265は5つの物理ボタンを搭載しており、このボタンだけで操作を行えます。
タッチ操作も行えますが、手がぬれているとうまく操作できなくなることがあるので、物理ボタンだけで操作ができるのは使いやすいです。
またタッチ操作をしないことで画面を指紋で汚さなくて済みます。
常時表示ディスプレイ(AOD)対応
Forerunner 265は常に画面を表示したままにすることができます。
手首をひねらなくても時間や日付を確認することができるので便利です。
常時表示ディスプレイ(AOD)でも身体計測データが更新される
常時表示ディスプレイで画面がやや暗くなっている状態でも身体計測データが更新されます。
手首をひねらなくても心拍数などの情報を確認できるのは便利です。
ただこれは一部の文字盤のみなので、注意が必要です。
Body Battery機能がある
Garminのスマートウォッチは独自機能としてBody Battery機能があります。
Body Batteryとは自分自身のバッテリー残量を可視化してくれる機能です。
自分のバッテリー残量を把握することで、その後の行動の指針を決めやすくなります。
充電が早い
15%の状態で37分ほど充電すると、70%まで充電することができました。
私は入浴中に充電をするのですが、それだけの時間で翌日は十分使用できます。
座りすぎ防止アラートがある
Forerunner 265には1時間程度座りっぱなしでいると立ち上がって運動するようにうながす機能があります。
座りすぎは健康に良くないというのはよく言われているので、この機能は個人的には必須だと思います。
立ち止まったときにアクティビティ(ワークアウト)の計測を一時停止できる
Forerunner 265はアクティビティ(ワークアウト)の計測中に立ち止まったときに一時停止することができます。
より厳密に運動時間を測定したい人には便利な機能です。
ただ精度はあまり高くないので、自分で一時停止するほうが良いとは思います。
またこの機能はアクティビティ(ワークアウト)ごとに有効/無効を設定できます。
拡張性が高い
Forerunner 265はConnect IQ Storeに対応しており、文字盤やアプリをインストールすることができます。
Forerunner 265の機能をさらに拡張することができます。
推定体温が測れる
Forerunner 265はConnect IQ Storeから文字盤やアプリをインストールすることができます。
その中で「Estimated Body Temperature Data Field」というデータフィールドがあります。
データフィールドとはアクティビティ(ワークアウト)の測定画面で表示できる情報です。
このデータフィールドをアクティビティの測定画面に追加することで、推定体温を測ることができます。
実際に測定してみた感じでは涼しい場所ではある程度正しい温度に感じましたが、炎天下では非常に体温が高く表示されていました。
医療機器ではないので、参考程度に確認するのが良いと思いますが、ある程度体温が確認できるのは便利です。
Suica対応
Forerunner 265はGarmin Payに対応しており、その中でSuicaにも対応しています。
スマートフォンを持たなくても買い物ができますし、スマートフォンを出さなくても電車に乗れるのは便利です。
気になる点
バッテリーの持ちは3日ほど
常時表示ディスプレイや各種測定項目をオンにしてハードに使用すると、44%の状態から約23時間後のバッテリー残量は15%でした。
つまりバッテリーの持ちは3日ほどで、それほど長いという印象はありません。
ただ充電は早いので、毎日1回充電すれば翌日は十分使用できます。
充電が独自端子
充電が独自端子なので、専用のケーブルを用意する必要があります。
ただし後日紹介しますが、USB-C端子を独自端子に変換するアダプターがあるので、それほどデメリットではありません。
標準でGoogle Fitに連携できない
Garmin端末で測定した身体データは標準にはGoogle Fitに連携することはできません。
ただし「Health Sync」というアプリを使用すれば連携が可能です。
手から外したときにロックする機能がない
Forerunner 265は手から外したときにロックする機能がありません。
自動ロック機能はありますが、数秒間操作をしないとロックがかかり、物理ボタンを長押ししないと操作ができなくなるという仕様です。
またロック解除時にパスワードを入力して解除をするということはできません。
手から外したときにロックでき、パスワードでロック解除ができるようにしてほしいと思いました。
(2023年8月23日追記)
睡眠時に通知が来ないようにしたり、常時表示を無効にするというのは自動でおこなってくれますが、ロック機能は自動で作動しません。
睡眠時間は誤操作を減らすために自動でロックがかかるようにしてほしいです。
スマートアラームはない
スマートアラームとは、アラームを設定した時間より前に、眠りが浅いタイミングで起こしてくれる機能です。
Forerunner 265にはこのスマートアラームは搭載されていません。
ぜひスマートアラームは搭載してほしいです。
通知のアイコンがアプリアイコンでないものがある
Forerunner 265はスマートフォンの通知を受け取ることができますが、通知のアイコンがアプリアイコンでないものが多いです。
そのためどのアプリの通知かがわからないことがあります。
周りの人に通知の件名がわかってしまう
通知が来ると手首をひねらなくても通知の件名が表示されてしまいます。
プライバシーのために件名であっても手首をひねるまでは表示しないようにしてほしいです。
通知をまとめて消去できない
Forerunner 265側では通知は1つずつしか消去できません。
できればまとめて消去できるようにしてほしいです。
アクティビティ(ワークアウト)の自動検知機能はない
アクティビティ(ワークアウト)の自動検知機能はありません。
そのため運動をする前に測定を開始する必要があります。
ブレスワーク(マインドフルネス)の時間は変更できない
ブレスワーク(マインドフルネス)の時間は変更できません。
ただし呼吸法を選択でき、基本は15分ですが、「リラックスと集中(短)」は5分です。
タッチ操作に最適化されていない
Forerunner 265はタッチ操作にも対応していますが、Forerunner 255以前は物理ボタンでの操作のみに対応していました。
そのためUIが物理ボタンでの操作に最適化されており、タッチ操作では直感的でないことが多いです。
特にForerunner 265側で設定画面に移行するには左側の真ん中のボタンを長押しするしか方法がありません。
物理ボタンでの操作に加えてタッチ操作もしやすくなると、より使いやすくなると思います。
まとめ
今回は、Garmin Forerunner 265をレビューしました。
物理ボタンでの操作に最適化されていることもあり、それまでタッチパネルのスマートウォッチを使っていた人は戸惑うかもしれません。
しかしボタンだけで操作できるので、ディスプレイを指紋で汚さずに済みます。
またBody Battery機能はランナーでなくてもその日の自分の活動の指針を考えるうえで便利だと感じました。
手から外したときにロックする機能がなかったり、スマートアラーム機能がなかったり、スマートウォッチとしては物足りない点もありますが、それらがデメリットにならない人にとってはメリットが大きいのではないかと感じました。
ランナーでなくても便利だと思える機能は多いので、試してみてはいかがでしょうか。